先に「自己を犠牲にして他者を生かす」と述べたが、川相はいぶし銀の技術を身につけることで非力だった自らをも生かしたのである。
かつて、ドゥンガからこんな話を聞いたことがある。 ドゥンガがイタリアに移籍したばかりの時だ。練習でイタリア人選手が粗いプレーを仕掛けてきたという。ドゥンガが怪我をしたらどうするんだと怒ると、鼻で笑った。 「お前らブラジル人はサッカーが上手いかもしれない。でも、ここはイタリアだ。ここのやり方に馴染めよ」 明らかな挑発だった。
27日、南アフリカワールドカップ決勝トーナメント1回戦がヨハネスブルグ・サッカーシティで行われ、アルゼンチン(FIFAランキング7位)とメキシコ(同17位)が対戦した。立ち上がりから出足よく相手ゴールに迫ったのはメキシコだった。しかし、先制点を奪ったのはアルゼンチン。26分、FWリオネル・メッシ(バルセロナ)のパスを受けたFWカルロス・テベス(マンチェスター・シティ)がヘディングでゴールへ流し込む。さらに7分後、DFのパスをカットしたFWゴンサロ・イグアイン(レアル・マドリッド)がゴールを奪ってアルゼンチンの2点リードで前半を折り返す。後半もメキシコが攻めこむも、圧倒的な個人技でテベスがこの日2点目をあげ、試合を決める3点目が入る。アルゼンチンは1点を返されたものの、2点のリードを守りきり3対1で試合終了。アルゼンチンが2大会連続のベスト8入りを決めた。 (ヨハネスブルグ・サッカーシティ) 【得点】 [ア] カルロス・テベス(26分、52分)、ゴンサロ・イグアイン(33分) [メ] ハビエル・エルナンデス(71分)
27日、南アフリカワールドカップ決勝トーナメント1回戦がブルームフォンテーンで行われ、ドイツ(FIFAランキング6位)とイングランド(同8位)が対戦した。序盤からドイツがペースを握ると前半20分、FWミロスラフ・クローゼ(バイエルン・ミュンヘン)のゴールで先制に成功する。32分にもルーカス・ポドルスキ(ケルン)がシュートを決めリードを2点に広げる。一方のイングランドも37分に1点を返し、2対1のスコアで試合を折り返す。後半はイングランドが人数をかけて攻勢に出るものの、そこを突いたドイツがカウンターからさらに2点を追加し試合を決定づけた。その後は相手の反撃をしっかりと抑え4対1で試合終了。決勝トーナメント1回戦屈指の好カードは意外な大差がつき、ドイツが15大会連続のベスト8入りを決めた。 (ブルームフォンテーン) 【得点】 [ド] ミロスラフ・クローゼ(20分)、ルーカス・ポドルスキ(32分)、トーマス・ミュラー(67分、70分) [イ] マシュー・アップソン(37分)
6月27日(日) ◇セ・リーグ (広島7勝5敗、ナゴヤドーム) 中日 4 = 010000003 勝利投手 篠田(2勝1敗) 敗戦投手 川井(1勝3敗) 本塁打 (広)ヒューバー5号2ラン (中)堂上直1号3ラン
26日、南アフリカワールドカップ決勝トーナメント1回戦がルステンブルグで行われ、アメリカ(FIFAランキング14位)とガーナ(同32位)が対戦した。立ちあがりに先制したのはガーナだった。前半5分、MFケビン・プリンス・ボアテンク(ポーツマス)がゴールを奪う。前半は圧倒的なガーナペースで試合が進んだ。後半に入ると陣形をかえたアメリカが攻めの形を作り17分にPKで追いつくと、勝ち越しを狙いガーナゴールへ迫る。しかし90分間でスコアは動かず1対1のまま延長戦に突入。延長開始直後にFWアサモア・ギャン(レンヌ)の豪快なゴールが生まれガーナが勝ち越しに成功すると、残り時間をしのぎ切り2対1で勝利を収めた。ガーナは同国初のベスト8入りを果たし、準々決勝では4強をかけウルグアイと対戦することとなった。 (ルステンブルグ) 【得点】 [ア] ランドン・ドノバン(62分) [ガ] ケビン・プリンス・ボアテンク(5分)、アサモア・ギャン(92分)
