ページのトップへ

ザ・ストッパー 守護神たちの気概<前編>

 試合の幕引きを任される投手――。その守護神的役割を果たす投手をストッパーと呼ぶ。現在の代表例は、日本プロ野球(NPB)通算最多セーブを誇る岩瀬仁紀(中日)だ。 NPBでは、1960年代に中日の投手コ
続きを読む

第489回 開花した中田「世界の王」との共通点

 通算868本塁打の王貞治が初めてホームラン王に輝いたのはプロ入り4年目、1962年のシーズンである。この年、38本塁打を放った王は、それ以降、13年連続でキングの座を独占した。 前年、127試合に出
続きを読む
二宮清純「プロ野球の時間」

第443回 深刻な貧打の一因の「高い買い物」 広島・チャッド・トレーシー外野手

“身の丈経営”をモットーとする広島カープが総額約1億円(推定)を投じて獲得した“大物助っ人”チャッド・トレーシーが出場選手登録から外れ、帰国した。「股関節に痛みがあるようだ。状態もよくないし、本人と相
続きを読む

第488回 相撲協会の改革阻む「ごっつあん体質」

<私の場合、1500万円で買ったものが3億円で売れた。私はその金が借金の支払いに回るため、表に出してもよかったが、相手が金の出所を突かれたくないという事情もあって裏のままの取り引きにした>(『八百長 
続きを読む

スモウの知られざる必殺技大研究<後編>

 格闘技の強さを語るとき、柔道やプロレスには関節技があるが、相撲にはそれがない。よって相撲よりも柔道やプロレスのほうが強い、というひとがいるが、これはまったくのウソ。一瞬のうちに決めてしまう相撲の関節
続きを読む

第487回 八百長問題 統治者側にも責任

「貧すれば鈍する」ということわざは韓国にもあるのだろうか。 サッカーの韓国プロリーグ「Kリーグ」の八百長問題は泥沼の様相を見せ始めた。5人の選手が逮捕されただけでも一大事なのに、ついに自殺者まで出てし
続きを読む
二宮清純「プロ野球の時間」

第441回 この「右腕」なくしてはありえないV奪回 埼玉西武・岸孝之投手

 右脇腹痛で出遅れた埼玉西武・岸孝之が5月21日、交流戦の対中日戦で今季初勝利を挙げた。5回2失点。ベンチはコンディションを見ながら球数を増やしていく方針のようだが、この男の復活なくして巻き返しはあり
続きを読む

第486回 当たりまえに感謝…沢村、景浦に顕彰を

 女性は西日本を代表する織布会社の次女だった。いわゆる深窓の令嬢である。女子大生の身ながら、ひとりで球場にやってきて、投手のボールの角度が、一番よく分かる席に腰かけた。 18歳の令嬢は、この時も球場に
続きを読む
二宮清純「プロ野球の時間」

第440回 最も日本プロ野球に影響を与えた外国人選手、ダリル・スペンサー

 プロ野球において、近年、外国人選手は1チーム4人まで一軍登録することができる。 しかしルール上、野手のみ4人、ピッチャーのみ4人というのは許されない。つまり、4人を同時に使おうと思えば野手3人とピッ
続きを読む