パラ水泳

自ら立てた目標に対する強烈なこだわりと挑戦 ~木村敬一インタビュー~

 2歳の時に先天性の網膜剥離で視力を失った競泳の木村敬一。これまで4大会連続でパラリンピックに出場し、2021年の東京大会では悲願の金メダルを獲得した。さらなる活躍が期待されるパリ大会を前に、当HP編集長・二宮清純がその […]

花岡恵梨香(パラ水泳)<後編>「カーリングとの二刀流」

二宮清純: パラスポーツには障がいの程度によるクラス分けがあります。花岡さんがジャパンパラ水泳競技大会に初出場した2017年はS6でしたが、現在はS8(SB8、SM8)に変わりました。花岡恵梨香: 障がいの種類や程度は様 […]

花岡恵梨香(パラ水泳)<前編>「清水建設で競技続行」

 パラ水泳・女子50メートル背泳ぎ(S8クラス)日本記録保持者の花岡恵梨香は、2017年に本格的に競技を始め、国内トップスイマーとなった。2020年に清水建設株式会社入社後は、車いすカーリングにも挑戦するなど、活躍の場を […]

長野凌生(パラ水泳)<後編>「パラ水泳に貢献したい」

伊藤数子: 中央大学在学中は水泳部に所属して、障がいの有無に関わらず他の部員と一緒に練習をしていました。それは今も変わらないのですね。長野凌生: はい。卒業後も大学にお世話になっています。私自身、障がいが軽いということも […]

長野凌生(パラ水泳)<前編>「ブレない最終目標」

 先天性の弱視である長野凌生はパラ水泳の競技大会に出場する一方で、2022年の日本社会人選手権水泳競技大会にも挑戦するスイマーだ。中央大学在学時は水泳部に所属し、オリンピックを目指す選手たちとトレーニングを積んできた。2 […]

過酷な難民生活を乗り越えてたどり着いた夢の舞台 ~パラアスリート、イブラヒム・フセインインタビュー~

 シリア内戦で右脚の一部(ふくらはぎから下)を失ったイブラヒム・フセイン選手。塗炭の苦しみを乗り越え、パラリンピックの難民選手団の一員となった。その壮絶な人生と、自身の使命について当HP編集長・二宮清純と語り合う。&nb […]

江島大佑(パラ水泳)第5回「集大成の東京パラリンピック」

二宮清純: 現在31歳になられて、初めてのパラリンピック出場から12年が経ちました。体力的な衰えは?江島大佑: 長い距離を泳ぐ場合はスタミナが必要となりますが、50メートルなどの短距離はより集中力やメンタル面の方が重要と […]

江島大佑(パラ水泳)第4回「“エジパラ”で伝えたいこと」

伊藤数子: 江島選手は若手選手との合同合宿“エジパラ”を開催しています。開催のきっかけは?江島大佑: 今までは選手が集まっての合宿は日本身体障がい者水泳連盟主催のものしかなかったんです。それも強化指定選手と育成選手という […]

江島大佑(パラ水泳)第3回「レベルアップする世界」

二宮清純: 初出場のアテネパラリンピックから2大会連続出場となった2008年北京パラリンピックはいかがでしたか?江島大佑: 北京パラリンピックでは中国がかなり強くなってきていました。世界レベルも上がっていった。僕が100 […]

江島大佑(パラ水泳)第2回「完敗で目が覚めた」

二宮清純: 水泳を再び始めようと決意しても、久しぶりにプールに入るのは怖かったのでは?江島大佑: そうですね。まずは、水の中に入って軽く泳ごうと思ったところからスタートしました。かつて水泳を習っていたイトマン京都のコーチ […]

江島大佑(パラ水泳)第1回「やっぱり水泳が好きだった」

 水泳日本代表として3度のパラリンピックに出場した江島大佑選手。初出場となったアテネパラリンピックでは4×50メートルリレーの第1泳者として、銀メダル獲得に貢献した。リオデジャネイロパラリンピックは代表に内定しながら、原 […]

山田拓朗(パラ水泳)第4回「東京パラリンピックで目指すもの」

二宮: 4度目のパラリンピックを終えて、直近の目標はどの大会になりますか?山田: 来年9月にメキシコで世界選手権がありますので、まずはこの大会へ向けて調整を進めていくという感じですね。 二宮: リオデジャネイロ […]

