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第413回 西村新監督がまずやるべき“脱ボビー”

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 自分の色を出すということは、すなわち前任者の色を消すということでもある。前任者が偉大であればあるほど、それを急がなければならない。自分の目指す野球とは何か。新監督はメッセージを明確に選手たちに伝える
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第412回 プラスにならない“やましきリップサービス”

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 やましき沈黙――。聞いていて背筋が凍るほど衝撃的な証言だった。 NHKがこの8月に放送した「日本海軍 400時間の証言」の一場面。誰もが太平洋戦争は無謀だと知りつつ、止められなかった。「自分の意見を
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第411回 常に世界を意識させる稲盛語録

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 カリスマと呼ばれる人物が近年、めっきり少なくなった。政治の世界においてしかり、経済の世界においてしかり、スポーツの世界において、またしかり。 そんななか威風あたりを払っているのが京セラ創業者で現名誉
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第410回 尾花監督 最初の仕事は“藤井探し”

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 横浜の新監督に就任した尾花高夫は今でも玄界灘に面した唐津への墓参りを欠かさない。そこにはホークス時代、苦楽をともにした藤井将雄が眠っている。 99年、尾花は当時の監督・王貞治の要請でホークスの1軍投
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第409回 工藤少年は反骨心、さて菊池は

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「おい坊や、アイスコーヒーな」。先輩の命令は絶対である。「はい、わかりました」。しかし球場にアイスコーヒーなど置いてあるわけがない。 恐る恐るひとりの先輩に訊ねた。「アイスコーヒー、どこにあるんですか
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第408回 困窮独立リーグにNPBの支援を

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 野球独立リーグの先行きに黄信号が点滅している。 先頃、四国・九州アイランドリーグの福岡レッドワーブラーズが経営の立て直しをはかるため、来季のリーグ戦に参戦しないことを決めた。球団は存続し、11年から
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第407回 日米で発揮 マニエル監督の『勝ち運』

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 科学的根拠は皆無だが「勝ち運」を持った選手は洋の東西を問わず、確実に存在する。球団史上初の2連覇を目指し、ヤンキースとWシリーズを戦っているフィリーズ監督のチャーリー・マニエルなどはその典型だろう。
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第406回 運命の悪戯……ドラフトの“裏ドラマ”

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 ベテランスカウトの秘話は、もうひとつのプロ野球の裏面史である。「イチローについては今でも苦い思い出ですね」。そう振り返るのは元北海道日本ハム編成部スカウト部長の三沢今朝治(現信濃グランセローズ代表取
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第405回 「広島・長崎五輪」で地方都市に夢を

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 久しぶりに「共催」(Co-hosting)という言葉を聞いた。前回はサッカーのW杯だったが、今回は五輪だ。 周知のように2020年夏季五輪開催に向け、被爆都市の広島・長崎両市が立候補する方向で検討に
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第404回 「球界版徳政令」CS制度見直しを

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 勝率5割を切ったチームでも3位以内に入れば出場の権利を得られる現行のCS(クライマックス・シリーズ)制度に、真っ先に賛成する代議士がいるとすれば、きっと亀井静香郵政・金融担当相だろう。 吹けば飛ぶよ
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