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二宮清純「スポーツのツボ」

第53回 松田宣浩、ミスター継承の秘技

二宮清純「スポーツのツボ」(第2、4火曜更新)

 なぜか右手をひらひらとさせながらファーストに送球する。長嶋茂雄のサードの守備には華があった。 少年時代、この“右手ひらひら”を真似したご同輩は少なくないのではないか。 かくも現役時代はサービス精神旺
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二宮清純「スポーツのツボ」

第52回 馬場イズムを体現した革命児(天龍源一郎)

二宮清純「スポーツのツボ」(第2、4火曜更新)

 角界からプロレス入りし、39年間にわたってリング狭しと暴れ回った天龍源一郎が、今年11月限りでの現役引退を発表した。 引退の理由は65歳という年齢からくる衰えではなく、妻・まき代さんの看病。記者会見
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二宮清純「スポーツのツボ」

第51回 日本一奪回への「不動の軸」(阿部慎之助)

二宮清純「スポーツのツボ」(第2、4火曜更新)

 ファーストミットを持つ姿もだいぶ様になってきた。キャッチャーからファーストにコンバートされた巨人・阿部慎之助がキャンプ地の宮崎で、はつらつとした動きを披露している。 昨季、阿部は首の故障もあって、大
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二宮清純「スポーツのツボ」

第50回 最速2階級制覇の次を狙う怪物(井上尚弥)

二宮清純「スポーツのツボ」(第2、4火曜更新)

 ライトフライ級のリミットが48.9キロであるのに対し、スーパーフライ級のそれは52.1キロ。ボクシングの世界において、3.2キロの体重差は大きな意味を持つ。パンチの重みが格段に違うのだ。ひとつの被弾
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二宮清純「スポーツのツボ」

第49回 マイナスから黄金期へ駆け上がる(原晋)

二宮清純「スポーツのツボ」(第2、4火曜更新)

「当然、今回も(総合優勝を)狙いに行くんですけど、実際のピークは次なんですよ。今回はプレッシャーが少ない中で、勝てればいいなと……」 箱根駅伝の3週間前、青山学院大学陸上競技部の原晋監督は東京・町田の
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二宮清純「スポーツのツボ」

第48回 たる募金からカープ女子まで

二宮清純「スポーツのツボ」(第2、4火曜更新)

「カープは“たる募金”から生まれた市民球団。そんなファンの善意が実って選ばれた賞。ただの流行ではなく、これからも続いていく。来年は絶対に優勝したい」 広島カープを熱烈に応援する女性ファンを表す「カープ
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二宮清純「スポーツのツボ」

第47回 さらば、魅惑の“村主ワールド”

二宮清純「スポーツのツボ」(第2、4火曜更新)

 彼女こそは「氷上のアクトレス」と呼ぶにふさわしいアスリートだった。 2002年ソルトレイクシティ大会5位、06年トリノ大会4位と五輪2大会連続入賞を果たしたフィギュアスケートの村主章枝が引退を表明し
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第46回 細部から進む「エディー革命」

二宮清純「スポーツのツボ」(第2、4火曜更新)

 ニュージーランドの先住民族マオリ族の血を引く選手たちで構成されるラグビーチームを「マオリ・オールブラックス」と呼ぶ。世界6、7番目の実力を誇るといわれている。世界ランキング11位(試合前)の日本代表
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二宮清純「スポーツのツボ」

第45回 「もっともっと」で伸びる期待株(石川祐希)

二宮清純「スポーツのツボ」(第2、4火曜更新)

 バレーボールの全日本男子がオリンピックで金メダルを獲ったのは1972年のミュンヘン大会だから、今から42年前のことである。 64年の東京大会で銅、68年のメキシコ大会で銀と着実に力をつけ、ついに表彰
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第44回 上げ潮ゆえに大きい期待と覚悟(緒方孝市)

二宮清純「スポーツのツボ」(第2、4火曜更新)

 成績が下降しているチームなら、大ナタを振るえばいい。新監督に求められる役割は簡単だ。 むしろ、カジ取りが難しいのは上げ潮ムードのチームを任されたケースだろう。前任者の路線を踏襲しながらも、自らの色を
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