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第620回 “平和の祭典”五輪に忍び寄るテロの影

 スティーヴン・スピルバーグが制作した映画「ミュンヘン」は1972年、ミュンヘン五輪でのパレスチナ武装組織「黒い九月」によるイスラエル選手団襲撃事件と、その後のモサド(イスラエル諜報特務庁)による報復
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第619回 木田優夫こそ永遠のジャーニーマン

「アイツは本当に野球が好きだよね」。今季限りでユニホームを脱いだ元中日の山崎武司が苦笑を浮かべて語っていた。 アイツとは同級生の木田優夫のことである。45歳の今季は独立リーグ「BCリーグ」の石川ミリオ
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二宮清純「スポーツのツボ」

第24回 「諦めない」それがミラクルの条件(佐藤寿人)

 残り2試合で、首位・横浜F・マリノスとの勝ち点は5差。横浜はひとつでも勝てば優勝だったのに対し、3位・広島は負けはもちろん、引き分けすらひとつも許されないという過酷な状況。これを引っくり返しての優勝
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第618回 大学NO.1投手、プロでの成功のカギ

 ホームランを868本も放った福岡ソフトバンクの王貞治球団会長によれば「デッドボールも野球のうち」である。ピッチャーではなく、バッターとして数々の記録を持つ“世界の王”が言うのだから、居住まいを正して
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二宮清純「プロ野球の時間」

第547回 中日の来季を占う“ドミニカ土産”

 中日のプレーイングマネジャーに就任した谷繁元信を支える森繁和ヘッドコーチと言えば、落合博満GMの懐刀として知られるが、編成面でも大きな役割を担っている。 11月初旬にはウインターリーグ視察のため、ド
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オリンピックに懸ける情熱 岡崎朋美

 6度目の五輪出場を目指すスピードスケーターがいる。42歳の岡崎朋美だ。1994年のリレハンメル五輪から5大会連続で出場しており、98年の長野五輪では女子500メートルで銅メダルを獲得した。通算5度の
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第617回 交流制限下の南アに渡った青木の信念

 1984年12月といえば、さる5日、95歳の生涯を閉じた南アフリカ元大統領のネルソン・マンデラは、まだ獄中にあった。 当時、日本政府は国際社会と歩調を合わせ、アパルトヘイト(人種隔離政策)を行ってい
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二宮清純「スポーツのツボ」

第23回 東京五輪、野球・ソフト復活の可能性

「あれぐらい、はっきり言うと皆、期待しちゃうよね。逆に少々、心配になりましたよ。IOCの会長が、あそこまではっきり言っちゃって大丈夫なのかなって……」 言葉の主は福岡ソフトバンクの王貞治球団会長。続け
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第616回 「1」が重荷になった赤ヘルの“大物ルーキー”

 東北楽天のドラフト1位ルーキー松井裕樹が背番号1を付けると聞いて、ふと28年前に現役を退いた“元大物ルーキー”のことを思い出した。 大久保美智男。1978年のドラフトで広島から2位指名を受け、宮城・
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二宮清純「プロ野球の時間」

第546回 腹を据えた指揮官に春再び遠からじ 埼玉西武・伊原春樹監督

 11年ぶりに埼玉西武ライオンズの指揮を執る伊原春樹は、就任早々、選手たちにこう問うた。「西武鉄道の初乗り運賃がいくらか知っているか?」 キョトンとした表情を浮かべ、互いに顔を見合わせる選手たち。無理
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