26日、南アフリカワールドカップ決勝トーナメント1回戦がポートエリザベスで行われ、ウルグアイ(FIFAランキング16位)と韓国(同47位)が対戦した。前半8分にFWルイス・スアレス(アヤックス)が右足でシュートを決め、ウルグアイが先制する。このまま前半を1対0で折り返すと、後半はリードを許した韓国がボールを保持しペースを掴む。すると、23分にセットプレーからMFイ・チョンヨン(ボルトン)がヘディングを押し込み同点に追いつく。しかし、35分にコーナーキックのクリアボールをつなぎスアレスが芸術的なシュートを決めウルグアイが再びリード。そのまま2対1でウルグアイが逃げ切り勝ちを収め、準々決勝進出を果たした。 (ポートエリザベス) 【得点】 [ウ] ルイス・スアレス(8、80分) [韓] イ・チョンヨン(68分)
6月26日(土) ◇パ・リーグ (日本ハム3勝7敗1分、札幌ドーム) 千葉ロッテ 4 = 000000130 勝利投手 ダルビッシュ(7勝4敗) 敗戦投手 マーフィー(6勝1敗)
正直言って驚いています。こんなにも劇的にチームが変わるものかと。1カ月前はあれだけ運動量が少なく、攻守に精彩を欠いていた日本代表が、グループリーグの3試合を通じて一気に成熟度を増してきています。カメルーン戦の勝利では半信半疑だった堅守が今や日本の強みになりました。どこでチームが変化したのか、私も選手に聞きたいくらいですね。
飛び道具だけは防ぎようがない。フリーキック2発で日本はデンマークを撃破し、決勝トーナメント進出を決めた。 1本目は本田圭佑。30メートルの距離、右サイドという位置は彼のおハコ。左足が描く弾道は無回転のままゴール左隅へ。デンマークGKトーマス・セーレンセンは為す術もなかった。 2本目は遠藤保仁。ボールをセットした時点では本田が蹴る意欲を示し、デンマークの壁を欺いた。「まさか7番が蹴るとは……」。大男たちはびっくりしたはずだ。シュートは壁の外側を巻いて、ゴール右隅へと吸い込まれていった。
25日、南アフリカワールドカップグループリーグH最終節がブルームフォンテーンで行われ、スイス(FIFAランキング24位)とホンジュラス(同38位)が対戦した。序盤はスイスがボールを支配して押し気味に試合を進め、前半を0対0で折り返す。後半に入ると両者がカウンターの応酬を見せ、攻守が目まぐるしく変わる白熱した試合を展開する。しかし、互いに決定機を生かすことが出来ず、そのままスコアレスドローで試合は終了し、勝ち点1を分け合った。 (ブルームフォンテーン)
25日、南アフリカワールドカップグループリーグG最終節がダーバンで行われ、ポルトガル(FIFAランキング3位)とブラジル(同1位)が対戦した。世界トップレベルの技術を誇る両国の対戦は細かいパスが数多く繋がる展開となる。前半はブラジルが押し気味に進めるものの無得点で折り返すと、後半はポルトガルが徐々に主導権を掴んでいく。ただ、ドローでも決勝トーナメントへ駒を進める両国は無理に得点を狙いにいくことはなく、そのままスコアレスで試合終了。試合前の順位と同じ1位ブラジル、2位ポルトガルのままグループリーグを終えた。 (ダーバン)
25日、南アフリカワールドカップグループリーグG最終節がネルスプロイトで行われ、北朝鮮(FIFAランキング105位)とコートジボワール(同27位)が対戦した。序盤から圧倒的に攻め続けたコートジボワールが、14分にMFトゥーレ・ヤヤ(バルセロナ)のシュートで先制点を奪う。20分にもMFロマリック(セビージャ)のヘディングでリードを2点とし前半を折り返す。後半もコートジボワールの攻勢が続き、37分に1点を追加すると北朝鮮の反撃を許さず、3対0のスコアで逃げ切り、勝ち点3を獲得する。コートジボワールは大会初勝利をあげるも、2位ポルトガルには届かず決勝トーナメント進出を逃した。 (ネルスプロイト) 【得点】 [コ] トゥーレ・ヤヤ(14分)、ロマリック(20分)、サロモン・カルー(82分)
参議院選挙が告示され、選挙戦がスタートしました。投票日の7月11日まで、僕も候補者の応援で愛媛中をまわることになりそうです。今回の参院選のテーマは何か。少なくとも昨年8月の総選挙とは異なり、「政権選択」ではありません。「政治とカネ」や「普天間問題」ばかりが取り上げられてしまいましたが、55年間続いた自民党中心の政治を大掃除する作業はまだ始まったばかり。政権を安定させ、さらに大掃除を進めるためには有権者のみなさんの後押しが必要です。その推進力をどのくらいいただけるのかが焦点となるでしょう。
