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二宮清純「唯我独論」

第1111回 “精密機械・北別府”生んだ「怪物」への対抗心

 先週の金曜日に65歳で帰らぬ人となった元広島のエース北別府学さんは「技巧派」や「軟投派」と呼ばれることを嫌っていた。「その言い方には逃げたりかわしたりしているイメージがある」。こちらにそんなつもりは
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二宮清純「プロ野球の時間」

第769回 侍ジャパン次期監督にあの大物!?

 今春のWBCで、野球日本代表(侍ジャパン)を3大会ぶり3度目の世界一に導いた栗山英樹監督が任期満了退任となったことを受け、次期監督選びが熱を帯びてきた。<この原稿は2023年6月26日号『週刊大衆』
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二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

立ち続ける老将(古葉竹識)

 <この原稿は2013年12月5日号『ビッグコミックオリジナル』(小学館)に掲載されたものです> 東京新大学野球リーグに所属する東京国際大学が、初めて出場した全日本大学野球選手権でベスト4進出を果たし
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二宮清純「唯我独論」

第1110回 未来にタネを蒔く「ナレッジシェア」

 技術は「教わる」ものではなく「盗む」もの――。昭和のプロ野球では、こうした言説が幅をきかせていた。 その典型が400勝投手の金田正一と317勝投手の鈴木啓示の関係である。直球しか投げられなかった若き
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二宮清純「唯我独論」

第1109回 ジャイアント馬場がプロ野球に残っていたら

 プロレスアナウンサー時代、数々の名文句を生み出した古舘伊知郎。その中のひとつに“ひとり民族大移動”というものがある。身長223センチ、体重236キロの“大巨人”アンドレ・ザ・ジャイアントが花道をのっ
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二宮清純「プロ野球の時間」

第768回 “小さな巨砲”吉田正尚、門田博光

 メジャーリーグ(MLB)のボストン・レッドソックスで活躍する吉田正尚の身長は173センチである。年俸総額(5年)9000万ドル(約123億3000万円)もの高額契約を結ぶにあたり、身長の低さを不安視
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二宮清純「唯我独論」

第1108回 GHQの“政策”だった2リーグ制導入

 球界再編問題を奇貨として2005年にスタートしたプロ野球セ・パ交流戦は、今年で18回目を迎えた。制度設計の際、参考にしたのが1997年に始まったア・リーグとナ・リーグによるMLBインターリーグ。こち
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二宮清純「唯我独論」

第1107回 修行者に上下なし“名伯楽”中西太イズム

「コーチはね、そのチームで一番下手くそな選手と仲良くせにゃいかん」。それが、さる11日、90歳で世を去った中西太の持論だった。「なぜですか」と私。「(意識の)進んでいる子はギャアギャア言わんでも、ひと
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二宮清純「スポーツのツボ」

第248回 暗雲立ち込める札幌五輪の行方

 進むも地獄、退くも地獄といったとは、こういうことか。 札幌市が招致を目指す2030年冬季五輪・パラリンピックに暗雲が立ち込めている。<東京五輪・パラリンピックを巡る汚職、談合事件の影響で日本の機運が
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