ヤングなでしこ、ナイジェリア下して初のメダル 〜U-20女子W杯〜

 8日、FIFAU-20女子W杯の3位決定戦が東京・国立競技場で行われ、U-20女子日本代表が同女子ナイジェリア代表と対戦した。日本はナイジェリアに押し込まれる場面もあったが、常に数的優位で対応する安定した守りで跳ね返す。すると前半24分、MF田中陽子(INAC神戸)が先制点となる無回転ミドルシュートを叩き込む。後半5分には、FW西川朋花(吉備国際大)が追加点を決めた。28分、FWデザイア・オパラノジーに1点を返されてさらに猛攻を受けたものの、全員守備で同点弾は許さない。競り勝ったヤングなでしこが、同大会で初のメダルを獲得した。

ゴールボール女子、パラ初の団体金メダル!

「ようやくこの日が来たんだ……」  キャプテンの小宮正江は、上っていく日の丸を見ながら、感無量となっていた。7日、ゴールボール女子決勝、日本は北京パラリンピック優勝の中国を破り、金メダルに輝いた。 「途中、国歌を歌えなくなるほど、熱いものがこみ上げてきました」  4年前の北京では7位に終わり、聖火の前で悔し涙を流した。その時、司令塔の浦田理恵と「ロンドンでは絶対に笑って聖火の前に立とう」と誓い合ったという。その誓いがこの日、実現したのだ。チーム競技としてはパラリンピック史上初の金メダル。ゴールボール女子が、新たな歴史の1ページを切り開いた。

国枝慎吾、男子史上初の連覇達成へ 〜車いすテニス〜

「You have pins?」。各競技会場をまわっていると、ボランティアの人たちにこんな言葉をよくかけられる。最初は「メディアならピンバッジを持ってるはずだ」と言われているのかと思い、わざと困った顔をして「Oh,I don’t have.」とか「I don’t know.」などと言いながら、一生懸命にアクレディテーションカード(メディアとしての証明カード。これがあれば会場や記者室、選手を取材できるミックスゾーンなどに出入りできる)を見せていた。今思うと、そんな私はボランティアには非常に滑稽な姿に映っていただろう。

春田純、4年前に誓ったスタートライン 〜陸上〜

 4日の夜、知り合いのカメラマンに誘ってもらい、ロンドンに来て初めて外食をした。オリンピックパークの最寄り駅「Stratford」の前にそびえたつヨーロッパ最大のショッピングモール「waitrose」内のレストラン。メニューの品数はたくさんあったが、やはりここはイギリス料理の代表「フィッシュ&チップス」を頼むことにした。

廣道、トラックの神様が与えてくれた決勝への切符 〜陸上競技〜

 現在、パラリンピックが開催されているオリンピック・パークなどでは、あちこちに「これでもか」というほど、ボランティアの人々が配置されている。おかげで何かわからないことがあれば、すぐにつかまえて聞くことができ、非常にありがたい。こちらの下手な英語にも、全くイライラすることなく、丁寧に応対してくれる。そのため、渡航前の最大の不安要素であった“言葉の壁”もほとんど感じることなく……いや、感じながらも、不便を感じずに取材をすることができている。

ヤングなでしこ、ドイツに完敗 3位決定戦へ 〜U-20女子W杯〜

 4日、FIFAU-20女子W杯の準決勝が東京・国立競技場で行われ、U-20女子日本代表は同女子ドイツ代表と対戦した。試合は日本が開始直後にMFメラニー・ロイポルツに先制点を奪われる。その後も失点を重ね、0−3の完敗。この結果、日本は3位決定戦(8日、国立)に回り、同女子ナイジェリア代表と対戦する。 (国立) 【得点】 [ド] メラニー・ロイポルツ(1分)、ゼニファー・マロツァン(13分)、レナ・ロッツェン(20分)

木村、自由形の悔しさバネに銀メダル! 〜競泳〜

「英国の食べ物はおいしくない」と聞いたことがある人も多いのではないだろうか。確かに「フランス料理」「イタリア料理」などはあるが、「イギリス料理」はほとんど耳にしたことがない。しかし、最近では「だいぶ美味しくなった」という人もいる。果たして、実際はいかに……。  まだロンドンに来て3日目だが、感想としては「特別に美味しいわけではないが、“まずい”わけでもない」というところだろうか。とはいえ、オリンピックパークとホテルの往復しかしていないので、まだよくわからない。しかし、はっきりといえるのは「お寿司」には騙されないほうがいいということだ。やはりお米が違う。どうもパサパサしていて、飲み物と一緒にゴクンと飲まなければ飲み込むことができない。「ロンドンでお寿司を買う勇気がある日本人っていないよね……」と海外通の日本人記者に言われ、とても「買いました」とは言えなかった。それからというもの、普通に美味しいサンドイッチを食べ続けている……。

<第6日(3日)> 北京2冠・伊藤、男子400メートルで銀

■陸上 ・男子400メートル T52 1次予選 1組1位 伊藤智也 1分0秒80 ※決勝進出 1組2位 上与那原寛和 1分3秒64 ※決勝進出 2組   高田稔浩 失格 決勝 1位 レイモンド・マーティン(米国) 58秒54 2位 伊藤智也 1分0秒40    上与那原弘和 失格

「はやてジャパン」、初白星で最終戦に望みをつなげる 〜車椅子バスケットボール〜

 ロンドンパラリンピックの取材2日目。朝食のときには小雨が降っていたものの、取材に出かける頃にはすっかり止んでいた。しかし、ロンドンはすでに秋に入っている。残暑が続く日本から来た私にとっては、冬のにおいさえ感じるくらいだ。昼間でも薄めの長袖がちょうどよく、夜になる頃には上着が必須。これが現地で取材している日本人の“共通感覚”である。だが、ロンドン市民に“共通感覚”はないようだ。通称「チューブ」と言われている地下鉄「underground」(英国では「subway」と呼ばれることは少ない)に乗ると、面白いほど服装はまちまちだ。ノースリーブやTシャツの人もいれば、トレンチコートを着ている人もいる。また、足元も四季折々だ。すでに暖かそうなブーツを履いている人や、上はパーカーなど秋っぽいにもかかわらず、足元は裸足にビーチサンダルという人も少なくない。つまり、「みんな違っていい」。それがロンドン市民のようだ。

<第5日(2日)> 女子100M背泳ぎ・秋山、大会新で金メダル!

■競泳 ・女子100メートル背泳ぎ S11 予選 2組3位 秋山里奈 1分22秒47 ※決勝進出 2組5位 小野智華子 1分27秒10 ※決勝進出 決勝 1位 秋山里奈 1分19秒50 ※パラリンピック新 8位 小野智華子 1分27秒55

Vol.13 進化した「心技体」 〜車いすテニス・国枝慎吾〜

「コーチ、ヒジが痛い……」――これまでほとんど聞いたことのない悲痛な声に、丸山弘道は驚きを隠せなかった。  2011年9月、全米オープン男子シングルス決勝戦。国枝慎吾はマッチポイントを迎えていた。4連覇まであと1ポイント。ちょうどその時、スタンドの最前列で観戦していた丸山の目の前にボールが転がってきた。そのボールを拾いに来た国枝が、そっと丸山に伝えたのだ。 「試合中、しかもマッチポイントを握ったこのタイミングで『痛い』だなんて……。慎吾の右ヒジは大変なことになっているのかもしれない」 丸山は“不安”と“覚悟”が入り混じった気持ちで国枝を見つめていた。

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