「当たり前と言ったら当たり前」。テニス界のレジェンド杉山愛がテレビで語ったように、4大大会で歴代最多の50勝(シングルス28勝、ダブルス22勝)、パラリンピックのシングルスで3回の優勝を果たした車いすテニスプレーヤー国枝 […]
その人物が楽観主義者か悲観主義者かを見分けるにあたり、ドーナツをリトマス試験紙代わりに利用する方法がある。これは俗に“オスカーの手法”と呼ばれるもので、「幸福な王子」などで知られるアイルランド出身の作家オスカー・ワイル […]
WBCのカードで最も熱を帯びるのが日韓戦だ。大会前に、その原点を探ってみたい。 サッカーにおける日韓戦の原点は、1954年スイス大会のアジア地区予選である。韓国の李承晩大統領は代表チームを日本に送り出すにあ […]
昨年10月1日に79歳で世を去った元プロレスラーで参議院議員を2期務めたアントニオ猪木さんが叙位・叙勲を受けた。日本人プロレスラーとしては初の栄誉だという。「兄貴も天国で喜んでいると思います」とは、弟の猪木啓介さん。ご […]
シンクロニー現象という心理学用語がある。相手に好意を持ったり、敬意を抱いたりすると、知らず知らずのうちに所作や行動が似てくる傾向のことを言う。 スポーツの現場においても、シンクロニー現象の発生は、古くから確 […]
走りのスペシャリストとして鳴らした元広島・今井譲二の名前を、ちらほら目にするようになったのは、東京ヤクルト・村上宗隆がブレークした2019 年のシーズンに入ってからだと記憶している。入団2年目のこの年、36 本塁打をマ […]
運がないのか、縁がないのか…。GI 16勝は競輪史上最多、グランドスラム達成(6冠)、賞金王には5回も輝きながら、神山雄一郎には未だに手にしていないタイトルがある。毎年12月30日に行われるグランプリ(GP)だ。&nb […]
アルゼンチン対フランスの決勝が行われたカタールの首都ドーハ近郊のルサイル競技場。ある意味、ピッチ上の選手たちよりも目立っていたのが、貴賓席でジャンニ・インファンティーノFIFA会長の隣に座って観戦していたフランスのエマ […]
WBA世界フェザー級のベルトを7年間保持し、19回も防衛を重ねたエウセビオ・ペドロサ(パナマ)から王座を奪ったアイルランド出身のバリー・マクギガンは「どうしてボクサーになったのですか?」とのシンプルな質問に、こう答えた […]
前回の2018年ロシアW杯で準優勝を果たしたクロアチアは、ラウンド16でデンマークを、準々決勝ではホスト国のロシアをPK戦の末に下している。その残像のせいか、PK戦に突入した瞬間、嫌な予感がした。VARは心臓に悪いが、 […]
日本から約8100キロ離れたカタールで行われているサッカーW杯。レフェリーが両手で四角のかたちをつくると、心臓がキュッとなる。まるでウソ発見器にでもかけられているような気分だ。あれは体に悪い。 前回のロシア […]
「フランクフルトの空港に迎えに来てくれた彼を見た時、やけに小さな人だな、と思ったよ。ドイツ人はもっと大きいと思っていたからね。ハンチングを脱ぐと髪は薄かった。もう50過ぎかなと…。実際はまだ35歳くらいだったんだけどね」 […]
サッカー日本代表を率いる森保一を見出したハンス・オフトのオランダ訛りの英語は、聞き辛い半面、キーワードを多用するため、理解するのは、さほど困難ではなかった。 たとえば「スモール・フィールド」「アイ・コンタク […]
〽サラリーマンは 気楽な稼業と 来たもんだ で始まる植木等が唄う『ドント節』(作詞・青島幸男、作曲・萩原哲晶)に、次のような一節がある。 〽社長や部長にゃ なれそうもねえが 定年なんてのァ まだ […]
10月28日から30日にかけて甲府市内で行われた「信玄公祭り」は、3年半ぶりの開催ということもあり、過去最高の17万8千人の人出を記録した。メインイベントの「甲州軍団出陣」にも負けない人気を集めたのが、下克上の末に天皇 […]
目に飛び込んできたのは異様な光景だった。5年に1度の中国共産党大会閉幕式。最高指導部候補の選出が終わり、テレビカメラの入場が許された直後のことだ。 習近平総書記(国家主席)の左隣に座っていた胡錦濤前総書記の […]
戦国時代、「最強の武将」と恐れられた“甲斐の虎”こと武田信玄が上洛戦の途上で絶命せず、織田信長を討ち果たして天下を取っていたとしても「下克上」と呼ばれることはなかっただろう。一説によると信玄の生涯戦績は72戦49勝3敗 […]
男性にとって優先すべきは「仕事」か「育児」か。もはや、こうした設問自体が意味をなさない。 10月1日から厚労省の肝入りで「産後パパ育休」制度がスタートした。これまでも育休制度はあったが、新制度は原則休業の2 […]
今月に入り、リングの英雄たちの訃報が相次いでいる。プロレスラーのアントニオ猪木に続き、今度はプロボクサーのエデル・ジョフレだ。4日、ブラジル・サンパウロ州で肺炎による合併症のため他界した。86歳だった。 ボ […]
現役時代、“燃える闘魂“と呼ばれたアントニオ猪木さん。記憶に残る名勝負をひとつ挙げろと言われれば、1976 年6月26 日、東京・日本武道館で行われたモハメド・アリとの「格闘技世界一決定戦」にとどめを刺す。私は高校2年 […]
ウクライナ侵攻から7カ月が経ち、戦況の悪化に業を煮やしたロシアのウラジーミル・プーチン大統領が「部分動員令」を発令した。日本風に言えば、“赤紙”だ。これに対する抗議行動がロシア国内で相次いでいる、と海外の多くのメディア […]
スポーツの世界には「バニスター効果」という言葉がある。概説は、こうだ。陸上の1マイル競走(約1600メートル)は1923年4月にフィンランドのパーヴォ・ヌルミが4分10秒3で走って以来、長きにわたって破られることがなか […]
ベネチア国際映画祭で最高賞を競うコンペティション部門にノミネートされた映画『LOVE LIFE』(深田晃司監督)。耳の聞こえない男性を演じたのが「ろう者」の俳優・砂田アトムである。その砂田が手話について、実に興味深い話 […]
これは名言なのか、それとも迷言か。「オレはビルの谷間のラーメン屋」。自らの境遇を嘆き、自嘲気味にそう語った政治家がいる。首相になる前の小渕恵三である。 群馬県内の同じ選挙区には首相経験者の福田赳夫と中曽根康 […]
人事に際し、やたら前任者を否定したがる者がいる。その結果、せっかく進めてきた新規事業が頓挫してしまうことが、ビジネスの世界では、よくある。その一方で、何事も前例踏襲とばかりに、全く自らの色を出そうとしない後任者もいる。 […]