(写真:ツール・ド・フランスを走る新城幸也選手 (c) Yuzuru Sunada) 時にプロアスリートの決意や言葉に驚き、感心させられる。 彼らとしては自身の思いを語っているだけなので、特別なことを言っているつもりでは […]
5月から6月上旬、バレーボールはオリンピックをかけた戦いに盛り上がった。女子は見事にリオデジャネイロ五輪への切符を獲得。しかし男子は予想以上に苦戦し、五輪出場権を得ることはできなかった。 オリンピック出場が […]
(写真:スタート前の様子) 5月15日、ホノルルスポーツの風物詩「ホノルルトライアスロン」が開催。ここで、フィニッシュ後にひと際元気な女性がいた。日本では元気印のアイドルとして活躍。その後は活躍の場をニューヨークに移し、 […]
(写真:ホノルルの朝、街角で見た風景) 欧米諸国に行かれたことのある方なら見たことはあるであろう「ストローラー」。日本人に馴染みのある言葉で言うなら「ベビーカー」だ。ストローラーはベビーカーをさらに強化し、スポーツ向きに […]
テニス界の女王、マリア・シャラポワがドーピング違反で物議を醸している。 あの美貌とガッツ溢れるプレイスタイルのギャップもあり、実力はもちろん人気も抜群のシャラポワ。その彼女のスキャンダルとあって、普段はドーピングに縁の […]
(写真:砂浜を乗るのは難しく、ほとんどの選手が担いでいく) 自転車の世界でこのところ急速に盛り上がっているのが「シクロクロス」という種目。これは不整地を自転車で走る競技で、その点はMTBと似ている。しかし、舗装された道も […]
いつのまにか、年末年始は駅伝続きのTV中継。京都の全国高校駅伝から始まり、全日本大学女子選抜駅伝、正月のニューイヤー駅伝、そして箱根駅伝を連日見ていたような気がする。仕事としても、個人的な興味としても、ついつい見てしま […]
久しぶりにトレイルランにハマッている。 15年ほど前はアドベンチャーレースをやっていたこともあり、山中でよく走っていた。だがその後は、トライアスロンをもう一度ちゃんとやろうと思ったので、少々足が遠のいていた。最近ちょっ […]
(写真:現役時代は頭脳派捕手としてヤクルトの5度のリーグ優勝、4度の日本一に貢献した古田氏) ようやくプロ野球のシーズンが終了したかと思ったら、世界野球WBSCプレミア12がスタートした。ファンとしては有難いが、選手はオ […]
(写真:アイアンマンを走る筆者。右手は負担をかけないようにウエアーで固定している) 10月10日にトライアスロン界の最大の注目イベントと言える「IRONMAN world championship」(アイアンマン)がハワ […]
仕事がら1年間に、沢山の自転車イベントやトライアスロンでいろいろなところを走るが、唯一走りながら深く考えさせられるイベント「ツール・ド・東北」に参加してきた。今年で3回目を迎え、以前と比べれば、かなり復興が進みつつあるエリアもあり、月日を感じさせた。だが、まだまだそうと呼ぶには程遠い場所もある。ようやく4年、されど4年を感じさせられた。その中で、変わらないのは地元の方々の温かい歓迎である。今年も多くの参加者が自転車に乗りながら、考えさせられる時間を過ごした。
この建物は「誰のため、何のためなのか?」そんな視点が欠けている。一連の騒動を見ていて、そんな印象を強く持った。 安倍晋三首相は7月17日、2020年東京五輪・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場の建設計画について、「白紙に戻す。ゼロベースで計画を見直す決断をした」と述べ、デザインを変更する方針を明言した。
世界最大のサイクルロードレース「ツール・ド・フランス」が今年も始まった。3週間にわたってフランス国内を中心に3000?以上を走る自転車レース。自転車に興味がない人でさえ、このレース知っているほど有名で、動く人もお金も他のレースとは比べ物にならない。今月4日から開幕したツールの1週目で、なにやら波乱が……。
マッチこと近藤真彦さんが50歳にして「ITU世界ロングディスタンストライアスロン選手権」(スウェーデン・6月27日開幕)の日本代表に選ばれたというニュースが報じられた。この発表については一部のトライアスロン関係者には1週間ほど前から情報が入っていた。しかし、予想を上回る反響に驚くやら、感心させられるやら……。
スタートの号砲一番、海に飛び込んでいく選手たち。水しぶきを上げ、泳ぎ出す姿こそ、トライアスロンのスタートという印象だ。でも、この大会ではそんな光景だけではなく、勢い良く飛び出して行った選手たちの後、ゆったりと海に入り、平泳ぎで泳ぎだす姿も多くみられる。体型もアスリートというより、普通のおじさんやおばさんという感じ。そんな人たちが青い海で漂う姿は、一般的に知られる「トライアスロン=鉄人」というイメージとは程遠い。だが、これもトライアスロン大会における1シーンであることに違いない。
「ハパルア」という言葉をご存じだろうか? 知らなくても決して珍しくはない。意味はハワイ語で「半分」。この言葉が日本で認知され始めたのは昨年あたりからで、「ハパルア」というランニングイベントが浸透してきたからである。
