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第669回 文太さんばり「代打の神様」の決め台詞

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 転移性肝ガンによる肝不全のため、81歳で他界した俳優・菅原文太がパーソナリティーを務めるラジオ番組に呼ばれたのは4年前のことだ。恥ずかしいことに憧れの大スターを前に何を話したか、さっぱり覚えていない
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第668回 75年初優勝支えた“元祖カープ女子”

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 広島カープを熱烈に応援する女性ファンを表す「カープ女子」が、その年、話題になった言葉に贈られる「ユーキャン新語・流行語大賞」年間トップ10に選ばれた。 授賞式の挨拶で広島県出身のモデル大井智保子は「
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第667回 球界の定説「外野手出身に名監督なし」覆るか

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 来季から指揮を執る5人の新監督の中に、外野手出身者が2人いる。広島の緒方孝市と東京ヤクルトの真中満だ。4年目を迎える北海道日本ハムの栗山英樹を合わせると、外野手出身者は3人になる。 外野手出身に名監
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第666回 ボクサーの側に立ってルールの歩み寄りを

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 JBCが、それまで未公認だったWBO、IBFを承認し、加盟したのは昨年4月のことである。これにより、日本もWBA、WBCと合わせて“4団体時代”に突入した。既にIBFでは高山勝成、亀田大毅、WBOで
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第665回 セガサミーを躍進させた初芝監督の指導法

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 社会人野球の二大タイトルは夏の都市対抗と、秋の日本選手権である。2005年創部のセガサミーは、これまで都市対抗に7回出場しているが、最高の成績は2回戦(08年、09年、12年)。初戦負けが4回もある
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第664回 歴史は繰り返す 流れ変える魔球カーブ

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 福岡ソフトバンクの3年ぶりの日本一で幕を閉じた日本シリーズ。チームに流れを引き寄せたのは2戦目に先発した武田翔太だった。放物線を描くように落ちるカーブを武器に6回2死までひとりの走者も許さなかった。
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第663回 「4時間待ち」も次に生きる経験

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 一説によると人間の集中力は90分が限界らしい。4時間も待たされては、たまったものではない。 23日に行われたアジアパラ競技大会、車いすテニス男子シングルス決勝を制したのは世界ランキング1位の国枝慎吾
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第662回 消える父子のキャッチボール

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 長屋の前での父・一徹と息子・飛雄馬の熱のこもった“投球練習”は劇画『巨人の星』になくてはならないシーンである。1960年代から70年代にかけて、日本中のそこかしこでグラブの鳴る音が響き渡っていた。 
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第661回 “歓喜より安堵の涙”過酷な監督業

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 昨年10月、老衰のため93歳で亡くなった川上哲治は14年間の監督生活で「2度ばかり辞めようと思ったことがある」と生前、語っていた。 1回目は64年のオフ。この年、巨人はリーグ優勝を逃したばかりでなく
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第660回 奇襲も三味線作戦もプロ野球の一部

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 スポーツマンシップに反すると言えば反するかもしれない。一方でプロなのだから、これくらいはありだろう、と思わないこともない。 試合前の西武球場に一瞬、緊張が走ったのは今から32年前、1982年10月9
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