渡嘉敷来夢(JXサンフラワーズ)<後編>「ドリームズ・カム・トゥルー」

 今や日本の女子バスケットボール界の新星として期待を寄せられている渡嘉敷来夢だが、子供の頃からバスケットボール一筋というわけではなかった。初めてのスポーツは陸上の走り高跳びだった。小学6年の時、臨時の選手として借り出され、ほとんど本格的に練習しなかったにもかかわらず、結果は何と全国大会優勝。そのまま陸上選手としての期待の声も大きかったが、本人には全くその気はなかった。そして中学では軽い気持ちでバスケットボール部に入り、転校先の春日部東中で3年時には全国大会ベスト8入りする。ところが、彼女は中学卒業後はサッカーをやりたいと思っていたという。そんな彼女がなぜ、今もバスケットボールを続けているのか。そこには彼女らしい責任感の強さがあった。

渡嘉敷来夢(JXサンフラワーズ)<前編>「バスケ人生を変えた恩師との出会い」

 16歳で日本代表候補入りを果たすなど、高校時代から全国にその名をとどろかせ、将来を嘱望されてきた大型センター渡嘉敷来夢。彼女は今、実業団1年目のシーズンを送っている。所属するJXサンフラワーズは大神雄子や吉田亜沙美など多くの日本代表メンバーをそろえる強豪だ。昨シーズンは連覇を果たし、今シーズンも14日現在、14試合を終えて全勝を誇っている。そんな中、渡嘉敷は全試合に出場。12月4日のトヨタ自動車アンテロープス戦からは4試合連続で先発出場している。実業団のレベルや環境にも慣れ、彼女が本領を発揮するのはこれからだ。2012年ロンドン五輪の期待の星として注目されている渡嘉敷。現在の心境、そして彼女を支えてきた過去に迫った。

高木善朗(東京ヴェルディ)<後編>「悔しい敗戦から学んだこと」

 昨年10月、大きな期待を寄せられた日本代表が世界と戦うためにナイジェリアへと渡った。彼の地で開催させたのはU−17ワールドカップ。池内豊監督が率いるチームには才能溢れる選手が揃い、彼らは小野伸二、高原直泰、稲本潤一ら1979年生まれの「黄金世代」になぞらえて「プラチナ世代」と呼ばれている。この才能ひしめくチームの中に、高木善朗も名を連ねていた。グループリーグで戦う相手はブラジル、スイス、メキシコ。各年代の国際大会で場数を踏んできた若き日本代表は「自分たちは勝てるんだ」という強い気持ちでアフリカへと乗り込んでいった。

高木善朗(東京ヴェルディ)<前編>「J1昇格の鍵を握る17歳」

(このコーナーでは毎月、当サイトのスタッフライターがおすすめするスポーツ界の“新星”を紹介していきます。月2回更新です。どうぞご期待ください)  緑のユニフォームを身に纏った選手たちが、3年ぶりのJ1復帰に向けてラストスパートを駆けている。  11月7日に行われたJ2第33節カターレ富山対東京ヴェルディの一戦は劇的な結末を迎えた。2点のビハインドを背負ったヴェルディは前半ロスタイム、後半20分とゴールを決め同点に追いつく。そして、ドラマが待っていたのは試合終了間際のロスタイムだった。目安の4分をまもなく経過しようとした瞬間、左サイドから上がったクロスボールを柴崎晃誠が押し込み勝ち越しゴールが生まれたのだ。J1昇格を争うライバルが足踏みする中、ヴェルディは貴重な勝ち点3を積み上げ、ついにジェフユナイテッド千葉を上回り4位へと浮上した。昇格圏の3位へ、残りひとつのところまでやって来た。

チャーリー太田(OPBF東洋太平洋・日本スーパーウェルター級王者)<後編>「大切なのはディシプリン」

 バスッ、バスッ、バンバンバン……。  チャーリー太田がミット打ちを始めると、鋭い音がジムの練習場に響き渡る。その目は獲物を仕留める狩人のように鋭い。 「本当にチャーリーはパンチが強いよ。ジャブでこれだけ打てるんだから」  相手を務めた中屋廣隆会長はミットを外しながら、まだ衝撃の残る手をブルブルと振った。

チャーリー太田(OPBF東洋太平洋・日本スーパーウェルター級王者)<前編>「黒船、来る」

(このコーナーでは毎月、当サイトのスタッフライターがおすすめするスポーツ界の“新星”を紹介していきます。月2回更新です。どうぞご期待ください)  チャーリー太田というボクサーの魅力が凝縮されたような試合だった。  9月4日、OPBF東洋太平洋・日本スーパーウェルター級タイトルマッチ。王者・チャーリー太田(八王子中屋)対挑戦者・湯場忠志(都城レオスポーツ)。湯場は2000年の日本ライト級王座獲得を皮切りに、階級を上げ、スーパーライト級、ウェルター級を制覇した33歳だ。この試合で前人未到の4階級制覇を狙っていた。戦績は44戦37勝(28KO)5敗2分。経験豊富なサウスポーである。

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