中継を見始めた時に、今日は最後まで見なければならないような気がした。いつもなら、途中でほかの仕事に流されることもあるのに、結局最後まで目を離せなかった。放送終了後、慌てて次の用事に向かった。 3月8日の名古屋ウィメンズマラソン。前田彩里選手は、実業団ランナーとしてのマラソンデビュー戦となった。彼女は15?の給水ポイントでの転倒後もペースを変えることなく、30?地点でのユニスジェプキルイ・キルワ選手のペースアップにも耐えた。最後まで力強い足取りで、2時間22分48秒の好タイムでゴールしたのは記憶に新しい。この記録は日本歴代8位だが、それよりも感心したるのが、日本女子として8年ぶりに2時間23分を切ったということ。世界が当たり前のように2時間20分台を連発している中で、日本人選手は8年も前から記録が停滞してしまっていたのだ。
「ファームクロス」というスポーツをご存知だろうか? 恐らくほとんどの方が、聞いたこともないはずだ。それもそのはず、まだ生まれたばかりのスポーツで、初めての大会が富良野で開催されたのは今月15日だった。 ルールを簡単に説明すると、雪の斜面を農業肥料が入っていた袋に乗って滑り降りるというもの。極めて単純なスポーツ、いや遊びと言った方が適当かもしれない。これに類する遊びは全国的にも珍しくなく、段ボールやビニールなど、様々なものをソリ代わりに滑った経験のある方もいるのではないだろうか。それをあえてネーミングし、大会にする。この一見、バカバカしいイベントに興味津々で行ってきた。
「東京マラソン チャリティ“つなぐ”」で2015年大会から登場した「スポーツ・レガシー事業」。以前、このコーナー()で書かせていただいたように、レガシーといっても、その範囲は広すぎて意外に難しい。そこでマラソン財団としてテーマにしたのが「スポーツの夢(強化育成)」「スポーツの礎(環境整備)」「スポーツの広がり(普及啓発)」「スポーツの力(社会貢献)」の4つ。これでも広いなぁ……。どれももっともな項目であるのだが、皆さんから預かったお金をどう使っていくのがいいのか。限られた財源で、効果を出すのは非常に難しいところである。
12月の2週目と言えばホノルルマラソン。今年で42回目を迎えた歴史ある大会だが、毎年3万人を超える参加者で賑わいを見せ、人気にかげりはないようだ。日本人からの人気も相変わらずで、参加者は1991年に初めて1万人を超えて以来、9.11があった2001年を除いては常に1万人上回った。もちろん今年も1万人を超える参加者で盛り上がった。
羽生結弦選手が8日に行われたフィギュアのスケートグランプリシリーズ第3戦、中国杯の練習滑走中に他の選手と衝突し、負傷しながらも試合に出場した。この判断に対して、その後も様々な意見やコメントが出ている。僕自身も選手であったり、大会主催者であったり、報道する立場であったりと、この事件に関して思うことも多い。数々の見解を聞かせてもらう中で、いろいろと考えさせられている。
日本ではチャリティがまだまだ定着しない。毎年、東京マラソンで募集している「チャリティ枠」も定員が埋まらない状況だ。10倍を超える倍率の一般枠との落差は歴然。未だ「スポーツ→社会貢献→チャリティ」という構図は、日本国内において認識が薄いという話を本コラムの148回目で書かせて頂いた。その後、いろいろと反響は頂いたが、もちろん世の中が急に変わるはずもない。そんな中で、来年の東京マラソンでは「オリンピックに向けて子供たちに残して行けるモノを作って行こう」という「レガシープログラム」をチャリティで行っていくことが決まった。
今年も三陸の人々は温かかった。走る選手達を応援し続ける人たち、エイドステーション(補給所)で選手に食べ物を配るボランティアスタッフ。皆が笑顔で、一所懸命に選手を歓迎しているのが伝わってくる。でもその向こうに見えるのは震災の傷跡……。いろいろな想いを巡らせながら、僕たちはペダルを踏み続けた。
日本の中だけではそこまで価値を見出されないが、海外から絶賛されると国内でも、というケースは意外に多い。日本人がシャイで自信を持てないのか、足元にあるいいものに気が付かないのか。芸術、音楽の世界はもちろん、工業製品からコンビニの便利さ、治安の良さなどなど……。国内にいると当たり前と思っていることが、海外から見ると「Cool!」となるわけだ。つい先日も、海外から絶賛を受けて急激に人が増えているというところに行ってきた。それは「西瀬戸自動車道」、通称「しまなみ海道」。ここは建設当初、「こんなにお金をかけてどうするんだ」と非難の声が多かった場所だが、今では国内外から沢山の人を呼び寄せている。
この夏、世界を夢中にしたサッカーのワールドカップ(W杯)。開催地ブラジルとの時差もあり、寝不足が続いていた人も多かったのではないだろうか。予想外の展開、結果に喜んだり驚いたり……。普段はそれほどサッカーを見ていない人にも、世界の技は十分に見応えがあったことだろう。個人的には、ゲームのほとんどを支配したり優勢に進めていたにもかかわらず、相手にワンチャンスを決められて敗退したり、流れを変えられてしまうシーンを何度も目のあたりにし、サッカーの残酷さと難しさをヒシヒシと感じることが多かった。逆にいうと、これがロースコアで争われるこのスポーツの面白いところなのだろう。