平幕・宇良の初金星は同じ目方の日馬富士からだった。名古屋場所9日目、いつもの低い姿勢で飛び込んだ宇良は、両手で日馬富士の右腕を手繰り、左に回りこみながら鮮やかにとったりを決めた。 幕内42人の中で体重150 […]
左腕を振り抜いた直後、その反動でバネ仕掛けの人形のように体全体が躍動し、左手が天を衝くようにハネ上がるーー。その姿は“伝説のサウスポー”と呼ばれる若き日の江夏豊に重なる。 今季の菊池雄星(埼玉西 […]
名手が名門を再建中だ。辻発彦新監督率いる埼玉西武ライオンズは前半戦を終えてパ・リーグ3位につけている。西武は3年連続でBクラス。昨年は12球団ワーストの101個の失策を記録した。辻は現役時代、不動のセカンドとして君臨し […]
広島を本拠とする中国放送の「Veryカープ!」というTV番組の収録に参加した際、人気お笑いコンビ・ヴェートーベンの青井貴治から「バティスタはランスみたいな選手やったんですか?」との質問を受けた。 ランスとは […]
2019年ラグビーW杯日本大会開幕まで、残り2年ちょっと。組み合わせも決まり、日本代表は強化に余念がない。 6月、日本代表(世界ランキング11位)は1次リーグで同じA組に入ったアイルランド代表( […]
リーグ最強の赤ヘル打線が巨人投手陣に2試合続けて沈黙を強いられた。4日のゲームは田口麗斗、スコット・マシソン、アルキメデス・カミネロに手もなく封じられ0対3。5日のゲームは菅野智之、マシソン、西村健太朗、カミネロに三塁 […]
時計の針は午後4時を回っていた。時間の経過とともに秋天は翳り、大気はどんどん冷えていく。ヤクルトの広岡達朗監督は6回まで阪急打線を無失点に封じていた先発・松岡弘の肩の状態を案じていた。それでなくともこのシリーズ、4度目 […]
歴史は繰り返すという。5月 25日から6月8日にかけて球団史上ワーストとなる 13連敗を記録した巨人。首位・広島とのゲーム差は16.0(7月3日現在)。3年ぶりのV奪還は、早くも厳しい状況だ。 […]
二宮清純: スーパーアグリの時代、ほとんどゼロからチームをつくって、22戦目のスペイングランプリで8位に入り、ポイントを取った。これはうれしかったでしょう。佐藤琢磨: チームにとっては優勝に匹敵する成功でしたし、僕自身が […]
歴代最多となる公式戦での29連勝を達成した最年少プロ棋士・藤井聡太四段に関するニュースが増えるにつれ、「最善手」「悪手」といった将棋用語が世間の口の端に上るようになってきた。 普段、我々がよく口にする将棋用 […]
辛口で知られるサッカー評論家のセルジオ越後は、一方でプレーヤーに寄り添った指摘も忘れない。 過日、会った際、こんなことを言っていた。「代表のサッカーは余裕が感じられないよね。僕は彼らの練習をよく […]
<この原稿は『月刊現代』(講談社)1993年3月号に掲載されたものです> ディフェンシヴ・ハーフといえば「このポジションの選手の力量でチームの実力が分かる」(清雲栄純日本代表コーチ)とまでいわれる重要なポ […]
<この原稿は『月刊現代』(講談社)1993年3月号に掲載されたものを一部再構成しました> ハンス・オフトと森保一。日本代表はいまワールドカップ初出場をかけた1次予選を間近に控えている。そのキーパーソンとも […]
<この原稿は『月刊現代』(講談社)1993年3月号に掲載されたものです> 先日行われたサッカーアジアカップで日本代表は準優勝に終わった。日本を率いる森保一にとってA代表監督として初の黒星。采配に対する厳し […]
時刻表に想を得た鉄道ミステリーは推理小説の王道である。松本清張の代表作『点と線』に出てくる“4分間の見通し”は発車時刻と入線時刻のギャップを突いたものだ。時刻表トリックの最高傑作として知られる。 「11秒にこ […]
MLBにおいて最後に4割打者が誕生したのは1941年である。レッドソックスのテッド・ウィリアムズが4割6厘をマークした。日本では昭和16年にあたる。 では昭和16年と言えば、どういう年か。この年 […]
インディ500――。日本では耳馴染みがないが、F1のモナコGP、スポーツカーレースのル・マン24時間とともに世界3大レースと呼ばれている。この中で最も古い歴史を持つのが1911年に第1回大会が開催されたインディ500 […]
大柄な割にはテークバックが小さく、何人かのバッターに印象を聞くと、「いきなりボールがくる感じ」という答えが多かった。「タイミングが取りづらい」とも。 3年目の薮田和樹が絶好調だ。6月14日現在、26試合に登 […]
敵の敵は味方である。逆に言えば敵の味方は敵である。こうした国家間関係が中東情勢をより複雑なものにしている。 2022年にサッカーW杯を開催することが決定しているカタールがサウジアラビア、エジプトなどのイスラ […]
6度のダウンを奪っての堂々たるTKO勝ち。カンムリワシが有明コロシアムから大きく羽ばたいた。 さる5月20日、前同級王者フアン・エルナンデス(メキシコ)との間で行われたWBC世界フライ級タイトル […]
指示された路上の白線の上を真っすぐ歩けない。日本風に言えば千鳥足だ。呂律も回らず、目はうつろ。挙げ句、後ろ手に手錠をかけられ警察に連行される姿は哀れの極みだった。 この男、誰あろうゴルフ界のレジェンド、タイ […]
巨人時代、通算8シーズンで、わずか9本のホームランしか記録していなかった男が、北海道日本ハムに移籍した今季は、6月5日時点で早くも6本である。スポーツ紙には「開花」や「覚醒」といった見出しが躍る。言うまでもなく大田泰示 […]
江川とのライバル対決が話題になった54年のシーズン、掛布は48本塁打で初のホームランキングに輝く。小さな体で、どうすれば飛距離を延ばすことができるか――この長年のテーマに、その年、掛布は一つの解答を導き出す。  […]
左右の両エースを欠いて、31勝20敗1分(6月1日現在)という戦績は見事の一語である。リーグ随一の強力打線がカープの好調を支えている。 昨季、15勝をあげ沢村賞に輝いたクリス・ジョンソンは体調不良を理由に3 […]
1964年の東京五輪は10月10日に開幕した。「世界中の青空を全部東京に持ってきてしまったような素晴らしい秋日和でございます」。NHKアナウンサー北出清五郎の名調子は今も語り草だ。 東京五輪開催を記念し、開 […]