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金満中国に耐え忍ぶ、か弱い日本でいいか

 6億円。一般人には到底手の届かない大金だが、前日付のスポニチには、2人のスポーツ選手がこの額を手にしたという記事があった。一人は巨人の阿部慎之助、もう一人はゴルフの松山英樹である。 厳密にいうと阿部
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自信があるから生まれるW杯“楽観論”

 まずは楽観論が語られ、続いて選手、あるいは通から「そんなに甘いものではない」という声があがる――大雑把にいうと、W杯本大会の組み合わせが決まってからの日本はそんな流れになっていた。 悪い流れではない
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地方クラブ連覇で見えてしまったJの“寂しき”経済力

 脱帽である。土下座をしてもいい。わたしにできるありとあらゆる「参りました!」をすべて繰り出したとしても、彼らがなし遂げたことの評価としてはまるで足りない。本当に、本当に、本当に素晴らしいサンフレッチ
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生死懸けた熱戦の同時開催はもったいない

 優勝争いはもちろん興味深い。だが、個人的には優勝争い以上に楽しみにしているのが、昇格、降格を争う戦いである。Jに限ったことではない。たまたま滞在している国で入れ替え戦やプレーオフが行われているとなれ
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更迭要求する声と続投決断の難しさ

 更迭を要求する声がいつも正しいとは限らない。 6年前の今頃、シーズン途中から指揮をとった外国人監督の解任、更迭を要求する広島ファンの声は決して珍しいものではなかった。続投を決定したフロントに対する批
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守備固めに逃げた日本はまだ本物ではない

 大迫が生んだ勝利だった。オランダ戦における彼のゴールがなければ、チームは完全に自信を喪失していただろうし、監督の更迭以外に再生の道はなくなっていた。壊れかけたチームを踏みとどまらせた薩摩隼人の一撃が
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内容求めるザッケローニ監督にはまだ希望がある

 作り上げるのは難く、壊すのは易しい。いかなる伝説的なチームであろうとも、結果が伴わなければ不協和音が噴出する。敗戦、それも零敗を続けてしまった日本代表がおよそ一枚岩には見えなくなってきているのも、当
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本気のベルギーから味わいたい刺激的な敗戦

 勝ったことのある人間は、勝利によって得られる喜びを現実のものとして思い起こすことができる。もう一度味わいたいという思いが、苦境を乗り切るための力になってくれる。かつてドゥンガが「勝ったことのあるやつ
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岡崎2得点の報道に見た日本人の精神的成長

 古くからのファン、特に日本代表を応援していたファンにとって、10月は哀しい思い出が詰まった月でもある。 木村和司が伝説的なFKを決めながら、韓国に地力の差を見せつけられたのは85年10月26日だった
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世界に衝撃“バルサ型”U17日本の行方

 ここに来て急速に変質しつつあるが、近年のバルセロナほど、共通した哲学に貫かれたチームはなかった。ボールポゼッションを、状況によってはリスクと考える人間が多い中、彼らはあくまでも勝利への最短距離である
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