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二宮清純「唯我独論」

第348回 武蔵川理事長の“速攻”改革に期待

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 鋭い立ち合いから前みつをとり、速攻の寄り――。横綱・三重ノ海の相撲にはスピード感があった。磨きに磨きあげた技術が横綱としてはさして大きくない体を支えた。「私はねぇ、歯の浮くようなきれい事を並べ立てる
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二宮清純「唯我独論」

第347回 第2回WBCは「イチロージャパン」

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 日本代表チームのことを「ジャパン」と呼んだのはラグビーが最初ではなかったか。とりわけラグビーファンのみならず多くの国民に親しまれたのが「宿沢ジャパン」だ。 代表監督に就任したばかりの宿沢広朗(故人)
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二宮清純「唯我独論」

第346回 「分析されている」意識弱かった星野ジャパン

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 日本のスコアラーの技術レベルは、ある意味、世界一かもしれない。先頃、NHKが「とどかなかったメダル 〜星野監督が語る北京での戦い〜」という番組を放送した。三宅博スコアラーを中心としたロジスティックス
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二宮清純「唯我独論」

第345回 WBCは新体制で臨むべき

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 北京五輪で金メダルが期待されながらメダルなしに終わった星野ジャパン。韓国、キューバ、米国、すなわち表彰台に上がった3カ国に対しては0勝5敗。力負けと言わざるをえない。 帰国前、星野仙一監督は「叩くの
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第344回 土佐リタイアの裏側

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 中国はさすがに統制国家である。国民には法令順守の精神が叩き込まれている。それが証拠に救急車までが信号を守るのだ。 マラソンの取材は地下鉄を乗り継ぐに限る。17日の女子マラソン、10キロ、25キロ、3
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第343回 グルジア侵攻に“及び腰”IOC

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 モスクワから南南東の方角へ約2時間半。切り立った短剣のようなカフカスの山々を越えると、赤茶けた大地が見えてくる。 私が初めてグルジアを訪れたのは1989年2月のことだ。当時はソビエト連邦を構成する1
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二宮清純「唯我独論」

第342回 清水が世界王座を「与えられる」日まで

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 報われない死闘を演じ続けたボクサーがいる。元東洋太平洋バンタム級王者の村田英次郎だ。 世界王座に4度挑み、2分け2敗。2度のドローは村田に軍配が上がってもおかしくない試合だった。紙一重の差に泣き続け
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第341回 犬飼新会長が挑む「社会教育」改革

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 日本サッカーの舵取り役は川淵三郎氏から犬飼基昭氏へ――。政治にたとえていえば小泉(純一郎)政権の後に竹中(平蔵)政権が誕生したようなものだ。サッカー関係者へのメッセージは「改革続行」である。 過日、
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第340回 “英雄原点”社会人の誇りに「野茂賞」を

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 もう随分前の話だが、現役引退を表明した野茂英雄に「野球をやっていて一番うれしかったシーンは?」と聞いたことがある。メジャーリーグでの2回のノーヒッターか、はたまたドジャース時代の2回の地区優勝か、あ
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二宮清純「唯我独論」

第339回 新鮮に感じた2人の老将の振る舞い

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 会釈をしない。相手の目を見て話さない。相手が近くにいるのに、わざわざメールで用件を伝える。そんな若手社員が増えているという話を、ある企業の人事担当者から聞いた。「通信機器が発達するにつれ、人間本来が
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