第17回 クビから一転……

 チーム初のポジションの「クビ」が言い渡されたのは9月初旬の大学野球部との練習試合でした。二桁のフォアボールや牽制ミスなど、先発の小川が大乱調。監督・コーチが「俺たちがいても意味がない」と途中で帰ってしまいそうになるくらいの内容の悪さに、試合後告げられたのは「お前はピッチャーやらんでいい」の一言。その日以来1ヵ月以上、小川はマウンドには立たせてもらっていません。

第16回 監督・コーチからもっと吸収しよう

 9月中旬とは思えない暑さの中、高校のグラウンドをお借りして練習を行いました。  キャッチボール、ノックを終え、フリーバッティングに入りました。  フリーバッティングは、3人一組になり、ひとり10本×3回です。  いつもはゲージの後ろで選手のバッティングを見ているコーチですが、あまりの暑さにベンチからなかなか出られず、1組目が始まっても、ベンチの中からバッティングを見ていました。

第15回 「元プロ」に対する誤解

 9月2日に久しぶりの公式戦がありました。勝てばさいたま市長杯関東大会へ駒を進めることができる大会の埼玉県予選。関東大会へ進めば、関東圏の実力あるチームと対戦ができるとあって、「絶対コールド勝ち」を目標に掲げ、初戦に臨みました。

第14回 ピッチャー、俺

 「俺投げるから」  「人数少ないですもんね。暑いし。ひとりじゃ9回はもたないですもんね」  8月11日の練習試合。この日は大塚監督が不在。ピッチャーがひとりしかいないとは言っても、まさか安藤コーチが投げることはないだろう。うまく使えば、内野手でピッチャーができる選手がいるのです。

第11回 野球教室

 少し前の話になってしまいますが、5月20日に、所沢市の航空記念公園で、野球教室を行いました。    毎年航空公園で行われている「リサイクルカーニバル」というイベントに混じって野球教室を行います。昨年に続いて2回目の参加となりました。  その名のとおり、「リサイクルカーニバル」はリサイクルがメインのイベントです。1000店以上のフリーマーケットが出店し、20万人以上が来場します。

第10回 「ヤジは自分を崩す」

 6月9日、全日本クラブ選手権埼玉県予選に出場しました。  クラブチームの都市対抗のような存在の全日本クラブ選手権。企業チームが出場しないため、全国大会へ行くことができるチャンスがおおいにある大会です。全日本クラブ選手権に優勝したチームは、秋に行われる社会人野球日本選手権にも出場できます。全国のクラブチームにとって、またとないチャンスの大会です。  埼玉県予選で、出場チーム11チーム中、上位2チーム内に入ると、南関東大会(東京、千葉、神奈川、埼玉、山梨の各県から代表2チームが出場)に進み、南関東大会上位2チームが全日本クラブ選手権に出場することができます。

第9回 惨敗

   初めての都市対抗予選。  1回戦、伸びかかっていた鼻をへし折られました。    都市対抗予選の埼玉県第1、2代表は、企業チームのホンダ、日本通運が常連。3年前のチーム結成以来、企業チームに次ぐ埼玉県第3代表を3年連続で獲得しているのがクラブチームの所沢GBC。1回戦はその所沢GBCとの対戦でした。  初回、2点を先制し、その裏4点を返されるも、5回まで7対5と追いつける点差にいました。過去2度の対戦はいずれも5点以上の点差で負けており、負けたくなかった試合。しかし6回裏に8点失点し、15対5で7回コールド負け。練習試合を重ね、昨年と比べてチームの成長を感じていただけに、コールド負けはショックでした。

第8回 先手必勝

   4月21日はリーグ戦準決勝。公式戦ではありませんが、実戦を積むことはチームにとってプラスです。相手は、2月、新チームになって初めての練習試合で、17対5と大差で負けたチーム。おそらく相手は、今回も負けるわけがないと思っていたと思います。そんな雰囲気を感じながら、試合前、とてもワクワクしました。私たちも負けるつもりはありません。2ヶ月間でどのくらい変わったかを早く確認したい思いでいっぱいでした。

第7回 1年ぶりの「ナイスゲーム」

 昨年のGWは茨城、千葉、富山と、地方遠征に行っていました。  その中の、千葉のthousandleavesとの試合は、1対20、どんな試合展開か覚えていないほどの大敗でした。「野球をやっていない」「屈辱以外のなにものでもない」監督・コーチにそう言われた次の日は、富山県で地元のクラブチームとの一戦。選手ひとりひとりが前日と同じにはさせないと思って臨んだ試合は、0対8で負けてしまいましたが、前日とは違った、引き締まったいい試合でした。コーチがその後のテレビ局の取材の中で「今までで一番いい試合をしたんじゃないかな。ナイスゲームでした」と言ってくれたことが、とても嬉しかったのを覚えています。チームの成長が見えた試合でした。

第6回 「この1点」

   3月24日。練習を終えて、22時に届きそうな時計の針を横目に見ながら、今までにない雰囲気で選手が球場を後にしました。  「明日は絶対に勝ちましょう!」あちこちでこの言葉が飛び交います。  25日は新チームになって初の公式戦。「頑張れー!頑張れー!」しつこいくらい帰りの車中から叫ぶ監督の言葉にも後押しされ、「絶対に勝つ!」という選手ひとりひとりの気持ちがあふれていました。

第5回 うれしくない ? 初勝利

 「今日負けたら解散な」  試合前のミーティング。その言葉のずっしりとした重みを受け止め、選手全員がコーチの目を見据えます。「解散」は絶対冗談ではない・・・昨年から在籍するメンバーは特に、この言葉を重く受け止めたはずです。

第4回 小さい神様がおりてきた!

 「あのぉ、もしかして僕があんなメール送ったからなんでしょうか・・・」  そうだよ、君が言いだしっぺなんだよ、岡本君。  我がチームに入部するために、昨年仕事を辞め、長野から埼玉へ移住した(おそらくチームで一番思い切ったことをしている人物)岡本君からメールがあったのは練習試合が行われる数日前。  『土曜日、もし雨が降ったら室内で練習です』という私のメールに、 『雨が降らなかったら、練習試合の後、室内で練習したいんですけど』との返信。

第3回 監督の弱点(多分)

   今週、入部希望の選手が練習に参加しました。現在23歳。入部希望ながら、大学一年のときに肩を痛め、それ以来、硬式野球から距離を置いており、投げるのが怖いということ。たしかに、サードの守備のとき、あまり思いきり投げられないでいるようでした。  その選手を、大塚監督が呼びました。  「肩痛いんか?」  「はい」  「ええか、腕を真正面の方向に下ろして投げると投げられん。これじゃイップスや。なんか変やろ?」  「はい」  「左斜め下の方向に向かって上から腕を振り下ろす。この軌道だと負担が少ない」

第2回 「今年こそ汚名返上!」

   1月20日(土)、今年初の練習がありました。場所は埼玉県鳩ヶ谷市の球場。  気持ちも新たに! と思ったのに大遅刻! 初カミナリもしっかり落ちました・・・。  「昨年のことを踏まえて、今年はまた新たな気持ちでやっていこう!」とコーチからの言葉があり、練習が始まりました。

第1回 「女子+硬式野球=女子硬式野球」

 「女子+硬式野球=マネージャー」  小さい頃からこんなイメージがありました。硬式野球に携われるのは、『タッチ』の南ちゃんのようなポジションだけだと思っていたのです。  私は現在、埼玉県を拠点に活動する、硬式野球クラブチームに所属しています。前職で1年間、女子硬式野球にスタッフとして関わっていました。

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