6月25日(金) ◇セ・リーグ (阪神5勝1敗、神宮) 東京ヤクルト 4 = 000020020 勝利投手 久保(7勝4敗) 敗戦投手 バーネット(3勝5敗)
24日、南アフリカワールドカップグループリーグE最終節がルステンブルグで行われ、日本(FIFAランキング45位)がデンマーク(同36位)と対戦した。第2節までと同じ先発メンバーで臨んだ日本は、前半17分に本田圭佑(CSKAモスクワ)のフリーキックで先制する。さらには30分、遠藤保仁(G大阪)がこちらも直接フリーキックで追加点をあげた。2点リードで折り返した日本は、後半早々からパワープレーに出るデンマークに対しカウンターで好機を狙う。残り30分過ぎからは一方的なデンマークペースになり高さを前面に出した攻めを受け続けるが中澤佑二(横浜FM)、田中マルクス闘莉王(名古屋)を中心とした守備陣が踏ん張りをみせる。36分にPKで1点を失ったものの、42分にはカウンターでゴール前に迫り最後は岡崎慎司(清水)がダメ押し点をあげ試合を決定づけた。日本はデンマークとの直接対決を3対1で制し決勝トーナメント進出を決め、29日にベスト8をかけパラグアイと対戦する。 (ルステンブルグ) 【得点】 [日] 本田圭佑(17分)、遠藤保仁(30分)、岡崎慎司(87分) [デ] ヨン=ダール・トマソン(81分)
24日、南アフリカワールドカップグループリーグE最終節がケープタウンで行われ、カメルーン(FIFAランキング19位)とオランダ(同4位)が対戦した。序盤からオランダが攻勢を仕掛け試合を支配すると、先制点が生まれたのは36分。FWロビン・ファン・ペルシー(アーセナル)がシュートを決め、オランダがリードして前半を終える。後半に入りカメルーンが反撃を開始すると20分、PA内でのハンドで得たPKをFWサミュエル・エトー(インテル・ミラノ)が冷静にゴールネットを揺らし、カメルーンが同点に追いつく。対するオランダは83分、交代で出場したクラース・ヤン・フンテラール(ACミラン)がこぼれ球を押し込み勝ち越しに成功。そのまま2対1のスコアで逃げ切り、勝ち点3を獲得し、E組首位でグループリーグを突破した。 (ケープタウン) 【得点】 [カ] サミュエル・エトー(65分) [オ] ロビン・ファン・ペルシー(36分)、クラース・ヤン・フンテラール(83分)
24日、南アフリカワールドカップグループリーグF最終節がヨハネスブルグ・エリスパークで行われ、スロバキア(FIFAランキング34位)とイタリア(同5位)が対戦した。前半にスロバキアが先制すると、前回大会王者のイタリアは意地を見せるべく、ハーフタイムで2人を交代する積極策に出る。さらに10分には故障明けのMFアンドレア・ピルロ(ACミラン)を投入し流れを引き寄せたかに思われた。しかし次のゴールを奪ったのもスロバキアだった。コーナーキックからの攻撃でFWロベルト・ビテク(アンカラギュジュ)がこの日2点目をあげる。その後、イタリアは1点を返し猛攻に出るが、試合終了間際にスロバキアが1点を加点し王者に引導を渡した。ロスタイムに失点したものの3対2で試合終了、スロバキアがグループ2位に入り決勝トーナメントへ駒を進めた。一方、連覇を狙ったイタリアは1勝もあげることなくグループ最下位で南アフリカを去ることとなった。 (ヨハネスブルグ・エリスパーク) 【得点】 [ス] ロベルト・ビテク(25分、75分)、カミル・コプネク(89分) [イ] アントニオ・ディ・ナターレ(81分)、ファビオ・クアリアレッラ(90+2分)
24日、南アフリカワールドカップグループリーグF最終節がポロクワネで行われ、パラグアイ(FIFAランキング31位)とニュージーランド(同78位)が対戦した。守備的な両国の対決ということもあり、互いに静かな立ち上がりとなった。時間が進むにつれパラグアイが押し気味に試合を展開し、前半を0対0で折り返す。その後も実力に勝るパラグアイが攻勢を仕掛けるが、ニュージーランド守備陣からゴールを奪えず、そのままスコアレスドローで試合は終了。パラグアイが勝ち点1を積み上げ、F組トップで決勝トーナメント進出を決めた。 (ポロクワネ)