山田拓朗(パラ水泳)第3回「金メダルゼロからの出発」

二宮: リオデジャネイロパラリンピックで日本の金メダル獲得数はゼロという結果に終わりました。以前は河合純一さんや成田真由美さんが1大会で複数の金メダルを獲得していました。過去に比べると、日本勢がトップに立つことが難しくな […]

山田拓朗(パラ水泳)第2回「3度のパラリンピック出場で学んだこと」

二宮: 水泳を始めたのは3歳からだとお聞きしました。どんなきっかけで始めたのでしょう?山田: 元々、僕は水をすごく怖がっていたみたいで、「それではダメだ」と両親がスイミングスクールに連れて行ったそうなんです。  […]

山田拓朗(パラ水泳)第1回「初のメダルを掴んだ4度目のパラリンピック」

 12年越しの銅メダルである。水泳日本代表の山田拓朗選手は、4度目のパラリンピック出場となったリオデジャネイロ大会において、男子50メートル自由形(S9)で自身初のメダルを獲得した。弱冠13歳でパラリンピック出場を果たし […]

鈴木孝幸(パラ水泳)第4回「障害者への柔軟な対応を!」

二宮: 鈴木選手は遠征や大会など、海外経験も豊富ですが、バリアフリーという点では、海外と比べて日本はいかがでしょう?鈴木: 日本は遅れている、という人もいますが、意外に海外よりも進んでいる面もあると思いますよ。特に公共施 […]

鈴木孝幸(パラ水泳)第3回「挑戦者から追われる立場へ」

二宮: 大学4年の時に北京パラリンピックに出場し、アテネでは出場しなかった50メートル平泳ぎでは、予選で世界新記録を樹立し、金メダルに輝きました。平泳ぎが得意種目となったきっかけは?鈴木: アテネ大会の時、個人メドレーの […]

鈴木孝幸(パラ水泳)第2回「変わりゆくパラリンピックの価値観」

二宮: 水泳を始めたきっかけは?鈴木: 保育園の頃に、家族にすすめられたんです。最初は、特にやりたいと思っていたわけではありませんでした。言われるがままに水泳教室に行っていたという感じでしたね。 二宮: はじめ […]

鈴木孝幸(パラ水泳)第1回「100分の1秒の争い」

 アテネ、北京、ロンドンと3大会連続でパラリンピックに出場し、計5個(金1、銀1、銅3)のメダルを獲得した競泳日本代表の鈴木孝幸選手。北京、ロンドンでは競泳チームのキャプテンも務めた。2020年東京オリンピック・パラリン […]

秋山里奈(パラ水泳)第4回「リオ、東京への思い」

二宮: 3回目の出場にして、悲願だった金メダルを獲ったわけですが、帰国後は忙しかったでしょう?秋山: そうですね。いろいろなところに挨拶に行ったり、取材の機会をいただいたりして、結構忙しい日々を送りました。アテネでも銀メ […]

寺西真人(パラリンピック競泳日本代表コーチ)第4回「12メートルプールの恩恵」pあら

二宮: 寺西さんはこれまで5人のパラリンピアン、そして3人のメダリストを育ててきたわけですが、学校ではどんな練習をしたのですか?寺西: 実は学校のプールは12メートルしかないんです。だから、なかなか正確なタイムを把握する […]

寺西真人(パラリンピック競泳日本代表コーチ)第3回「タッパーの心得」

二宮: タッピングは見た目以上に難しそうですね。寺西: 選手との呼吸が大事になりますね。0.2秒でもタイミングが遅いと、壁に衝突してしまいますし、かといって早ければいいというものでもありません。特にターンの時はあまり早い […]

寺西真人(パラリンピック競泳日本代表コーチ)第2回 意外なタッピング棒の正体

二宮: 視覚障害者の水泳で欠かせないのがターンやゴールを選手に合図するタッピングです。寺西: タッピングをする人を「タッパー」と呼び、そのタッパーが選手に合図するために使用している道具を「タッピング棒」と言います。&nb […]

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