プロ野球開幕から3週間、アイランドリーグ出身のNPB選手15名は全員が2軍で新たなシーズンを迎えた。だが、開幕前には、うれしいニュースが飛び込んできた。育成選手だった千葉ロッテの宮本裕司と福岡ソフトバンクの堂上隼人の両捕手が支配下登録されたのだ。「今年こそ、というか今年しかない」。そう決意して2年目に突入した宮本にとっては、ようやく届いた朗報だった。
打撃不振で2軍降格となった横浜の仁志敏久が、一部スポーツ紙で「今季限りでの引退を決意した」と報じられた。本人は報道を否定したものの、1軍復帰時期は未定という。今年で38歳になるベテランは横浜の若手選手に大きな影響を与えてきた。昨季首位打者を獲得した内川聖一は「考えて野球をやることを教わった」と語る。仁志は巨人時代、当HP編集長・二宮清純の取材に対し、「野球をやめたあとで“仁志は強い時代のトップバッターだった”と言われたい」と答えていた。そのインタビュー記事を紹介したい。
四国・九州アイランドリーグは5月に、リーグ選抜チームが福岡ソフトバンク(2軍)と愛媛と香川で交流試合を行うと発表した。5月27日に松山・坊ちゃんスタジアムで、28日に高松・サーパススタジアムでそれぞれ対戦する。ソフトバンクの四国遠征はこれで4年連続。今季は開幕前に福岡が単独チームで挑んだが、連敗を喫している。
MLBの2009シーズンが開幕して、ちょうど2週間が経過した。各球団とも10試合以上を消化し、スタートダッシュに成功したチームと出遅れたチームの色分けがはっきりしてきている。上原浩治(オリオールズ)、川上憲伸(ブレーブス)のデビュー戦勝利、イチローの最多安打記録越えなど、日本人選手の活躍も目立った各地区の戦いをおさらいしたい。
◇4月19日(日) (長崎3勝1敗1分、鳥栖、685人) 福岡レッドワーブラーズ 2 = 101000000 勝利投手 藤岡(2勝1敗) 敗戦投手 森(0勝2敗) 本塁打 (長)末次1号2ラン
◇4月19日(日) (明石1勝1敗、万博公園) 大阪ゴールドビリケーンズ 2 = 000200000 勝利投手 福泉(1勝1敗) 敗戦投手 小坂(0勝1敗)
4月19日(日) (石川2勝0敗、三国運動公園野球場、1,581人) 福井ミラクルエレファンツ 1 = 00001000 勝利投手 星野(1勝0敗) 敗戦投手 小暮(0勝1敗)
◇4月18日(土) (徳島1勝2敗、坊っちゃん、1,145人) 愛媛マンダリンパイレーツ 2 = 001001000 勝利投手 平野(1勝1敗) 敗戦投手 高木(0勝2敗)
◇4月18日(土) (紀州1勝、神戸総合運動公園サブ) 神戸9クルーズ 2 = 000020000 勝利投手 蛇澤(2勝0敗) 敗戦投手 末永(0勝3敗)
4月17日(土) (新潟1勝0敗、松本市野球場、1,055人) 信濃グランセローズ 2 = 000020000 勝利投手 伊藤(2勝0敗) 敗戦投手 星野(1勝1敗) 本塁打 (新)隼人2号3ラン
◇4月17日(金) (長崎2勝1敗、鳥栖、363人) 福岡レッドワーブラーズ 2 = 010001000 勝利投手 松田(2勝0敗) 敗戦投手 渡邊(1勝2敗) セーブ 上村(2S) 本塁打 (長)駒井1号ソロ
◇4月17日(金) (神戸3勝1敗、わかさスタジアム) 大阪ゴールドビリケーンズ 2 = 000000101 勝利投手 西川(3勝0敗) 敗戦投手 岸(1勝1敗) セーブ 小園(2S)
シアトル・マリナーズのイチローは日本時間17日、ホームのロサンゼルス・エンゼルス戦の第2打席にライト前ヒットを放ち、日米通算安打を3086本と伸ばして張本勲氏(元東映など)が持つ日本プロ野球記録(3085本)を上回った。ヒットを打ったイチローが1塁に到達すると、電光掲示板には記録達成を告げる文字が躍り、観客がスタンディング・オベーションで偉業をたたえた。
シアトル・マリナーズのイチローは日本時間16日、ホームのロサンゼルス・エンゼルス戦で2安打をマークして、日米通算安打を3085本とし、張本勲氏(元東映など)が持つ日本プロ野球最多安打記録に並んだ。胃潰瘍により開幕に出遅れたイチローはこの日が今季初出場。第2打席でセンター前ヒットを放つと、第5打席でライトへ満塁弾を叩き込んで、記録に花を添えた。
