辛口評論家、と言えばセルジオ越後さんだが、実は、彼にはルールがある。 「高校生とかは絶対に批判しないよ。僕が辛口で接するのはプロだけ」 その薫陶を受けた人間の一人としては、準優勝に終わったアジア […]
以前、プロ野球OBの方にうかがって印象に残っている言葉がある。 サウスポーは5キロ増し。 左ピッチャーの投げる直球は、右投げの投手が投げるものよりも時速5キロほど速く感じられるのだという。つまり、サウスポー […]
イニエスタの凄さに驚かされている……と書くと、「何をいまさら!」と憤慨される方がいるかもしれない。凄い実績。凄い年俸。凄くて当たり前ではないか、と。 いや、そう言われてしまえばまさにその通り。というか、わた […]
アジア大会初戦のネパール戦は、少し気分が沈んでしまうような試合だった。 今回のアジア大会がこのチームにとって最大にして最終的な目標だというのであれば、こういう戦い方でもいい。万が一にも取りこぼしは許されない […]
スペインにいたころ「勝てば選手のおかげ。負ければわたしの責任。それが監督という仕事だ」という言葉を聞いたことがある。監督=権力者という思い込みがあったわたしにとっては、衝撃的な言葉だった。 もちろん、監督と […]
いまから22年前の欧州選手権。スペインとの対決を控えた地元イングランドのタブロイド紙がこんなブラックジョークを1面に掲げていた。 「スペインでは美人のことを何というか知っているか? 外国人って言うんだぜ!」& […]
W杯が終わり10日がたった。宴の余韻に浸るまもなく、世界各国では新たなシーズンへ向けての動きが激化している。 中でも目を引くのはイタリアの動きである。ここ数年、ポストシーズンの話題はプレミアの上位陣かスペイ […]
あらかじめ決まっていた日程とはいえ、あれほど盛り上がったW杯のあとだと、もう少し余韻を味わう時間が欲しかった気分になる。余韻。新たなる渇望。そして再開。せっかくイニエスタ、フェルナンド・トーレスというJの歴史上でも特上 […]
一夜明けてもなお、歴史的勝利の余韻が残っている。ロシアが決勝トーナメント進出をほぼ確実にしたことも、セネガルが予想以上に洗練されていたことも、遠いところで起きた自分たちとは無縁の出来事のように思えてしまう。そろそろ、気 […]
さあ、宴(うたげ)の始まりである。 率直にいって、現代のW杯は依然世界最大の大会ではあるものの、最高の大会ではもはやない。最高の技術、最高の戦術、最高の試合を見たいのであれば、W杯よりも欧州CLの方が希望を […]
ペルージャ、ローマ、パルマ、ボローニャ、フィレンツェ。以前からのサッカーファンであればピンとくる方もいらっしゃるだろうが、W杯を前に、W杯とはまるで関係のない旅をしている。 これで何度目か忘れてしまうほど足 […]
英断か、はたまた暴挙か。いまなお評価の分かれているハリルホジッチの電撃解任だが、この内容と結果は、論争に決着をつけるどころか、拍車をかけることになりそうだ。 W杯出場を逃した国にホームで0-2の敗戦を喫して […]
妻が憤慨している。「あれ、ひどいわよね」 確かにひどい。というか、大事に至らなくて本当によかった。 人間、覚悟や用意をした上での衝撃であれば、かなりのレベルまで耐えられるそうだが、無防備な状態と […]
ぶったまげた。イニエスタ? 年俸30億円超? もし本当ならば、ジーコが住友金属(現鹿島)に入団したとき以来の衝撃である。いや、あのときのジーコが一度現役を退いていたことを考えれば、今回の方がインパクトは上か。何しろ世界 […]
30年ほど前、セルジオ越後師匠に「どうして監督をやらないんですか」と聞いたところ、「監督は切られる仕事。ぼくがやりたいのは切る仕事」との答えが返ってきて、びっくりしたことがある。当時のわたしは、スポーツの世界で一番偉い […]
82年W杯スペイン大会におけるブラジル代表と言えば、史上もっとも魅力的なサッカーを展開したと評価する人も多い、伝説的なチームである。「黄金のカルテット」と呼ばれたジーコ、ソクラテス、ファルカン、トニーニョ・セレーゾで構 […]
元日本代表監督のトルシエが仏メディアの取材に対し、ハリルホジッチ監督が日本でやろうとしたことは、バルサの選手に「守備をしろ、デュエルで勝てる集団をつくれと言っているようなもの」と答えたそうだ。 なるほど、も […]
細かいことを言えば、順番が逆だったかなという気はする。 時間を必要とするチームづくりをしてきたが、どうも結果が出ない。ならば即効性、即興性に秀でたタイプの監督にすげ替える、というのならばわかる。たとえば、0 […]
ほとんどの場合、いや、99.9%と言ってしまっていいかもしれないが、ビッグクラブの監督が交代するのは、成績不振が原因である。 これが中小のクラブであれば、成績を残した前任者が他のクラブに引き抜かれ、仕方なく […]
サッカーは、内容が必ずしも結果に直結しないスポーツである。 82年のW杯スペイン大会。大会のベストチームがブラジルであることは、衆目の一致するところだったが、カップを掲げたのはイタリアだった。 […]
20年前の初出場以来、日本サッカーにとってのW杯は常に“Z旗”を掲げての戦いだった。 皇国の興廃この一戦にあり。 W杯で勝てば日本サッカーは繁栄し、惨敗すれば危機的状況。それだけに、希望が見えな […]
この気分は、ちょっと20年前に似ている。 あれは、日本にとって初めてのW杯だった。その存在を知らない日本人のサッカー選手、関係者はいなかったが、そこに自分たちが入ったらどうなるかを知っている日本人は皆無だっ […]
第五中足骨。恥ずかしながら、このトシになるまで意識したことがなかった。ただ、実はサッカー選手に非常に多い骨折のひとつで、最近では清武やネイマールらがこのアクシデントに見舞われている。足の甲の外側にあるちょっと突起したこ […]
メジャーリーグでプレーする選手の平均年俸が、日本のプロ野球より高いのはまだ納得できる。向こうはGDPでも人口でも日本を上回っているわけだから。正直、GDP比以上、人口比以上の格差があるのはどういうわけよ、と思わないわけ […]
そもそも、競技数が長野のころとは比較にならないほど増えているのだから、メダルの獲得数をうんぬんするのはナンセンス、だと思う。ただ、長野のころとは明らかに違ってきているところも確かにある。 世界との距離感であ […]
