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二宮清純「唯我独論」

第322回 中田に不可欠、守備の師匠

 素人に毛の生えた程度といったら叱られるかもしれないが、その所作はお世辞にもプロのレベルに達しているとはいえなかった。開幕2軍スタートが決まった怪物ルーキー中田翔(北海道日本ハム)の内野守備である。「
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二宮清純「プロ野球の時間」

第275回 中田翔は清原の二の舞?

 将来を嘱望される右の長距離砲、しかも高卒ルーキーとなれば清原和博(現オリックス)以来だろう。 北海道日本ハムの“怪物ルーキー”中田翔(大阪桐蔭)のバットが注目を集めている。2月10日、阪神との練習試
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二宮清純「唯我独論」

第321回 女子マラソン中村は“経験不足”をアドバンテージに

「マラソンって、沿道にこれだけ(大勢の)人がいるんですね」。あっけらかんとした口調だった。初マラソン初優勝。大方の予想どおり、北京行きの最後の搭乗チケットは激戦の名古屋を制した中村友梨香の元に届けられ
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背番号「3」の再臨<後編>

 26年ぶりの「背番号3」を目の当たりにして、なぜ、少年時代、あれほどまでに長嶋茂雄が好きだったのか、やっと謎が解けた。つまり「背番号3」は躍動の象徴だったのだ。「3」という背番号そのものが美しいので
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二宮清純「プロ野球の時間」

第274回 メジャーで史上初の「日本人バッテリー」誕生か 香川オリーブガイナーズ・堂上隼人

 四国アイランドリーグ(今季から四国・九州アイランドリーグ)は昨秋の大学生・社会人ドラフトで三輪正義(香川オリーブガイナーズ−東京ヤクルト)をはじめ、過去最多の6選手をNPB(日本プロ野球組織)に送り
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二宮清純「唯我独論」

第320回 サッカー日本代表の「戻るべき場所」

「自分たちには戻るべき場所があった」。ラグビー・トップリーグのMS杯を制したサントリー清宮克幸監督のコメントだ。「流れが悪くなったら、そこに戻るというゲームプラン。まずチャレンジする。うまくいかない。
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二宮清純「プロ野球の時間」

第273回 若手注目株は松坂(西武)と松山(広島)だ

 松坂は松坂でも、こちらはダイスケではなくケンタだ。 中日にFA移籍した和田一浩の後釜として西武・渡辺久信監督が最も期待を寄せているのがプロ5年目の松坂健太である。 昨季終盤に1軍に上がり、3試合に出
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二宮清純「唯我独論」

第319回 物価高でプロ野球は生き残れるか

 原油価格の高騰によりガソリンは昨年の同時期に比べ16.4%も値上がりした。4月からは輸入小麦の価格が30%引き上げられる。小麦が原料として使われているのはパンや麺だけではない。食品に加えビールなども
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二宮清純「プロ野球の時間」

第272回 チーム再建のカギはやはり「マウンド」 埼玉西武・渡辺久信監督

 昨季、埼玉西武ライオンズは26年ぶりのBクラス(5位)に転落した。その再建を任されたのが前2軍監督の渡辺久信だ。 渡辺監督は西武時代、6度の日本一と10度のリーグ優勝を経験している。 投手として19
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背番号「3」の再臨<前編>

 球場へ向かう道は県外からの車であふれていた。渋滞の中には九州各県はもちろん、遠く東北や関東のナンバープレートを付けた車も見受けられた。 2月12日。宮崎キャンプが始まって12日目の土曜日、今日こそ長
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