◇4月12日(日) (長崎3勝、アグリあなん、450人) 徳島インディゴソックス 1 = 001000000 勝利投手 藤岡(1勝1敗) 敗戦投手 平野(0勝1敗)
4月12日(日) (石川1勝1敗、石川県立野球場、1,253人) 新潟アルビレックスBC 5 = 020001002 勝利投手 山崎(1勝0敗) 敗戦投手 中山(0勝1敗) 本塁打 (石)楠本1号ソロ、平泉1号2ラン
◇4月12日(日) (紀州1勝1敗、明石公園) 明石レッドソルジャーズ 0 = 000000000 勝利投手 宇高(1勝1敗) 敗戦投手 福泉(0勝1敗)
中日からアトランタ・ブレーブスにFA移籍した川上憲伸が日本時間12日、ワシントン・ナショナルズ戦でメジャー初登板を果たした。先発のマウンドに上がった川上は初回に先制を許す苦しい立ち上がり。3回にも2ランを浴びた。しかし、ブレーブスが中盤に逆転し、川上も4回以降は無失点。結局、6回4安打3失点の内容でチームも5−3で勝利し、勝ち投手になった。
◇4月11日(土) (愛媛1勝2敗、サーパス、1,114人) 香川オリーブガイナーズ 2 = 000000002 勝利投手 近平(1勝1敗) 敗戦投手 高尾(1勝1敗) セーブ 能登原(1S)
4月11日(土) 11日、BCリーグの3年目のシーズンが開幕した。昨季、初優勝し連覇を狙う富山は福井と対戦。阪神に入団した野原に代わって4番に座った町田が初回に先制3ランを放つと、その後も着々と追加点を挙げた。投げてはエースの小山内が7安打を打たれながらも6回を1失点に抑えた。福井も10安打を放ち終盤には粘りを見せたが、追いつくことができず。富山が2年ぶりに開幕白星を飾った。手に汗握る投手戦となったのは新潟、石川戦。新潟・伊藤、石川・南の両先発陣がほぼ完璧なピッチングを披露した。しかし、南は3回に新潟の隼人に一発を打たれ1点を失い、結局それが決勝点となった。投打がかみ合い、快勝したのは群馬。1−1の同点で迎えた6回、暴投と川村のタイムリーで2点を勝ち越すと、7回には主砲・井野口がダメ押しの3ランで引き離し、試合を決めた。
◇4月11日(土) (紀州1勝1敗、御坊) 大阪ゴールドビリケーンズ 1 = 000000100 勝利投手 蛇澤(1勝0敗) 敗戦投手 横川(0勝1敗) 本塁打 (紀)嶋田1号ソロ
11日、ベースボール・チャンレンジ・リーグ(BCリーグ)が開幕する。設立3年目を迎え、今季から新たに延長戦が導入される(ただし3時間20分を超えた場合は引き分けとなる)。これはファンの要望に応えたもので、これまで以上にエキサイティングなゲームが数多く見られそうだ。 さて昨季は北陸地区で前後期ともに優勝した富山サンダーバーズがリーグチャンピオンシップで上信越地区代表の群馬ダイヤモンドペガサスを下し、念願の初優勝を飾った。だが、一昨年の石川ミリオンスターズに続き、グランドチャンピオンシップではチャンピオンフラッグを手にすることはできなかった。それだけに今季こそはBCリーグチャンピオンの日本一達成を期待するファンも少なくない。 果たして今季はどんなシーズンとなるのか。ぜひ、プロらしいハツラツとしたプレーでファンをわかせてほしい。
◇4月10日(金) (香川2勝、サーパス、523人) 愛媛マンダリンパイレーツ 7 = 400002001 勝利投手 上野(1勝0敗) 敗戦投手 高木(0勝1敗) 本塁打 (香)智勝1号ソロ、荒木1号2ラン
ボストン・レッドソックスの松坂大輔が日本時間10日、ホームのタンパベイ・レイズ戦で今季初登板を迎えた。先発マウンドに上がった松坂だったが、2回から4回まで毎回本塁打を浴びる不安定な内容。6回途中9安打4失点で降板した。チームは反撃も及ばず、3−4で敗れたため、松坂は初黒星を喫した。レイズ・岩村明憲との対決は空振り三振、四球、センターフライ、センターへの2塁打と3打数1安打だった。
巨人からボルチモア・オリオールズにFA移籍した上原浩治が日本時間9日、ニューヨーク・ヤンキース戦でメジャー初登板を果たした。先発のマウンドに上がった上原は5回を86球5安打1失点に抑え、降板。チームは7−5でオリオールズが逃げ切り、上原がメジャー初勝利をおさめた。ヤンキース松井秀喜との対決も3打数無安打で、こちらも上原に軍配が上がった。