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第459回 工夫と鍛錬+少しの偶然が球速を伸ばす

 一冬越すと、いきなり球速が15キロも速くなっていた。ウソのようなホントの話だ。  近鉄に西川慎一というサウスポーのリリーバーがいた(その後、阪神−広島)。97年には51試合、98年には61試合に登板
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二宮清純「プロ野球の時間」

第411回 ダンディーに泥臭く……理論派の鬼コーチ 巨人・川口和久投手総合コーチ

 広島、巨人で主に先発投手として活躍したサウスポーの川口和久が巨人の投手総合コーチに就任した。1軍、2軍を横断的に見ることになりそうだ。 川口は昨年と今年、臨時投手コーチとして春季キャンプ中、巨人の若
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第458回 国民感情よりソロバン勘定のテレビ局

「地球の裏側にもうひとつ別の野球があった」。そんな名言(迷言)を残して日本を去ったのが「赤鬼」と呼ばれた元ヤクルトのボブ・ホーナーである。 それにならっていえば、私が少年の頃、日本にはセ・リーグとは別
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二宮清純「プロ野球の時間」

第410回 星野、楽天改革の第一歩は上原獲り!?

 東北楽天ゴールデンイーグルスの次期監督に阪神タイガースの星野仙一オーナー付シニアディレクターの就任が決定的となった。 2008年の北京五輪で星野は日本代表を率い「金メダルしかいらない」と啖呵を切った
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第457回 W杯招致疑惑でみえたFIFAの深い闇

<(W杯開催国を決める)選挙を巡っては、明確なルールは定められていない。たとえば日本の国政選挙のように街頭演説は何時まで、戸別訪問は家のどの場所まで、と決められているわけではない。要するに、何でもあり
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二宮清純「プロ野球の時間」

第409回 野球を知り尽くした「有言実行」の名将 中日・落合博満監督

 過去、中日の監督を最も長く務めたのは、来季から東北楽天の指揮を執ることが確実視されている星野仙一の11年。その間、2度リーグ優勝を果たしている。星野は2003年、阪神でもセ・リーグ王者になった。だが
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遅咲きの和製大砲 多村仁

 7月の中頃、セ・リーグの打撃成績の欄から横浜・多村仁外野手の名前が消えた。さる6月29日、神奈川県内の高速道路を運転中に事故を起こし、左肩や目を強打した。調子が良かっただけにチームにとっても本人にと
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第456回 西村M打順固定で“強者”への第一歩

「日本には12人のドン・ジマーがいる」。かつてこう吐き捨てた外国人選手がいた。日本の監督は選手の起用法が一定しない、と暗に言いたかったのだ。 ドン・ジマーといえば思い出されるのがヤンキース・ベンチコー
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第455回 風呂で己を磨く遠藤とマエケン

 朝寝朝酒に加え、朝湯が大好きといえば民謡「会津磐梯山」の歌詞に出てくる小原庄助だ。「それで身上つぶした」というオチがついている。朝湯にはかつて流行した朝シャンなどとは違い、贅沢な時間の流れが感じられ
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