6月24日(木) ◇セ・リーグ (巨人7勝4敗、神宮) 東京ヤクルト 2 = 100000100 勝利投手 内海(7勝2敗) 敗戦投手 中沢(4勝4敗) セーブ 山口(3勝2敗2S) 本塁打 (巨)ラミレス21号ソロ、22号ソロ、長野9号2ラン
当HP編集長の二宮清純がインタビュアーを務めるBS朝日の番組『勝負の瞬間(とき)』が6月27日(日)、21:00より放送されます。この番組では毎回、各スポーツから一流たちをお招きし、トップを極めたテクニックと、その思考法に迫ります。これまでのスポーツ番組とは一味違ったインタビュードキュメントです。今回は3月のバンクーバーパラリンピックで2つの金メダルを獲得したノルディックスキー・新田佳浩選手をお招きします。
6月11日。サッカー・シティ・スタジアムで華々しくワールドカップの開幕セレモニーが行われ、歓喜のブブゼラが鳴り響く頃……僕は大渋滞に巻き込まれていた。普段は30分で到着するというホテルからスタジアムまでの道のりで、既に3時間以上かかっている。しかもスタジアムが見えてきてからは、とうとう車が動かなくなってしまった。そんな状況でなんと逆走する車も出現。事故も続出した。日本ではあり得ない無秩序な状況になってきた。
23日、南アフリカワールドカップグループリーグD最終節がネルスプロイトで行われ、オーストラリア(FIFAランキング20位)とセルビア(同15位)が対戦した。前半はセルビアがMFミロシュ・クラシッチ(CSKAモスクワ)を中心に攻撃し押し気味に試合を進め、スコアレスのまま試合を折り返す。後半に入るとオーストラリアが反撃を仕掛け24分に試合は動く。MFティム・ケーヒル(エバートン)がヘディングでゴールをあげオーストラリアが先制する。勢いに乗るオーストラリアは直後に、途中出場のブレット・ホルマン(AZ)がミドルシュートを決めリードを2点に。39分にセルビアに1点を返されるが、そのまま2対1のスコアで逃げ切りオーストラリアが勝利した。オーストラリアは勝ち点を4に増やすもグループ3位となり2大会連続の決勝トーナメント進出を果たせなかった。 (ネルスプロイト) 【得点】 [オ] ティム・ケーヒル(69分)、ブレット・ホルマン(73分) [セ] マルコ・パンテリッチ(84分)
23日、南アフリカワールドカップグループリーグD最終節がヨハネスブルグ・サッカーシティで行われ、ガーナ(FIFAランキング32位)とドイツ(同6位)が対戦した。攻守の切り替えが早い試合は、ともに決定機を迎えるもののスコアはなかなか動かない。後半に入ると、ドイツがボールを持ち始め15分にMFメスト・エジル(ブレーメン)の芸術的なミドルシュートで先制点を奪う。その後はガーナが反撃に出るも、ドイツ守備陣が踏ん張り失点を許さず、このままタイムアップ。1対0でドイツが勝利し自力での決勝トーナメント進出を果たした。ガーナは勝ち点4のままだが、オーストラリアを得失点差で上回りグループ2位を確保し、今大会でアフリカ勢として初のグループリーグ突破に成功した。 (ヨハネスブルグ・サッカーシティ) 【得点】 [ド] メスト・エジル(60分)
23日、南アフリカワールドカップグループリーグC最終節がプレトリアで行われ、アメリカ(FIFAランキン14位)とアルジェリア(同30位)が対戦した。序盤は両者互角の攻防が続くが、徐々に実力に勝るアメリカのペースで試合は進む。アメリカは前半3度あったビッグチャンスを得点に生かせず、スコアレスで折り返す。後半に入ってもアメリカが攻め続けるが得点を奪えない。このまま同点で試合が終わるかと思われたロスタイム。MFランドン・ドノバン(LAギャラクシー)がシュートを決めアメリカが値千金のゴールを奪う。試合はそのまま1対0のスコアで終了し、アメリカが土壇場で首位に立ちグループリーグ突破を決めた。 (プレトリア) 【得点】 [アメ] ランドン・ドノバン(90+1分)