最終回 車いすテニス・三木拓也、4年後への誓い

 今夏、ロンドンパラリンピックで北京に続いて連覇を果たしたのが、車いすテニスの国枝慎吾だ。パラリンピックでの男子シングルスで連覇を成し遂げたのは史上初の快挙である。今や世界が認めるスーパースターとなった国枝。その国枝に素質を買われ、2年前に「一緒に世界を目指してみないか」と声をかけられた選手がいる。三木拓也、23歳だ。現在、世界ランキング17位(24日現在)の三木だが、当時は100位以内にも入っていなかった。その頃は世界の舞台など、夢のまた夢だった。だが、本格的にトレーニングを始めると、メキメキと頭角を現し、恐ろしいほどのスピードで世界に追いついた。そして今夏、初めてのパラリンピックに出場したのだ。だが、シングルスは初戦敗退。試合後は悔しさを押し殺しながら、冷静に自らの試合を分析していた。その姿には4年後のリベンジを予感させるだけのものが、確かに存在していた。

第10回 高桑早生、リオパラリンピックへの誓い

 12日間に渡って熱戦が繰り広げられたロンドンパラリンピックが幕を閉じた。今回は金5、銀5、銅6の計16個のメダルを獲得。特に競泳での活躍が目立った。世界新記録を更新した田中康大をはじめ、アテネからの8年越しの金メダルに輝いた秋山里奈、開会式では旗手を務めた木村敬一など8個のメダルを量産した。またゴールボール女子が日本としては史上初の団体金メダルに輝き、柔道では正木健人も金メダルを獲得。そして車いすテニスの国枝慎吾は、男子シングルスでは史上初の連覇を成し遂げた。今回は、こうしたメダリストの中には名を連ねることはできなかったが、4年後のリオデジャネイロでの活躍が期待される陸上・高桑早生のロンドンパラリンピックに迫った。

第9回 メダルラッシュへの期待! 〜パラリンピック・陸上〜

 いよいよ4年に一度の祭典、ロンドンパラリンピック開幕が2日後に迫っている。29日、ロンドン・オリンピックスタジアムで行なわれる開会式で幕を開け、9月9日までの12日間に渡って熱戦が繰り広げられる。今回は、複数のメダル獲得が期待される陸上競技について、現地にコーチとして帯同する日本身体障害者陸上競技連盟常任理事・競技運営委員会委員長の三井利仁氏に注目の日本人選手について訊いた。

第8回 2大会ぶりメダル獲得へ 〜ゴールボール〜

 17日間に渡って熱戦が繰り広げられたロンドンオリンピックの幕が閉じ、約2週間後の29日にはパラリンピックの幕が上がる。そのパラリンピックにはオリンピックにはないオリジナルの競技がいくつかある。その中のひとつが「ゴールボール」だ。日本は女子がアテネ、北京に続いて出場する。今回はこの競技に触れてみたい。

第8回 土田主将「最高峰の舞台で最高のパフォーマンスを」 〜パラリンピック結団式・壮行会〜

 23日、都内ホテルでロンドンパラリンピックの結団式・壮行会が行なわれた。今回は17競技135名の選手が出場する。その中には2000年シドニー大会以来3大会ぶりとなる知的障害者の選手も含まれており、陸上3名、水泳3名、卓球1名の計7名が出場する。パラリンピックは五輪閉幕後、8月29日に開幕する。

第7回 パラリンピックも注目どころ満載!

 ロンドンオリンピック開幕まで、残り3週間を切った。現在、英国では世界各国から選ばれたランナーたちによって、聖火リレーが行なわれている。日本でもオリンピックに関連するニュースが増えてきており、世界中でオリンピックムードが色濃くなってきている。そのオリンピックの閉幕後、8月29日にはパラリンピックが開幕する。3日には、日本パラリンピック委員会(JPC)から正式に全競技の代表選手が発表された。そこで今回は、パラリンピックにおける注目競技・選手を紹介したい。

