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二宮清純「唯我独論」

第353回 真のWBCへ イチローの重い問いかけ

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「北京の流れから(WBCを)リベンジの場ととらえている空気があるとしたら、チームが足並みを揃えることなど不可能」。目の覚めるような正論だ。一部に「一選手が言うべきことではない」との声もあるが、誰かが言
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二宮清純「唯我独論」

第352回 球界の命綱「時間短縮」もっとシビアに

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 教師が答案用紙に採点結果を書いて生徒に返すだけでは教育とは呼べない。指導とも呼べない。なぜこの点数になったのか、冷徹な検証が必要である。 今季のプロ野球は「試合時間マイナス6%」を目標にスタートした
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二宮清純「唯我独論」

第351回 岩隈「キープダウン」で“神様”に近づいた

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 ホームラン王というタイトルが打撃部門にあるのだったら「最少被本塁打王」というタイトルが投手部門にあってもいいのではないか。規定投球回数に達した投手の中で、最もホームランを打たれなかった投手は誰か。こ
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二宮清純「唯我独論」

第350回 “教えながら教わる”台湾で成長した渡辺監督

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「洋行帰り」に箔がつくのは何もビジネスの世界に限った話ではない。野球界でもコーチ留学、コーチ修行といえば、取りも直さずそれは渡米を指す。翻って韓国球界や台湾球界で禄を食んでいると聞くと、つい「都落ち」
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二宮清純「唯我独論」

第349回 球界は「人財」育てる環境を

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「地位が人をつくる」とは、よく言ったものだ。クライマックスシリーズ出場を巡り、中日と熾烈な3位争いを演じる広島の4番・栗原健太の活躍を目にするたびに、つくづくそう思う。 開幕からここまで全試合に4番と
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二宮清純「唯我独論」

第348回 武蔵川理事長の“速攻”改革に期待

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 鋭い立ち合いから前みつをとり、速攻の寄り――。横綱・三重ノ海の相撲にはスピード感があった。磨きに磨きあげた技術が横綱としてはさして大きくない体を支えた。「私はねぇ、歯の浮くようなきれい事を並べ立てる
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二宮清純「唯我独論」

第347回 第2回WBCは「イチロージャパン」

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 日本代表チームのことを「ジャパン」と呼んだのはラグビーが最初ではなかったか。とりわけラグビーファンのみならず多くの国民に親しまれたのが「宿沢ジャパン」だ。 代表監督に就任したばかりの宿沢広朗(故人)
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第346回 「分析されている」意識弱かった星野ジャパン

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 日本のスコアラーの技術レベルは、ある意味、世界一かもしれない。先頃、NHKが「とどかなかったメダル 〜星野監督が語る北京での戦い〜」という番組を放送した。三宅博スコアラーを中心としたロジスティックス
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二宮清純「唯我独論」

第345回 WBCは新体制で臨むべき

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 北京五輪で金メダルが期待されながらメダルなしに終わった星野ジャパン。韓国、キューバ、米国、すなわち表彰台に上がった3カ国に対しては0勝5敗。力負けと言わざるをえない。 帰国前、星野仙一監督は「叩くの
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第344回 土佐リタイアの裏側

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 中国はさすがに統制国家である。国民には法令順守の精神が叩き込まれている。それが証拠に救急車までが信号を守るのだ。 マラソンの取材は地下鉄を乗り継ぐに限る。17日の女子マラソン、10キロ、25キロ、3
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