第1119回 忘れられぬ03年 桜の戦士勇気付けた“戦メリ” 二宮清純 2023年8月16日 第1119回 忘れられぬ03年 桜の戦士勇気付けた“戦メリ”2023-08-16T21:23:57+00:00 二宮清純「唯我独論」 米英でアカデミー賞作曲賞を受賞した坂本龍一が世を去ったのは今年3月28日のことである。すぐに不世出の音楽家を偲ぶ追悼番組が各局で組まれ、茶の間には代表曲である映画『戦場のメリークリスマス』(1983 続きを読む
第773回 敬遠四球にミスター“無言の抗議” 二宮清純 2023年8月15日 第773回 敬遠四球にミスター“無言の抗議”2023-08-15T20:49:00+00:00 二宮清純「プロ野球の時間」 メジャーリーグで申告敬遠制度が導入されたのは2017年からだ。試合時間の短縮が最大の目的だった。日本のプロ野球も1年遅れの18年、同じ制度を導入した。<この原稿は2023年8月14日号『週刊大衆』に 続きを読む
第1118回 風化より救いある戦争報道の「風物詩化」 二宮清純 2023年8月9日 第1118回 風化より救いある戦争報道の「風物詩化」2023-08-09T11:42:11+00:00 二宮清純「唯我独論」 原爆の悲惨な記憶を後世に伝え、慰霊の意を表し、恒久の平和を祈る「ピースナイター」は、被爆地の球団・広島カープにとって特別な試合である。「6日の巨人戦はテレビで見とりましたよ。もう足が悪うて、球場まで 続きを読む
第253回 “庶民監督”森保一 ネームコーリング スポーツコミュニケーションズ 2023年8月8日 第253回 “庶民監督”森保一 ネームコーリング2023-08-08T18:11:37+00:00 二宮清純「スポーツのツボ」 無理して人に好かれようとは思わないが、わざわざ嫌われる必要もない――。 人間関係について聞かれると、きっと多くの人がこう答えるに違いない。 過日、心理学関係の本を読んでいて、「ネームコーリング」とい 続きを読む
拳に賭ける青春 井上尚弥 二宮清純 2023年8月3日 拳に賭ける青春 井上尚弥2023-08-04T11:33:44+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 <この原稿は2014年1月5日号『ビッグコミックオリジナル』(小学館)に掲載されたものです> プロデビュー4戦目での日本王座奪取は、元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎以来、23年ぶりの快挙である。 続きを読む
第1117回 井上尚弥 称賛が追いつかない異次元の強さ 二宮清純 2023年8月2日 第1117回 井上尚弥 称賛が追いつかない異次元の強さ2023-08-03T18:09:06+00:00 二宮清純「唯我独論」 「もう称賛の言葉は底をついた」。さる7月28日(日本時間)に行われたタイガース戦のダブルヘッダー、最初のゲームで完封したエンゼルスの大谷翔平は、45分後に始まった第2試合で2打席連続ホームランを記録し 続きを読む
第772回 甲子園、怪物たちの「世代」 二宮清純 2023年8月1日 第772回 甲子園、怪物たちの「世代」2023-08-01T15:49:28+00:00 二宮清純「プロ野球の時間」 プロ野球の世界で“~世代”という呼び名が定着したのは松坂大輔が最初だろう。<この原稿は2023年8月7日号『週刊大衆』に掲載されたものです> 言うまでもなく、1998年の春・夏の甲子園を制した横浜高 続きを読む
第1116回 津田恒実がいない30度目の夏 盟友は今もともに 二宮清純 2023年7月26日 第1116回 津田恒実がいない30度目の夏 盟友は今もともに2023-07-26T11:33:59+00:00 二宮清純「唯我独論」 現役時代、守備の名手として鳴らし、引退後は複数の球団でコーチを歴任、オリックスの監督も務めた森脇浩司には、今も自室の机の引き出しに大事にしまっている写真がある。今月20日、30回目の命日を迎えた津田 続きを読む
第252回 81歳プロレスラー グレート小鹿の「武勇伝」 二宮清純 2023年7月25日 第252回 81歳プロレスラー グレート小鹿の「武勇伝」2023-08-08T16:38:50+00:00 二宮清純「スポーツのツボ」 老いてなお盛ん、とはこの御仁のことを言うのだろう。 グレート小鹿、81歳。史上最年長のプロレスラー兼新潟プロレススーパーバイザーだ。 さる6月25日、新潟プロレス三条大会のリングで、6人タッグマッチ 続きを読む
第1115回 悩ましいAIとスポーツとの関係 二宮清純 2023年7月19日 第1115回 悩ましいAIとスポーツとの関係2023-07-19T12:13:30+00:00 二宮清純「唯我独論」 生成AI(人工知能)に関するニュースを目にしない日はない。もはや賛成か反対かという段階はとうに過ぎ、権利侵害を引き起こさないよう、どうルールを整備していくか、規制の網をかけていくかに論点は移りつつあ 続きを読む