J3の相模原に所属する川口能活がグローブを壁にかける決断を下したという。ついにこのときが来たか、との感慨を抱きつつ、彼がなし遂げたことの大きさを改めて思う。 彼は、日本人のGKというポジションに対する見方を […]
端から「自分には無理」と諦めている選手も皆無ではないだろう。けれども、Jリーグでプレーするようになった選手、あるいはこれからJリーガーになろうと夢見ている選手であれば、きっと、頭のどこかにある。 いつかは、 […]
結構、というか、生まれてこのかたなかったぐらい、聞かれている。幼稚園のパパ友から。行きつけの歯医者さんの先生から。基本的には海外のサッカーにしか興味のない友人から。 「新しい日本代表、すごくないっすか?」& […]
ほんの一昔前まで、海外でプレーすることは日本代表でのレギュラー・ポジションを約束されることに等しかった。どんなチームであっても、またチーム内での立場が相当に弱いもの、つまりはベンチを温めたり、ベンチから外れることさえあ […]
先週の本欄でJ1下位グループの大混戦を「降格争い」と書いたら、校閲のチェックが入った。 「争っているのは降格ではなく残留なので、残留争いと表現するのが正しいのでは?」 参りました。というか、これは […]
広島か、川崎Fか。J1の優勝争いはいよいよ佳境に入ってきたが、それ以上に目が離せないというか、えらいこっちゃな状況になっているのが残留争いである。 最下位を“独走”しかけていた長崎が、ここにきて番狂わせを連 […]
前日付のスポニチに載っていた柔道・井上康生監督の言葉が印象的だった。 「柔道は常に期待され、常勝軍団であることが求められる。(中略)そういう期待があるからこそ、我々は強い気持ちで戦うことができる」 […]
20年前のきょう、ホテルの窓から見えるローマの景色は雨で煙っていた。せっかくの門出の日に、およそ清々しいとは言い難い空模様。込み上げてくる不吉な思いを、強引に抑えつけたことは覚えている。 この日は、中田英寿 […]
辛口評論家、と言えばセルジオ越後さんだが、実は、彼にはルールがある。 「高校生とかは絶対に批判しないよ。僕が辛口で接するのはプロだけ」 その薫陶を受けた人間の一人としては、準優勝に終わったアジア […]
以前、プロ野球OBの方にうかがって印象に残っている言葉がある。 サウスポーは5キロ増し。 左ピッチャーの投げる直球は、右投げの投手が投げるものよりも時速5キロほど速く感じられるのだという。つまり、サウスポー […]
イニエスタの凄さに驚かされている……と書くと、「何をいまさら!」と憤慨される方がいるかもしれない。凄い実績。凄い年俸。凄くて当たり前ではないか、と。 いや、そう言われてしまえばまさにその通り。というか、わた […]
アジア大会初戦のネパール戦は、少し気分が沈んでしまうような試合だった。 今回のアジア大会がこのチームにとって最大にして最終的な目標だというのであれば、こういう戦い方でもいい。万が一にも取りこぼしは許されない […]
スペインにいたころ「勝てば選手のおかげ。負ければわたしの責任。それが監督という仕事だ」という言葉を聞いたことがある。監督=権力者という思い込みがあったわたしにとっては、衝撃的な言葉だった。 もちろん、監督と […]
いまから22年前の欧州選手権。スペインとの対決を控えた地元イングランドのタブロイド紙がこんなブラックジョークを1面に掲げていた。 「スペインでは美人のことを何というか知っているか? 外国人って言うんだぜ!」& […]
W杯が終わり10日がたった。宴の余韻に浸るまもなく、世界各国では新たなシーズンへ向けての動きが激化している。 中でも目を引くのはイタリアの動きである。ここ数年、ポストシーズンの話題はプレミアの上位陣かスペイ […]
あらかじめ決まっていた日程とはいえ、あれほど盛り上がったW杯のあとだと、もう少し余韻を味わう時間が欲しかった気分になる。余韻。新たなる渇望。そして再開。せっかくイニエスタ、フェルナンド・トーレスというJの歴史上でも特上 […]
一夜明けてもなお、歴史的勝利の余韻が残っている。ロシアが決勝トーナメント進出をほぼ確実にしたことも、セネガルが予想以上に洗練されていたことも、遠いところで起きた自分たちとは無縁の出来事のように思えてしまう。そろそろ、気 […]
さあ、宴(うたげ)の始まりである。 率直にいって、現代のW杯は依然世界最大の大会ではあるものの、最高の大会ではもはやない。最高の技術、最高の戦術、最高の試合を見たいのであれば、W杯よりも欧州CLの方が希望を […]
ペルージャ、ローマ、パルマ、ボローニャ、フィレンツェ。以前からのサッカーファンであればピンとくる方もいらっしゃるだろうが、W杯を前に、W杯とはまるで関係のない旅をしている。 これで何度目か忘れてしまうほど足 […]
英断か、はたまた暴挙か。いまなお評価の分かれているハリルホジッチの電撃解任だが、この内容と結果は、論争に決着をつけるどころか、拍車をかけることになりそうだ。 W杯出場を逃した国にホームで0-2の敗戦を喫して […]
実はまだ、自分の中での結論が定まっていない部分がある。凡人には推し量りがたい、とてつもない深謀遠慮が隠されているのではないか。どこかでそう思いたがっている自分がいる。 このままでいけば、被害は甚大である。す […]
妻が憤慨している。「あれ、ひどいわよね」 確かにひどい。というか、大事に至らなくて本当によかった。 人間、覚悟や用意をした上での衝撃であれば、かなりのレベルまで耐えられるそうだが、無防備な状態と […]
ぶったまげた。イニエスタ? 年俸30億円超? もし本当ならば、ジーコが住友金属(現鹿島)に入団したとき以来の衝撃である。いや、あのときのジーコが一度現役を退いていたことを考えれば、今回の方がインパクトは上か。何しろ世界 […]
30年ほど前、セルジオ越後師匠に「どうして監督をやらないんですか」と聞いたところ、「監督は切られる仕事。ぼくがやりたいのは切る仕事」との答えが返ってきて、びっくりしたことがある。当時のわたしは、スポーツの世界で一番偉い […]
82年W杯スペイン大会におけるブラジル代表と言えば、史上もっとも魅力的なサッカーを展開したと評価する人も多い、伝説的なチームである。「黄金のカルテット」と呼ばれたジーコ、ソクラテス、ファルカン、トニーニョ・セレーゾで構 […]