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第393回 J秋春制移行 自治体の協力も不可欠

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「ガラパゴス携帯」という言葉がある。国内市場だけに特化して競争を繰り広げているうちに世界市場から取り残されてしまった日本製携帯電話のことを指す。 サッカーのJリーグも、このままでは「ガラパゴスリーグ」
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第392回 八重樫スカウトがホレた菊池の集中力

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 スワローズの東北地区担当スカウト八重樫幸雄といえば、現役時代は極端なオープンスタンスが代名詞だった。晩年は代打の切り札として活躍した。 八重樫のことを初めて知ったのは、彼が高校(仙台商)3年生の夏だ
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第391回 チームを停滞させる泥縄式補強

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 レフトを守っていたのは、小学生でもなければ二日酔いの中年男性でもない。歴とした元メジャーリーガーである。 いささか旧聞に属する話で恐縮だが、4日の横浜戦で広島のアンディ・フィリップスが打球の目測を誤
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第390回 ハンド宮崎と“カエル跳び”の共通点

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 来季からスペインでプレーするのはエスパニョールと契約したサッカーの中村俊輔だけではない。ハンドボールの宮崎大輔もスペインでプレーする。移籍先はアルコベンダス。昨季は1部リーグ16チーム中14位だった
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第389回 “行間”読み解いてこそのデータ

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 データが真実の断片を浮き彫りにすることは確かにある。だが、それは決して真実の全体像ではない。 海の向こうから続々と野球に関する指標が押し寄せている。金融工学なるものを生み出し、それに自らが踊り、結果
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第388回 社会人野球から第二の草野を探せ

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 貧打の東北楽天にあって、ひとり気を吐いているのが4番の草野大輔である。打率3割6分8厘で、目下、首位打者。柔らかいフォームで広角に打ち分ける熟達の技術は篠塚和典(現巨人打撃コーチ)張りだ。「似ている
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第387回 マット界は三沢さんの「戦死」無駄にするな

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

元プロレスラーで全日本プロレスでも活躍した垣原賢人さんが、13日に急逝した三沢光晴さんに全日本入団の挨拶を行なったのは1998年2月のことだ。握手をかわそうとした瞬間、垣原さんは三沢さんの異変に気が付
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第386回 美しくないサッカー審判5人制

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 審判5人制はサッカーにとって喜ぶべきことなのか、悲しむべきことなのか……。 FIFA(国際サッカー連盟)のゼップ・ブラッター会長は先頃、審判を3人から5人に増員し、来季からスタートする欧州リーグで試
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第385回 NBA復帰へ田臥「最後の挑戦」

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 田臥勇太(リンク栃木ブレックス)に吉報が届いたのは5月28日の朝だった。エージェントのマーク・コンスタインからメールが届いていた。「なぜこの時期に…」。通常NBAで翌シーズンの契約に関する動きが本格
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第384回 危機感足りぬ泥縄式の補強策

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「大山鳴動して鼠一匹」。結論から言えば、そんなところか。新型インフルエンザへの政府の対応は、あまりにも画一的だった。政府の行動計画は今回のウイルスが弱毒性であるにも関わらず強毒性を前提に作成されており
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