昨年秋からやらせていただいているニッポン放送の対談番組「ことばのチカラ」で、社会人野球の茨城ゴールデンゴールズ片岡安祐美監督にお話をうかがう機会があった。正直、「女性監督なんてお飾りなのでは?」との思いを捨てきれずに臨 […]
フランス前とフランス後。初めてのW杯を経験したことで、日本サッカー界は劇的に変わった。永遠に届かないのでは、と思うこともあったW杯への出場はごくごく当たり前のこととなり、28年間遠ざかっていた五輪では本気でメダル獲得が […]
なぜクライフは、グアルディオラはポゼッション・サッカーにこだわるのか。理由はもちろんひとつではないが、中でも最大なものをあげるとしたら、「それが勝つためにもっとも効果的な手段と考えるから」だろう。17年現在、世界で一番 […]
そこかい! とまず思った。 こらあかん、末期症状や、とも思った。 20日付のスポニチに載った「新聞評論に反論 ハリル監督場外デュエル」という記事を読んでのことである。 「佐々木(則夫) […]
スポニチのスクープに端を発した大相撲の騒動。外野から眺めている者としては、なかなかに興味深い。改めて日本人の「スポーツ観」のようなものが明らかになった気がして。 日馬富士側に立つ人も、貴乃花側に立つ人も、暴 […]
コロンビア、ポーランド、セネガル。大抵、物事には幾通りかの見方が成り立つものだが、このグループHの組分けはまさにそれだ。 つまり、このグループでは日本が一番弱い、と見るか。韓国に比べればはるかに恵まれたグル […]
日本サッカーがまるで韓国に歯が立たなかった時代がかつてはあった。チームとして、だけではない。ポジションごとを比較しても、日本の優位性を感じられるところはほとんどなかった。 GK以外は。 チャンボ […]
J1昇格プレーオフを間近に控えた福岡が出した異例の声明が、ちょっとした話題になっている。普段は九州の他のチームを応援している人たちに向け、アビスパ福岡を応援してほしいと呼びかけたのである。 もちろん、これに […]
絶対に、絶対にしてはならないのは、選手が、メディアが、ファンが、この試合の内容に満足し、肯定的な評価を下してしまうこと、だと思う。 ブラジル戦に比べればまともな内容であったことは間違いない。特に、立ち上がり […]
メンバーから外されて愉快な気持ちでいられる選手などいない。今回の欧州遠征のメンバーから外された香川の怒りは、至極当然である。イングランドの岡崎も、メキシコの本田も、おそらくは同じ気持ちなのだろう。 もし、外 […]
Jリーグが発足する以前からサッカーをやっていた人ならば、一度は言われたことがあるはずだ。 「なんでサッカーなんかやってるの?」 メジャーなスポーツをやっている人が、同じ質問をぶつけられることはない […]
監督という仕事にとって、もっとも必要な資質とはなんだろうか。 答えはむろんひとつではないし、人によって、チームによって、競技によって、そして時代によって、求められるものは変わっていくだろう。とはいえ、中には […]
いいか悪いかはともかく、わたしは、負けたチームの監督やフロントに「謝罪」が求められるような風潮が好きではない。怒りのやり場を求めるサポーターの気持ちもわかるが、敗北は断じて犯罪ではないし過失でもない。応援してくれたファ […]
日本対ハイチの大味な一戦から半日後、アメリカ大陸各地ではW杯最終予選のヒリつくような激闘が繰り広げられた。デュエルなる言葉が大好きな我らが日本代表監督ならば、うっとりしてしまうであろう死闘ばかりだった。 恥 […]
わたしが彼の立場ならば、正直、いたたまれないだろうなとは思う。だから、わかる気もする。先週、ハリルホジッチ監督がボール保持率へのこだわりがいかに間違っているかを力説した件である。 いまや、世界中の多くの国で […]
「ドーハの悲劇」がなければ「ジョホールバルの歓喜」はなかった。W杯フランス大会への出場を果たしていれば、キング・カズはとうの昔に引退していたのではないか。その時は悪夢でも、あとになって最高の良薬だったとわかることが、スポ […]
東京ドームの天井高は、もっとも高いところで56メートルほどあるのだという。それでもごく稀には天井に当たる打球があるのだから、つくづく、野球というのは立体感のあるスポーツだと思う。 そもそも、米国で生まれたド […]
少なくともわたしの意識の中では、事実として刷り込まれていた。 「日本人は100メートルを9秒台で走ることはできない」 誰がいかなる根拠で言い出したものなのかはわからない。けれども、物心がついたころ […]
この負けは、非難できない。すでに本大会出場を決めている側が、勝つ以外に道のないホームチームと戦ったのである。どんな強豪であっても、あるいはどんな名将に率いられたチームであっても、苦戦は免れなかったことだろう。  […]
美空ひばりさんが歌った「柔」という曲の中に「勝つと思うな思えば負けよ」という有名な一節がある。その解釈は人によって異なるが、わたしは、無欲で戦うことの強さや可能性を歌ったものだと思っている。ある種、日本人の勝負勘を象徴 […]
GKへのバックパスを手で処理することを禁止するルールの導入が検討され始めたころ、聞こえてきたのは反対意見ばかりだった印象がある。 個人的によく覚えているのは、海外の著名なジャーナリストが展開していた「バック […]
15年ほど前、スペインで非常に印象的なテレビCMを見たことがある。 当時売り出し中だったアトレティコのフェルナンド・トーレスがインタビューに答えている。「子供のころはキケがアイドルだった」。キケとは、95~ […]
先月、ブラジルで行われたストリート・サッカーの世界大会「ネイマール・ジュニア5」には、豪華な、というか極めて特別な優勝特典が用意されていた。カンプ・ノウVIP席での試合観戦と、バルセロナにあるネイマール家への招待であ […]
このコラムでは何回か取り上げているが、かつてスペイン代表にアンドニ・ゴイコエチェアというタフなDFがいた。どれほどタフかというと、試合前に「必要ならばあいつの足をへし折ってやる」と宣言し、実際にマラドーナの左膝に全治3 […]
ガラパゴス、という最近ではすっかりネガティブな使われ方をするようになってしまったが、そもそも、グローバル・スタンダードとやらからかけ離れていることが、それほどいけないことなのか、と思う。 以前にも少し書いた […]
