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二宮清純「唯我独論」

第359回 世襲より「最速」求めた武藤の雑草魂

 評論家の堺屋太一によれば、世襲の国会議員は米国では10パーセント台だが、日本では30パーセント、自民党に限ると50パーセント近くになるという。ちなみに麻生内閣の世襲率は61パーセントだ。 総理大臣も
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二宮清純「プロ野球の時間」

第312回 日本球界に求められるアジアでの役割

 日本シリーズ終了直後に行なわれるアジアシリーズは、どことなく“付け足し”のイメージがある。メディアの扱いもWBCや日本シリーズに比べれば、格段に小さい。日本、韓国、台湾、中国のチャンピオンが集まり、
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拳に秘めた決意 川嶋勝重

 プロボクサーの川嶋勝重は、いつものように自らが運転するライトバンで米を配達していた。プロボクサーとはいっても、ファイトマネーだけで生活できる選手は、世界チャンピオンなどほんの一握り。川嶋も例に漏れず
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二宮清純「唯我独論」

第358回 WBC代表入りのガイドラインを作るべき

 少々、意地悪な物の見方をしてみる。仮にWBC東京ラウンドの主催者が読売新聞社ではなく中日新聞社だったとする。果たして中日の候補選手5人全員が代表入りを辞退するなんてことがありえただろうか。今回の中日
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二宮清純「プロ野球の時間」

第311回 日本一を「足と度胸」でもぎとった盗塁王 埼玉西武・片岡易之内野手

 西武−巨人の日本シリーズと言えば伝説的なシーンがある。1987年ということは、今からもう21年も前の話だ。 シリーズ第6戦の8回、衝撃的なプレーが飛び出した。 2対1と西武が1点リードで迎えた2死1
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二宮清純「唯我独論」

第357回 円高はJリーグが存在感示す好機

「いくらチャンピオンズリーグとはいえ3階席で37ポンドだよ。日本円で約6000円(当時)。これじゃフットボールは“庶民のスポーツ”とは言えないな」。過日、川淵三郎氏と会食する機会があった。この10月、
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二宮清純「プロ野球の時間」

第310回 高齢化が目立つ指揮官、若手にチャンスを!

 福岡ソフトバンクホークスの王貞治監督が体調不良と成績不振を理由に今季限りでの退任を表明した。翌日の新聞各紙には<勇退>の見出しが躍り、退任を惜しむ声が相次いだ。 王監督に最後にインタビューしたのはW
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森・西武野球は何を残したか<後編>

 92、93年と2年連続で日本シリーズを戦った森祇晶と野村克也。イメージで語れば前者が「勝負の鬼」であるのに対し、後者は「野球の鬼」である。将棋の世界でいえば、大山康晴名人と升田幸三名人の関係に似てい
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二宮清純「プロ野球の時間」

第309回 いま再び「野茂教室」が日本球界を変える オリックス臨時コーチ・野茂英雄氏

 今年7月、現役引退を表明した野茂英雄が、11月12日から3日間限定でオリックスの臨時投手コーチを引き受けることになった。 野茂に臨時コーチを依頼したのは近鉄時代の先輩である大石大二郎監督。野茂は今で
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