第6回 さくらジャパン、世界の強豪に走り勝て! 〜女子ホッケー〜

 今や国民的人気となった「なでしこジャパン」に続け、とばかりに世界の舞台での活躍を目指す女子ホッケー日本代表「さくらジャパン」。最後の1枚となったロンドン五輪の切符をかけて行なわれた世界最終予選で見事、3大会連続出場を決めた。今回は初めて五輪出場を果たしたアテネ大会以来、「さくらジャパン」を指揮した安田善治郎ヘッドコーチ(HC)にインタビューを敢行。最終予選の勝因、ロンドン五輪に向けての意気込みを訊いた。

第5回 メダル獲得への挑戦 〜シッティングバレーボール〜

 約3週間に渡って行なわれたバレーボール世界最終予選では、女子が3大会連続となる五輪出場を決めた。ロンドンでは1984年のロサンゼルス大会以来となるメダル獲得が期待されている。その同じロンドンの地で、メダルをかけた、もう一つのバレーボールが行なわれる。1980年アーヘン大会(女子は04年アテネ大会)からパラリンピックの正式種目となった「シッティングバレーボール」だ。北京に続いて2大会連続出場を決めた女子日本代表が、初の表彰台に挑む。

第4回 ベテラン竹下佳江に見た覚悟

 バレーボール世界最終予選最終日、眞鍋政義監督率いる全日本女子は最後のロンドン行きの切符を獲得し、五輪3大会連続出場を決めた。「1位通過」という目標を掲げて臨んだ日本だが、終わってみれば最後の1枚をようやくつかむという苦しい結果となった。「予想以上に厳しかった」と語る選手が多い中、チーム最年長の竹下佳江にはそうした驚きは全くなかった。彼女の鋭い眼光には“覚悟”があった。

第3回 切符獲得へカギ握る“エース”と“忍者” 〜バレーボール世界最終予選〜

 19日、バレーボール女子世界最終予選が東京体育館で開幕する。今夏のロンドン五輪出場への最後のチャンスであり、熾烈な戦いが繰り広げられることは間違いない。全日本女子がアテネ、北京に続いて3大会連続出場を決めるには、3位以内、あるいは4位以下においてアジアトップの成績を収めることが条件となる。果たして眞鍋政義監督率いる“火の鳥NIPPON”はロンドンへの切符を掴むことができるのか。

第2回 五輪選考会、笑顔の裏に涙あり

 残り約3カ月に迫ったロンドン五輪。約1カ月後の5月18日には聖火が英国入りする予定だ。現在、“五輪モード”に突入している世界のスポーツ界では激しい代表争いが繰り広げられている。国内では5月5日に選考会を兼ねて行なわれる体操NHK杯、20日にボートロンドン五輪最終予選、そして19日からは女子バレーボール世界最終予選、6月2日からは男子の世界最終予選が行なわれる。4年間の努力を発揮するべく大舞台。そこには笑顔もあれば、悔し涙もある。今月初旬に行なわれた競泳日本選手権でも、さまざまな選手たちの姿があった。

第1回 北島、2冠達成のワケ

 今月よりスタートした「キャッチ! The LODNON」では、ロンドンオリンピック・パラリンピックにまつわる情報をお届けします。ロンドンで活躍が期待される注目選手やニューカマー、さらには戦いの舞台裏など幅広く“キャッチ”していきます!  2日に開幕した競泳日本選手権は、ロンドンオリンピックの選考会を兼ねて行なわれ、熱いレースが展開された。なかでも注目は、ロンドンで4大会連続出場、そして3大会連続2冠を狙う北島康介(アクエリアス)。100メートルでは日本新記録で優勝、そして得意の200メートルをも制し、最高のかたちで4大会連続出場を決めた。しかし、ここまでの道のりは決して順風満帆だったわけではない。北京五輪以降、北島は平井伯昌コーチの元を離れ、練習拠点を米国に移した。国際大会の復帰戦となった2010年のパンパシフィック選手権では100メートル、200メートルで2冠を達成し、健在をアピールした北島だったが、昨年の世界選手権では100メートルでまさかの4位。200メートルでは銀メダルを獲得したものの、ロンドンでの2冠達成に黄色信号が灯った。ところが、今回の選考会では北京五輪以来となる自己ベスト更新で100メートルを制したのだ。

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