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二宮清純「プロ野球の時間」

第337回 日本では珍しい「左利きの右打者」

 ここまで打ちまくれば、もはや「春の椿事」と一笑に付すことはできまい。 5月10日現在、115打数43安打、打率3割7分4厘。巨人の坂本勇人が当たるを幸いとばかりに打ちまくっている。 坂本といえば、昨
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第384回 危機感足りぬ泥縄式の補強策

「大山鳴動して鼠一匹」。結論から言えば、そんなところか。新型インフルエンザへの政府の対応は、あまりにも画一的だった。政府の行動計画は今回のウイルスが弱毒性であるにも関わらず強毒性を前提に作成されており
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二宮清純「プロ野球の時間」

第336回 「監督の器」とは何かをその身で語る名将 ドジャース ジョー・トーリ監督

 メジャーリーグ、ナショナル・リーグ西地区で首位を快走するドジャースの指揮官、ジョー・トーリといえばメジャーリーグを代表する名将だ。 ヤンキース時代、4度の「世界一」と6度のリーグ制覇を成し遂げている
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第383回 横浜フロントの過失割合は?

 過失割合という言葉がある。主に交通事故における過失の度合いを表す際に使われる。野球においても同じことが言える。低迷の責任を負うべき割合はフロントが何割で監督やコーチが何割で選手が何割か。アバウトでは
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二宮清純「プロ野球の時間」

第335回 PL学園OBがプロで成功する理由

 4月18日の東京ヤクルト対広島戦、好投のマエケンこと前田健太は、ヤクルト宮本慎也に1発を浴びただけで敗戦投手になった。7回を、わずか5安打におさえたにもかかわらず……。 振り返って思った。マエケンも
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バスケットの伝道師 仲西淳

 マイケル・ジョーダンに憧れてバスケットボールを始めた。少年の頃はいつも4つ年上の兄と一緒にジョーダンのプレーを食い入るように見つめていた。 15歳の夏、仲西淳少年は運命的な出会いを果たす。ジョーダン
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第382回 臓器移植法改正と鶴田さんの死の意味

 1970年代から80年代にかけて、日本のリングで猛威を振るったスタン・ハンセンやブルーザー・ブロディ(故人)と名勝負を展開したジャンボ鶴田さんが世を去って今日が9回目の命日だ。享年49。 取材では随
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二宮清純「プロ野球の時間」

第334回 修羅場くぐり「日本一のキャッチャー」へ 広島東洋・石原慶幸捕手

 WBCで連覇を果たした侍ジャパン。侍大将の原辰徳監督を総合コーチとして支えたのが元西武監督の伊東勤である。 伊東といえばキャッチャーとして8度の日本一を誇る名捕手である。監督としても2004年に日本
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第381回 海を渡った喘息患者の希望の星

 映画「オールド・ルーキー」の主人公ジム・モリスは2年間で、わずか15イニングしか投げていないにもかかわらず、メジャーリーグで最も偉大なピッチャーのひとりである。 実戦から遠ざかること、実に10年。高
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二宮清純「プロ野球の時間」

第333回 井川、阪神復帰の条件と可能性

 上原浩治(オリオールズ)に続き、川上憲伸(ブレーブス)もメジャーリーグデビューを白星で飾った。 二人ともコントロールがいいから大崩れしない。今後もローテーションの柱としての期待が持てる。 一方、すっ
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