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第501回 世界を仕留める「ヒットマッスル」

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 主に広背筋のことをボクシングの世界では「ヒットマッスル」と呼ぶ。パンチ力の源とされている。「ヒットマン」の異名を取ったトーマス・ハーンズ(米国・元5階級王者)にインタビューしたのは、今から21年前の
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第500回 克服すべき「義足ランナー」への好奇の目

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 熱戦が続く韓国・大邱での陸上世界選手権。ファイナルに進出できなかったものの、男子400メートルに出場した義足ランナー、オスカー・ピストリウス(南アフリカ)には大きな拍手が送られた。 周知のようにピス
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第499回 少年少女よ「小石」にスポーツを学べ

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 外で遊ぶ子供が減っているという報告がある。確かに昨今、相撲をとるどころかキャッチボールをする子供にも、とんとお目にかかれなくなった。「三丁目の夕日」の世界は遠のくばかりだ。 そもそも「SPORT」の
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第498回 如水館・迫田監督 38年前と同じ真骨頂

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 懐かしい野球を観た。これぞ迫田穆成の野球である。そして、春夏合わせて計7度の全国優勝を誇る名門・広島商が強かりし頃に得意としていた野球である。 ベスト8の座をかけた如水館(広島)対能代商(秋田)戦は
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第497回 ライバル不在意味するダルの苛立ち

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 ライバル対決こそは“プロ野球の華”である。日本のプロ野球は沢村栄治が投げ、景浦将が打つことによって始まった。 プロ野球のリーグ戦は1936年にスタートした。初めてのチャンピオンシップは同年12月、洲
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第496回 シンデレラを召使いに戻してはならない

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 団体としては初の国民栄誉賞受賞。「なでしこ」の面々と関係者には、心よりお祝い申し上げたい。 震災後、沈滞ムード一色のこの国と国民に対し、粘り強い戦いを通じて、これ以上ないほどの勇気と希望を与えたこと
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第495回 「アンチカリスマ型」なでしこ佐々木監督

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 リーダーシップからフォロワーシップへ――。「なでしこジャパン」を世界一に導いた佐々木則夫監督はスポーツ界における新しいタイプの指導者と言えるだろう。 ニックネームは「ノリさん」。オヤジギャグを連発し
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第494回 なでしこが五輪招致活動の「顔」に

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 乾坤一擲とは、こういうことを言うのだろう。1−2で迎えた延長後半12分だ。キャプテンマークを付けた澤穂希が宮間あやの左コーナーキックに飛び込んだ。ニアサイドの死角。右足のアウトに引っかけた。ボールは
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第493回 2浪した“平昌の執念” さて東京は?

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 受験生にたとえて言えば“2浪”の末に合格を決めたようなものだ。招致の意向を示したのが1999年だから、長い長い道のりだった。2018年冬季五輪の開催地に決定した韓国・平昌には心よりお祝い申し上げたい
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第492回 王者・下田、「天才肌」から「天才」に

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「言葉使いが全く変わった。入ってきた頃と比べると、別人みたいですよ」。最近、2人のスポーツ選手について、別の関係者から同じ感想を聞いた。ひとりがプロ野球、北海道日本ハムの若き主砲・中田翔。そして、もう
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