: 徳永さんは石垣島での代表合宿も参加しています。アテネ五輪直前にはギリシャの暑さ対策も兼ねて真夏の石垣島でキャンプを張りました。環境はどうでしたか。 : キャンプ中は雨の日が多かったのですが、ピッチはとても良かったです。サッカーはどんな天候でも基本は外で練習をやりますから、雨が降ってもピッチ状態が悪くならなかったのはありがたかったですね。室内で筋力トレーニングができる施設もあって、いい環境でした。
: 3月1日にはJリーグが開幕します。今年はW杯イヤーですから、リーグ戦の勝敗はもちろん、代表入りを巡る各選手のアピールにも注目が集まります。シーズンの準備に、沖縄をキャンプ地に選ぶクラブは少なくありません。今年も9つのJクラブが沖縄でキャンプを張りました。FC東京は国頭(くにがみ)村で1月に約1週間、練習を行いました。 : 国頭でキャンプをするのは3年連続です。気候は暖かいし、食事もおいしい。1年のスタートにあたってサッカーに集中できる場所に行けるのはとてもいいことだと感じています。
: 美馬さんは身長169センチ。プロのピッチャーでは小柄な部類です。 : プロに来る選手は皆、本当にでかいですよね。僕の場合、街中を歩いていても小さいので、あまり目立たない。その点は助かっています(笑)。
: 2月はプロ野球の各球団が沖縄でキャンプを張っています。今年は日本の10球団をはじめ、韓国からも6球団が沖縄に集まり、開幕に向けた準備を進めます。日本一連覇を狙う東北楽天も1軍は13日まで久米島、15日からは金武町で練習を行う予定です。美馬投手は今季でプロ4年目ですが、久米島の環境はいかがですか。 : 野球に集中できるので、とてもいいところですね。気候も温暖ですし、1年のスタートを切るにはいい場所だと思います。
: 沖縄本島のみならず、石垣島でもトレーニングをしたことがあるとか。 : 全天候型のトラックができて、北京五輪後に訪れました。合宿と子どもたちへの陸上教室を兼ねて滞在したのですが、とてもいい環境でしたね。今は後輩の選手たちもよく合宿で行くようになりました。
: 沖縄には陸上競技の選手たちも冬場のトレーニング場所としてよく訪れています。朝原さんが短距離コーチを務める大阪ガス陸上部も例年、沖縄で合宿を張っていますね。冬の沖縄は雨も多いですが、練習環境としてはいかがですか。 : 雨が降っても室内の練習施設が充実しているのでトレーニングに支障はありません。寒くて体を動かしにくい時期に、温かい沖縄でシーズンに向けて準備ができるのはありがたいです。
: よくスポーツでは「心技体」と言われます。しかし、青木さんの考えは「体技心」で、まず「体」が大事だと? : 昔も今も大事なのは「体技心」の順番でしょう。ただ、日本人は精神面を重視するし、言いやすいから「心技体」と表現するようになったんじゃないかと思っているんです。体力がなかったら、仕事でもスポーツでも何かをやろうとしてもできない。逆に体力があれば、技術も身につくし、心だって安定するんじゃないでしょうか。
: 沖縄はゴルフも盛んな土地です。プロツアーの大会開催はもちろん、レジャーでプレーする愛好者もたくさん訪れます。宮里藍選手、宮里優作選手、宮里美香選手、諸見里しのぶ選手らトッププロも多く輩出していますね。 : 沖縄は日本でゴルフをやるには一番いい環境でしょうね。年間通じて暖かくて、まさに日本のハワイ。いつでもラウンドできるのはゴルファーにとってはありがたいよね。
: 佐藤さんがトライアスロンを始めたきっかけは? : 小学3年の時に、母の勧めでトライアスロンの大会に出たんです。初めてのレースだったのに、いきなり優勝した。それておもしろくなって競技に取り組むことになりました。
: このコーナーでは沖縄でトレーニングや合宿をしている選手や指導者をゲストに迎え、沖縄の魅力を中心に語り合います。沖縄ではさまざまなスポーツが盛んですが、トライアスロンの大会も多く開催されています。中でも石垣島はITU(国際トライアスロン連合)ワールドカップが1996年から開催されてきました。佐藤さんは今年4月のレースで上田藍さんに次いで2位に入っています。 : 石垣島の大会に出場するのは4回目でしたが、世界のトップ選手と最後のランまで争えたことは収穫になりました。
アジア・世界に開かれたスポーツアイランド沖縄の実現を目指して――そう銘打たれたイベントが11月13日、那覇市内で開催された。イベント内では、スポーツコンベンション、競技スポーツ、生涯スポーツを一元的に推進するとともに、合宿やイベントの誘致、受入を担う「スポーツコミッション沖縄(仮称)」の設立準備事務局を立ち上げることが発表され、シドニー五輪金メダリストの高橋尚子さんも登場。国内外の報道陣、一般参加者に沖縄の魅力をアピールした。またbjリーグの琉球ゴールデンキングス・木村達郎社長らによるパネルディスカッションで、スポーツを通じた沖縄の可能性が話し合われた。