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二宮清純「唯我独論」

村田諒太引退へ 名画となったゴロフキン戦 ~二宮清純特別寄稿~

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 あれ以上の試合を望むファンがいたとしたら、それはグリード(欲張り)だろう。2022年のボクシング年間最高試合に、昨年4月9日に行われたWBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太対IBF同級王者ゲンナジ
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二宮清純「唯我独論」

第1094回 Jリーグ“2度目の創業”に問う豊田章一郎氏の言葉

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 今年はJリーグにとって節目の30周年。トヨタ自動車名誉会長の豊田章一郎氏が97歳で大往生を遂げたのは、開幕3日前の2月14日のことだった。 訃報に接し、Jリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏は、自らのツ
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二宮清純「唯我独論」

第1093回 天心は無頼派の好漢になれるか

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「よそ者が入ってきた時って、一番楽しいじゃないですか。変なヤツいるよって」。行き詰った社会を変えるのは「若者、バカ者、よそ者」とも言われる。 キックボクシングで42戦無敗の“神童”那須川天心が4月8日
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二宮清純「唯我独論」

第1092回 「多様性」「包摂的な社会」反映する国民栄誉賞授与に

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「当たり前と言ったら当たり前」。テニス界のレジェンド杉山愛がテレビで語ったように、4大大会で歴代最多の50勝(シングルス28勝、ダブルス22勝)、パラリンピックのシングルスで3回の優勝を果たした車いす
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二宮清純「唯我独論」

第1091回 「ドーナツ」を見ながら現実も見る森保監督

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 その人物が楽観主義者か悲観主義者かを見分けるにあたり、ドーナツをリトマス試験紙代わりに利用する方法がある。これは俗に“オスカーの手法”と呼ばれるもので、「幸福な王子」などで知られるアイルランド出身の
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二宮清純「唯我独論」

第1090回 朴正煕をも動かした63年野球日韓戦の原点

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 WBCのカードで最も熱を帯びるのが日韓戦だ。大会前に、その原点を探ってみたい。 サッカーにおける日韓戦の原点は、1954年スイス大会のアジア地区予選である。韓国の李承晩大統領は代表チームを日本に送り
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二宮清純「唯我独論」

第1089回 猪木さんは「ホウキ」をスターにした名伯楽でもあった

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 昨年10月1日に79歳で世を去った元プロレスラーで参議院議員を2期務めたアントニオ猪木さんが叙位・叙勲を受けた。日本人プロレスラーとしては初の栄誉だという。「兄貴も天国で喜んでいると思います」とは、
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二宮清純「唯我独論」

第1088回 “森保ノート”に見える「人生の師」とのシンクロ

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 シンクロニー現象という心理学用語がある。相手に好意を持ったり、敬意を抱いたりすると、知らず知らずのうちに所作や行動が似てくる傾向のことを言う。 スポーツの現場においても、シンクロニー現象の発生は、古
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第1087回 ヤクルト村上の原点に通算0本塁打の元プロ野球選手

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 走りのスペシャリストとして鳴らした元広島・今井譲二の名前を、ちらほら目にするようになったのは、東京ヤクルト・村上宗隆がブレークした2019 年のシーズンに入ってからだと記憶している。入団2年目のこの
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二宮清純「唯我独論」

第1086回 固い結束誇る北日本、GPは地元・郡司浩平(神奈川)

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 運がないのか、縁がないのか…。GI 16勝は競輪史上最多、グランドスラム達成(6冠)、賞金王には5回も輝きながら、神山雄一郎には未だに手にしていないタイトルがある。毎年12月30日に行われるグランプ
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