甲子園を沸かせた注目選手をピックアップ!

 中京大中京(愛知)の43年ぶり7回目の優勝で幕を閉じた今年の夏の甲子園。決勝では6点ビハインドの9回2死無走者から怒涛の連打で1点差にまで詰め寄る日本文理(新潟)の猛打は、地域レベルの均衡化を示したものといっていいだろう。そんな中、今大会も高い素質をもった選手が数多く登場し、プロのスカウトからも熱い視線が注がれた。果たして10月29日のNPBドラフト会議では、どの選手がどの球団に指名されるのか――。今回は3人の注目選手を挙げたい。

福岡、元ソフトバンク・山田を獲得!

 福岡レッドワーブラーズは1日、元福岡ソフトバンクの山田秋親投手の入団を発表した。山田は昨季限りでソフトバンクから戦力外通告を受け、退団。昨年11月に右肩の手術を受け、福岡球団の練習に参加しながらリハビリを行っていた。先月、高知に入団した伊良部秀輝同様、独立リーグで復活をアピールし、NPB復帰を目指す。背番号は34に決まった。

オリックス・西川(元愛媛)、痛恨の被弾で敗戦投手

 オリックスの西川雅人(元愛媛)が、30日の埼玉西武戦(京セラドーム)で2度目の1軍登板を果たした。1−1と同点の6回、2番手でマウンドへ上がった西川は、先頭のボカチカにストレートが甘く入り、レフトスタンドへ勝ち越し本塁打を浴びる。結局、西川は1回2安打1失点の内容で降板し、これが決勝点となったため、NPB初黒星を喫した。試合は6−2で西武が勝利した。

レイズ・岩村、復帰戦で1安打 レッドソックス・田澤はマイナーへ

 タンパベイ・レイズの岩村明憲内野手が30日、約3カ月ぶりにメジャーリーグ復帰を果たした。早速、敵地でのデトロイト・タイガース戦に「9番・2塁」で先発出場した岩村は、3回、復帰初打席でライト前ヒットを放つ。その後も2つの四球を選ぶなど、4打席中3打席で出塁。うち2度はホームまで生還してチームの勝利に貢献した。試合は3−1でレイズが勝利した。

高知・伊良部、5回5失点

 5年ぶりに現役復帰し、高知ファイティングドッグスに入団した伊良部秀輝投手が29日、佐世保野球場での長崎戦でリーグ戦2度目の先発マウンドに上がった。初回に3点の援護をもらった伊良部だが、2回にソロ本塁打を浴びると、4回は4安打に2四球が絡み、3失点。続く5回も四球にボークと乱調で1点を失った。結局、この日は5回90球、6安打5失点。試合は高知が終盤に再逆転し、6−5で勝利したため、伊良部に勝敗はつかなかった。

レッドソックス・田澤、4回9失点KO

 ボストン・レッドソックスの田澤純一投手が28日、本拠地のシカゴ・ホワイトソックス戦でメジャーリーグ昇格後、4度目の先発を果たした。田澤は2回に4安打に死球も絡んで4点を失うと、続く3回もカルロス・クエンティンに2ランを浴びるなど、再び4失点。さらに4回にも1点を失って、立ち直りのきっかけをつかめないまま、4回10安打9失点で3敗目(2勝)を喫した。試合はホワイトソックスが9−5で逃げ切った。

北海道日本ハム・谷元圭介「苦しみを乗り越えて」 〜ルーキー・レポート〜

 2009年4月3日、プロ野球が開幕。札幌ドームでは北海道日本ハムと東北楽天戦が行われた。試合前には華やかなセレモニーが催され、開幕メンバーに入った26名の選手を4万人超の大観衆が拍手と歓声で迎えた。ズラリと一列に並ぶ選手たちの表情は皆、喜びと意気込みに満ちていた。蒼々たる投手陣の中に、ルーキー谷元圭介の姿もあった。身長166センチの現役最小ピッチャーである。

リーグ選抜、フューチャーズに逆転負け

 四国・九州アイランドリーグの選抜チームが27日、NPBイースタンリーグの混成チーム(フューチャーズ)と埼玉県営大宮球場で交流試合を行った。リーグ選抜は初回にフューチャーズ先発の塚本浩二(香川−東京ヤクルト)を攻め、YAMASHIN(高知)の先頭打者本塁打などで3点を先行。しかし、6回にエラー絡みで2点を返されると、8回にも守備の乱れから3点を失い、逆転を許す。リーグ選抜は最終回に代打・荒張裕司のタイムリー2塁打で1点を返したものの、その後の好機を逃し、4−5で敗れた。

リーグ選抜、フューチャーズに大勝 オリックス・西川(元愛媛)、2回無失点デビュー

 四国・九州アイランドリーグの選抜チームが26日、関東遠征を行い、NPBイースタンリーグの混成チーム(フューチャーズ)と千葉の日本ハム鎌ヶ谷球場で交流試合を行った。リーグ選抜は初回に4点を先行されたものの、2回に3点、3回に1点、4回に1点をあげて逆転に成功。その後も得点を重ね、18安打の猛攻で14−5と大勝した。投手陣も2回以降はソロ本塁打による1失点のみと安定した内容だった。27日は埼玉県営大宮球場(12時試合開始)で同カードが行われる。

勝敗のカギは初回にあり! 〜第91回全国高校野球選手権大会〜

 第91回高校野球選手権大会は、中京大中京(愛知)の史上最多となる7度目の優勝で幕を閉じた。負けたとはいえ、日本文理の最終回の粘りもまた観る者を魅了した。9回2死無走者から、怒涛の連打で5得点を挙げ、6点差を一気に1点差にまで詰め寄った。「野球は2死から」という言葉をまさに実現させたような見事な攻撃だった。その猛追を振り切り、43年ぶりに深紅の優勝旗をもたらした中京大中京。「古豪復活」にOBたちの喜びもまたひとしおだったことだろう。

メッツ・高橋建、メジャー再昇格

 ニューヨーク・メッツの高橋建投手が25日、約2カ月ぶりにメジャーリーグに復帰した。同日行われた本拠地のフィラデルフィア・フィリーズ戦からベンチ入りした高橋は2−5とリードされた6回から2番手として登板。2四球にヒットも絡んで1死満塁のピンチを迎えたが、後続を断ち、ゼロで切り抜けた。続く7回は1死をとったところで交代し、1回3分の1を投げて1安打無失点の内容だった。

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