ボート
「赤字の五輪ボート競技場 東京都が約6億円かけ新施設」 年末の新聞に躍った見出し。五輪に関しては賄賂や談合など、ネガティブなニュースが続いているので、あまり目に留まらなかったのかもしれない。しかし、これまで問題は過去のト […]
愛媛県にとって初の単独地元開催となる「愛顔(えがお)つなぐえひめ国体・えひめ大会」がいよいよ目前に迫ってきた。開会式は9月30日、会期前競技は9月9日から始まる。今回のダイキ倶楽部ではダイキボート部、弓道部の国体にかけ […]
1月3日、恒例の「新春えひめスポーツの集い」が行われた。11回目の開催となった今回は松山市内の会場に過去最高の350人の参加者が集まった。今年10月に迫った地元開催の「愛顔(えがお)つなぐえひめ国体」に向け、愛媛県スポ […]
今回のDAIKI倶楽部は、1年の総括として愛媛スポーツ界を振り返ってみる。2016年を一言で表せば、約10カ月後に開催が迫った「愛顔つなぐえひめ国体」に向けて大きく弾みをつける1年となった。 今季最大のトピ […]
ボート/武田、負傷に耐え入賞 前回の当欄で既報のとおり、10月のいわて国体において愛媛県は天皇杯(男女総合)7位、皇后杯(女子総合)5位という成績を残した。当初の目標を上回るこの好成績には総合優勝を飾った弓道 […]
6月11~12日、今秋のいわて国体に向けた、ボート愛媛県代表(成年男子・成年女子)の選考会が実施された。場所は愛媛県今治市の玉川ダム漕艇場。ダイキ・ボート部の武田大作はダブルスカルで選考会に参加した。 「い […]
すでに夏のような暑さも感じられるこの頃、ボート部と弓道部の活動も活発になってきた。この5月は両部ともに好成績を残している。 ◆ボート武田、朝日レガッタで手応え ボート部・武田大作には、朝日レガッタ4連覇の期待 […]
4月に入り平成28年度が始まった。職場や学校など環境が新しくなるなど、新年度はフレッシュな気持ちになる季節である。愛媛県体育協会の大亀孝裕会長の「新年度スタートにあたって」の意気込みを紹介しよう。 ◆大亀会長 […]
2015年も多くのスポーツシーンが人々の心を動かした。愛媛県では、「2015紀の国わかやま国体」で1203.5点を獲得。天皇杯(男女総合)順位で13位に入った。昨年の21位からジャンプアップし、2年後の「愛顔(えがお) […]
「ボートを漕ぎたくない」 大学3年時の谷川早紀は、それほどまでに悩んでいた。全日本大学選手権(全日本インカレ)、全日本選手権で連覇を逃し、個人としては無冠に終わった。4年生は引退し、チームでは谷川たちの学年が最上級生となっていた。
苦悩の日々だった早稲田大学での1年目は冬を越え、春を迎えた。しかし、学年の変わった新たなシーズンでも、谷川早紀は順風満帆なスタートを切れなかった。
ボート強豪校の今治西高校で、谷川早紀は1年時から主力を任された。2年時はチームの誰よりもタイムが速く、愛媛県総合体育大会ではシングルスカルで上位に入った。その実力は指導する井手勝敏監督も「他の高校生と比べても能力的にはトップクラス」と認めていた。だが、なぜか試合となると勝ち切れず、全国大会(インターハイ)にはあと一歩進めなかった。
「初めてボートに乗った時は感動しました」 名門・早稲田大学漕艇部の谷川早紀は、その時の感激を今でも忘れられない。今治西高校に入学する直前の2月、漕艇部に入部することを決めていた谷川は練習に参加した。1学年上の先輩と2人乗りの艇に乗り込んだ。その時はボートについて右も左も分からなかった谷川は、あくまで乗っただけ。あとは先輩に漕いでもらったのだ。「先輩が1回漕いだだけで、ボートがサァーッと進んだんです。その感覚に『おぉー』と感動したのを覚えています」。元々は野球少女だった谷川が現在もオールを漕ぎ続けているのは、その時に味わった艇が進む快感を、忘れられないからだ。