ページのトップへ

渡辺俊介、サブマリンの極意<後編>

 渡辺俊介には「野球を続ける上で転機になった試合」がある。03年5月21日、Yahoo! BBスタジアム(当時)でのオリックス戦だ。<この原稿は2008年『プロ野球の一流たち』(講談社現代新書)に掲載
続きを読む

第615回 プロ野球「球界の官兵衛」は誰だ

「軍師官兵衛」。来年のNHK大河ドラマのタイトルだ。先日、仕事で黒田官兵衛の故郷・姫路に行くと駅に宣伝用の大きなポスターが貼られてあった。大河人気にあやかろうということか。 豊臣秀吉の軍師として知られ
続きを読む
二宮清純「スポーツのツボ」

第22回 2019年W杯「ベスト8」への布石(福岡堅樹)

 2020年東京オリンピック・パラリンピックに関する洪水のごとき報道に埋もれている観はあるが、前年の19年に日本ではラグビーW杯が開催される。ラグビーの盛んな欧州と南半球の地域以外では、初めてのW杯開
続きを読む

第614回 変人か先駆者か、四足走行で100M9秒台挑戦

 地上最速の動物とされるチーターはスピードに乗れば、ゆうに時速110キロを超えて走ると言われている。このチーターの走りを日夜、研究している珍しいアスリートがいる。四足走行「100メートル16秒87」の
続きを読む

渡辺俊介、サブマリンの極意<前編>

 日本を代表するサブマリンが海を渡る。千葉ロッテで13年間プレーした渡辺俊介が、メジャーリーグ(MLB)挑戦を表明した。渡辺は2001年にドラフト4位でプロ入りすると、チームの2度(05年、10年)の
続きを読む

第613回 「課題は右の精度」山中の左はさらに輝く

 左ストレートは向き合った相手の右耳の横を通過しているように見えた。しかし、あろうことかメキシコ人は腰からキャンバスに崩れ落ちた。3日前のWBCバンタム級世界戦。王者・山中慎介が8ラウンドにチャレンジ
続きを読む
二宮清純「スポーツのツボ」

第21回 日本代表にいないのが惜しい(中村俊輔)

 名人は、ちょっとしたGKの動きも見逃さなかった。「最初はファーサイドにフワッとしたボールを蹴ろうと思っていた。ところが助走の瞬間、GKが半歩前に出てきたので、思いっきり強いシュートを(ニアサイドに)
続きを読む

第612回 画期的だった川上さんの“信賞必罰”管理野球

 V9がスタートする前、巨人には年間320万円の賞金枠があったそうだ。シーズン終了後、タイトルホルダーに一定の額がボーナスとして支払われた。「シーズン終了後じゃ意味がない。シーズン中に渡してやらんと…
続きを読む
二宮清純「プロ野球の時間」

第544回 「迷ったときは、前に出ろ!」を実践した楽天・星野監督

 球団創設9年目で東北楽天ゴールデンイーグルスが初優勝を果たした。 就任3年目でチームをリーグ優勝に導いた星野仙一監督の手腕は称えてあまりある。 星野にとっては中日(1988年、99年)、阪神に続いて
続きを読む