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第376回 ハンド宮「異業種交流」の成果

 ひとつの世界に長い間どっぷり漬かっていると、どうしても視野が狭くなる。その弊害を取り除き、活力の創出や双方の相乗効果を狙って始めたのが、企業間の「異業種交流」である。最近では銀行の総合研究所やコンサ
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二宮清純「プロ野球の時間」

第328回 名将は「孤独」を楽しむ

 いつだったか、東北楽天・野村克也監督が懐かしそうな口ぶりでこう語ったことがあった。「どの監督でも影響を受けた監督に似てくると思うんです。私自身もふっと鶴岡一人さんの影響を受けているな、と思うことがあ
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第375回 千両役者イチローならではの大団円

 水戸黄門が最初から葵の御紋の入った印籠を取り出したらドラマにならない。耐えて耐えて耐え忍ぶから見る側は最後の最後の場面で留飲を下げることができるのだ。 この3週間、どれだけの日本人がイチローの手のひ
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二宮清純「プロ野球の時間」

第327回 守備要員から打撃職人にスイッチなるか 中日・藤井淳志外野手

「春の椿事」といったら怒られるだろうか。 目下(3月16日現在)、打率4割6分9厘、4本塁打、12打点でオープン戦の3冠王。中日の藤井淳志が当たるを幸いとばかりに打ちまくっている。 もっとも本人は数字
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二宮清純「唯我独論」

第374回 見る者を“トリコ”にするプエルトリカン

 プエルトリカンと聞いて、真っ先に思い出すのはWBC、WBAで3階級を制覇したウィルフレド・ゴメスだ。WBC世界ジュニアフェザー(現スーパーバンダム)級で17連続KO防衛という途轍もない記録を打ち立て
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二宮清純「プロ野球の時間」

第326回 オリックスはパの台風の目か!?

 1980年代から90年代にかけて、最強のプロ野球チームは西武だった。8度の日本一と13度のリーグ優勝を達成している。西武王朝を築き上げたのは森祇晶だ。チームを6度の日本一と8度のリーグ優勝に導いた。
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WBCで露呈した野球超大国アメリカの品格<後編>

 ゲームの公正さを担保する審判だってそうだ。今回37人の審判がゲームを裁いたが、このうち22人がアメリカ人。これで公正さが保たれるだろうか。 3月12日の日本対米国戦ではとんでもない“事件”が起きた。
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二宮清純「プロ野球の時間」

第325回 独立リーグから巣立ったスピードスター 福岡ソフトバンク・金無英投手

 レッドワーブラーズの出身と聞いて、すぐに「あそこか」とわかる人は、余程の野球ファンである。大概の人は「どこ、それ? アメリカの独立リーグ?」と戸惑うのではないか。 日本初のプロ野球独立リーグ「四国・
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