群れを離れ、未開拓の分野に挑むベンチャースピリットの持ち主が「ファースト・ペンギン」なら、後進のため、リスクに身を捧げたこちらは、さながら「ファースト・モルモット」か。 トミー・ジョン手術。名前が示すように […]
空手といえば沖縄、沖縄といえば空手である。東京五輪では空手男子形で喜友名諒(劉衛流龍鳳会)が優勝し、沖縄県出身者として初の金メダリストとなった。あの獲物を仕留めるような鋭い眼光に心を射抜かれた向きも多かったのではないか […]
助走の姿勢はアップライトに近く、走るというより、はねる、といったイメージだ。健常者なら走り幅跳びよりも走り高跳びの選手に似ている。 踏切ではブレードの反発力をいかし、高く跳び上がる。1本目の記録はいきなり世 […]
サッカーやラグビーの試合に例えて言えば、東京大会は前半が終了し、ハーフタイムを経て、ここからが後半だ。「パラリンピックの成功なくして東京2020の成功なし」とは橋本聖子組織委会長。異議なし、である。 成功の […]
雨に祟られる甲子園。17日の第一試合、大阪桐蔭対東海大菅生(西東京)戦は降雨コールドゲームとなり、残り3試合は18日に順延された。これにより、決勝は史上最も遅い8月28日にズレ込む見通し。 15日付の本紙に […]
恥ずかしながらWBGTという言葉を、最近、初めて知った。<Wet Bulb Globe Temperature>。環境省が公開している熱中症予防情報サイトによると、<熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカ […]
五輪史上初のトランスジェンダー選手として重量挙げ女子87キロ超級に出場したニュージーランドのローレル・ハバードは3回続けてスナッチに失敗し、記録なしに終わった。 周知のようにハバードは10代から男子として大 […]
舞台は1990年代の米ニューヨーク。ヒップホップ、パンク、スケートボード、サーフィン、グラフィティ、ファッションを始めとするストリート・カルチャーを描いた代表的なドキュメンタリー映画に『ビューティフル・ルーザーズ』があ […]
日本サッカー協会の故・岡野俊一郎元会長は1968年メキシコ五輪の銅メダリストである。そう書くと「エッ、岡野さんはコーチじゃなかったっけ!?」と驚く方もおられよう。そのとおりなのだが、メキシコ大会を日本は選手登録枠にひと […]
手にしていたのはバットではなくゴルフのドライバーのように見えた。ア・リーグのホームランダービーのトップを走る大谷翔平(エンゼルス)の34号は、低い軌道で本拠地エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイムの右中間スタンドに突き […]
もし飛距離を競う五輪種目があるのなら大谷翔平(エンゼルス)は金メダルの有力候補だろう。そんな夢想に耽りながらオリンピックイヤーのホームランダービーを見ていた。なかなか贅沢な時間だった。 MLBのオールスター […]
野球がオリンピックの実施競技に採用されたのは1992年のバルセロナ大会からだが、日本はまだ一度も金メダルを獲っていない。92年バルセロナ=銅、96年アトランタ=銀、00年シドニー=メダルなし、04年アテネ=銅、08年北 […]
「帰国したら自分は殺されるかもしれない」。サッカーミャンマー代表のGKピエ・リアン・アウンが母国への帰国を拒否して難民認定を申請したのは先週のことだ。「WE NEED JUSTICE」。命の危険をも顧みず3本の指を突き立 […]
「母屋ではかゆをすすっているのに、離れではすき焼きを食っておる」。うまいことを言うものだと、思わずひざを叩いた記憶がある。 かつて国会でそう答弁したのは、“塩じい”こと故・塩川正十郎だ。構造改革を旗印に200 […]
新宿区荒木町に事務所を構えて、かれこれ10年になる。花街の面影を残す荒木町には粋な小料理屋や居酒屋がいくつも残っている。その中のひとつにTという店があり、新型コロナウイルスの感染が拡大するまで、週に2、3回はのれんをく […]
ウェザーニュースのHPを開くと、日本列島の中心部にあたる関東から北信越、東海、近畿にかけての地域が真っ赤に染まっている。同ニュースの「2021年猛暑見解」によると<暑さのピークは7月下旬と8月下旬の2回あり、猛暑日が続 […]
中国政府とIOCの“危険な蜜月”については、小欄でも、たびたび指摘してきた。五輪憲章は「人種」「言語」「宗教」はじめ、「いかなる差別」も禁じている。ならば中国政府のウイグル族や香港の民主化勢力に対する「弾圧」は五輪憲章 […]
ワシントン・ポスト(電子版)が“ぼったくり男爵”と揶揄したIOCの総帥トーマス・バッハとは、いかなる人物なのか。昨春、日本で最も太いパイプを持つ組織委員会前会長の森喜朗に単刀直入に訊ねたことがある。「まぁ政治家よりも政 […]
海の向こうから届く訃報は、寂しさとともに、ある種のノスタルジーを掻き立てる。1970年代後半のプロ野球を沸かせた舶来の長距離砲が、この春、相次いで鬼籍に入った。 ひとりは広島で活躍した左打者のエイドリアン・ […]
視覚障害者の3人にひとりがホームからの転落を経験していることは小欄で何度か取り上げた。パラリンピックを迎えるにあたり、これで大丈夫かと問題提起もしてきた。 昨年11月29日には視覚に障害のあるマッサージ師の […]
空はどこまでも青く晴れ渡っているのに、心はすっぽりと深い霧に覆われたまま。今年もまた、さえない大型連休を過ごしている。会食はご法度、不要不急の外出もまかりならん、とあらば、テレビの前でゴロゴロするしかない。最大の楽しみ […]
政府はマスターズを日本人、いやアジア人として初めて制した松山英樹に「内閣総理大臣顕彰」を授与することを決定した。ご同慶の至りである。ゴルフ界では米女子ツアーで賞金女王に輝いた岡本綾子に続き2人目だ。 慶事に […]
Jリーグを手本にした運営を行ってきたBリーグが、開幕10年目の2026年に独自色を打ち出す。競技成績のみによる昇降格制度を廃止し、エキスパンション型リーグへの移行を図るというのだ。新B1クラブに求められるライセンス基準 […]
松山家が海の見える松山市内の家に引っ越してきたのは、英樹が中学1年の時である。目の前は瀬戸内海、夕陽の向こうにはポッカリと興居島(ごごしま)が浮かんでいる。巨人などで活躍した西本聖が生まれ育った小さな島だ。近くには梅津 […]
さながら心細かったアキレス腱が3枚の新しいプレートによって補強されたという構図だ。 開幕から広島の3人のルーキー投手が素晴らしいピッチングを続けている。栗林良吏(ドラフト1位)5試合、3セーブ、防御率0.0 […]