第385回 アニキ・金本の価値ある決断 二宮清純 2010年5月4日 第385回 アニキ・金本の価値ある決断2015-09-13T00:47:05+00:00 二宮清純「プロ野球の時間」 「チームが勝つためならば自分の記録は途切れても構いません。勝つための手段として、僕は(スタメンから)はずれます」 4月18日の横浜との試合前、阪神の金本知憲は真弓明信監督に自らそう切り出した。決然とし 続きを読む
スター誕生の瞬間 坂本勇人 二宮清純 2010年5月2日 スター誕生の瞬間 坂本勇人2015-09-13T01:00:42+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 「スター誕生!」 そう口にしたくなるような一発は4月6日、東京ドームの阪神戦で飛び出した。 5回表、巨人は4対0とリードを広げ、なおも無死満塁。 打席には19歳の坂本勇人。高卒2年目のショートストップ 続きを読む
第432回 自分に勝ち具志堅超え狙う長谷川 二宮清純 2010年4月28日 第432回 自分に勝ち具志堅超え狙う長谷川2015-09-13T00:59:03+00:00 二宮清純「唯我独論」 朝起きて歯を磨き、口をゆすぐ。「このままゴックンと飲んでしまったら、どれだけ楽だろう」。WBC世界バンタム級王者・長谷川穂積はいつも考える。 街を歩いていると無意識のうちにジュースの自動販売機に目が 続きを読む
第384回 新説「江夏の21球」 二宮清純 2010年4月27日 第384回 新説「江夏の21球」2015-09-13T00:47:05+00:00 二宮清純「プロ野球の時間」 「江夏の21球」については、作家の山際淳司さん(故人)をはじめ、いろいろな書き手があらゆる角度から検証を試みている。 1979年の日本シリーズ第7戦。9回裏、4対3と広島、1点リード。 しかし近鉄も反 続きを読む
第431回 勝負どころで牙をむく前田智の代打屋ぶり 二宮清純 2010年4月21日 第431回 勝負どころで牙をむく前田智の代打屋ぶり2015-09-13T00:59:03+00:00 二宮清純「唯我独論」 手負いの狼ほど恐ろしいものはない。自ら獲物を襲うことはないが、自らのテリトリーを脅かされると牙をむいて猛然と逆襲に転じる。カープの前田智徳を見ていると、そんな印象を抱いてしまう。 度重なるケガが原因 続きを読む
第383回 投手にスイッチを入れる職人業の「眼力」 千葉ロッテ・西本聖コーチ 二宮清純 2010年4月20日 第383回 投手にスイッチを入れる職人業の「眼力」 千葉ロッテ・西本聖コーチ2015-09-13T00:47:05+00:00 二宮清純「プロ野球の時間」 昨季、62勝77敗5分と借金を15もつくって5位に終わった千葉ロッテが開幕ダッシュに成功した。 4月15日現在、15勝5敗1分。2位の埼玉西武に3ゲーム差をつけて首位を走っている。 昨季と比較して、 続きを読む
工藤公康の投球論<後編> 二宮清純 2010年4月18日 工藤公康の投球論<後編>2015-09-13T01:00:42+00:00 二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 工藤は語る。「なぜ、そんなことをやったかというと、王(貞治)監督から“工藤、城島を一人前に育ててくれ”と頼まれたからです。 主戦キャッチャーが一人前にならない限り、そのチームが強くなることはありえま 続きを読む
第430回 「自民党の夏」と重なる岡田ジャパン 二宮清純 2010年4月14日 第430回 「自民党の夏」と重なる岡田ジャパン2015-09-13T00:59:03+00:00 二宮清純「唯我独論」 岡田ジャパンを見ていると妙な既視感にとらわれる。それは昨年夏、自民党が大惨敗を喫した衆議院の解散総選挙だ。 解散前、麻生内閣の支持率は20%(毎日新聞調べ)だった。「首相を代えなければ負ける」。何人 続きを読む
第382回 「打って走って守る」松井の決意 二宮清純 2010年4月13日 第382回 「打って走って守る」松井の決意2015-09-13T00:47:05+00:00 二宮清純「プロ野球の時間」 「DHの選手がチーム最高の年俸を取っているのはおかしい。打って走って守ってこそ一人前の選手なんです」 かつて、こう語ったのは西武監督時代の広岡達朗だ。田淵幸一を指した言葉だった。 これに反発した田淵は 続きを読む
巨人・木村拓也コーチ、死去 二宮清純 2010年4月7日 巨人・木村拓也コーチ、死去2015-09-13T00:59:03+00:00 二宮清純「唯我独論」 7日、くも膜下出血で入院していた巨人の木村拓也内野守備走塁コーチが死去した。37歳だった。木村コーチは2日に行なわれた広島戦(マツダスタジアム)の試合前、ノックをしている最中に突然倒れた。救急車で広 続きを読む