率直なところ、前半が終わった段階での心境は、同情心と暗澹たる気持ちで真っ二つ、といったところだった。 同情したのはシリアについて。これほど素晴らしいポテンシャルを持ちながらグループの4位に低迷し、W杯本大会 […]
97年10月11日、わたしがウズベキスタンで日本代表の戦いぶりに激しく落胆していたころ、東京ドームでは日本人の格闘技ファンが呆然となっていた。高田延彦がヒクソン・グレイシーに惨敗を喫したのである。 今年は、 […]
知人の映像作家、佐藤大輔さんが制作したサッカーサイト「レジェンドスタジアム」を見た。韓国で行われている20歳以下のW杯に出場している日本代表選手たちにインタビューをしたものなのだが、短い時間ながら非常に印象的なものに仕 […]
あれは7年ほど前だったか、サッカー解説者になりたてだった頃の玉乃淳さんに聞いたことがある。 柿谷と香川、どちらが天才か。 ヴェルディの下部組織時代に天才の名をほしいままにし、中学卒業後はスペイン […]
サイドからのクロスをゴール前のストライカーが頭で合わせた。そんな時、必ずと言っていいほど解説者やアナウンサーから言われる言葉がある。 「いいクロスでしたねえ」 なるほど、ドリブルでの突破から決めた […]
久保建英に驚かされた。 15歳にして2つ上のカテゴリーとなる20歳以下の代表メンバーに選出されたから、ではない。かなり珍しいケースではあるものの、たとえばマラドーナの場合、15歳11ケ月で1部リーグでの得点 […]
散々痛感させられてきたものの、改めて理不尽だなあと思う。 先週末、スペインではクラシコがあった。個人的には、今年はグアルディオラが築いたバルサとポゼッションの時代に、ひとつのピリオドが打たれたと認識される年 […]
先週末、格闘技イベントのRIZINを観に行ってきた。お目当てはと言えば、昨年末に衝撃的な総合格闘技デビューを飾った18歳の那須川天心と、女子格闘技界の象徴となりつつあるRENAだったのだが、会場をあとにした時には、もう […]
まだ詳細はわかっていない。誰が、何を目的としてドルトムントのチームバスを狙ったのか。負傷を伝えられたバルトラの容態がそれほど深刻でなかったらしいと聞き、ひとまずホッとはしているが、しかし、衝撃は大きい。 7 […]
期待しては肩すかしを食らい、また期待しては、また肩すかしを食らう。ファンの方には申し訳ないが、わたしにとっての香川真司とはそんな選手である。 才能についてはほぼ申し分ない。日本が生んだ最高の才能だ、とまでは […]
一夜があけても、まだ意外な喜びが残っている。 タイの、何と手強かったことか。 17年3月28日のタイは、前回バンコクで戦った時のチームではなかった。日本と最終予選という舞台をリスペクトしすぎてい […]
1に人気、2にレベル、3に経済力――。長年考え続けてきて、ようやく答えが定まってきた。プロ・チームのギャランティーを決定づける条件である。 何年か前、FC琉球が月給30万円で契約していたマレーシア人選手が、 […]
いやあ、勉強になるというか、考えさせられることの多い毎日である。 たとえば稲田防衛相の答弁について。 小学生のころ、「記憶にございません」というフレーズが大流行した記憶があるが、今回のはさらに印 […]
ひょっとしたら、昨年の名古屋に続き、今年もオリジナル10の降格があるのではないか。開幕前はそんなことを思っていた。 マリノスがヤバいのではないか、と。 まだたった2試合が終わっただけの段階で、太 […]
王者・鹿島の黒星発進に浦和のよもやの逆転負け。さらにはリーグの枠組みを大きく変えるであろうダ・ゾーンの参入といきなりの中継トラブル。実に盛りだくさんというか、いつになく話題に満ちた今年のJリーグ開幕節だった。  […]
出版社でアルバイトをするようになった30年前、執筆して下さっている方の自宅なり会社なりに出向き、原稿を受け取るのは新米バイトの重要な仕事だった。自宅にファクスがある方はまだ少数派で、原稿のほとんどは手書きだった時代であ […]
ドイツにはない。スペインにもない。イタリアにも、フランスにも、ポルトガルにも、オランダにもないのに、イングランドにはある。 何か、お分かりだろうか。 この欄でも何回か書いてきたが、わたしは、GK […]
日本か韓国か。02年のW杯開催地を巡る騒動が最終段階に入っていた時だから、21年前のことになる。 FIFA本部のあるチューリヒには、世界中の記者が大挙して押しかけていた。当時バルセロナに住んでいたわたしも、その一人だっ […]
驚いた。色んな意味で。柴崎の移籍について、である。 まず驚いたのは、最終的に落ち着いたのが2部のテネリフェだったということ。まさか、わたしが新婚旅行で行った島を選ぶとは……なんてことでは全然なく、2部のチー […]
既視感がある。子供のころに1回。20代のころに1回。この感覚は、わけもわからず、ただドキドキしていたあのころとよく似ている。 デットマール・クラマーさんの提言によって創設されたかつての日本サッカーリーグ(J […]
最後にお会いしたのは3年前だった。当時携わっていたFC琉球絡みのことで相談に乗っていただいたのだが、出前のウナギをご馳走になりながら聞いた一言が忘れられない。 「発足時に効果的だったやり方が、いまでも効果的と […]
W杯の本大会出場枠が増える。アジアの枠も増える。ということは、今までよりも本大会出場は簡単になる――と考えたに違いない。80年代から90年代の中東勢は。 20世紀終盤、アジアのサッカーのリーダーは間違いなく […]
いい決勝戦だった。もちろん、天皇杯のことである。 鹿島のしたたかさ、勝負強さは感嘆に値する。12月のチームを牽引した金崎の姿はベンチにすらなく、クラブW杯で世界的注目を集めることになった柴崎も、好調時に比べ […]
長野県諏訪市に住むわたしのいとこは、熱狂的な松本山雅のファンである。社会人になるまで、それほどサッカーに関心がなかったはずなのに、なぜアウェーゲームを追いかけるまでにハマってしまったのか。 「やっぱり、レッズ […]
ナシオナル・モンテビデオ対ノッティンガム・フォレスト。ビクトリーノ対フランシス。ロドリゲス対シルトン。世界最高峰のストライカー対決と、同じく最高峰の守護神対決。第1回のトヨタカップは、高校生だったわたしにとって夢の大会 […]
