プロ野球

第30回 和製・マダックスは桑田しかいない!

 今月10日、ピッツバーグ・パイレーツの桑田真澄投手がメジャー昇格を果たしました。しかも球団から用意された背番号は「18」。このことからも、首脳陣の桑田投手への期待感が高いことが窺い知れます。  桑田投手は昨年9月に自身のホームページで巨人退団の意向を表明。その後、さまざまな憶測が飛び交う中、今年1月にパイレーツと正式契約を交わしました。当時は、「39歳という年齢では通用しないのでは?」「メジャーには昇格できないだろう」など否定的な意見も少なくありませんでした。

第235回 外様ながらチームを引っ張る“努力の人” 巨人・小笠原道大

「オガサワラひとりにやられた」  オリックスのテリー・コリンズ監督はそう言って、唇を噛んだ。  5月28日、交流戦のオリックス戦で自身初となる1試合3本塁打。開幕から巨人の3番に座り、5月30日現在、打率3割3分5厘、14本塁打、36打点――期待にたがわない活躍ぶりだ。

日米二人のセットアッパー

 メジャーリーグで今一番注目されている日本人選手は誰だろうか。残念ながらアメリカに行ったことがないので、かの地の風土はよく知らないのだが、きっとダイスケ・マツザカではないだろう。もちろん、ヒデッキー・マツイでもない。おなじヒデッキーでも、レッドソックスの岡島秀樹なのではないだろうか。

第29回 「上原のクローザー」原監督の深謀遠慮

 現在、セ・リーグの首位を昨年のリーグ覇者・中日と争っている巨人。この好調さは、やはり投手陣にあると見ていいでしょう。先発陣の数が揃っていることに加え、上原浩治投手がクローザー役を見事に果たし、ここ数年にはなかった一つの勝ちパターンが確立しつつあります。

第233回 Aクラス入りするには“青い目”の相棒が必要だ 広島・新井貴浩

 鯉のぼりの季節とともに、カープも浮上してきた。最大時で8もあった借金も5月17日には完済した。プレーオフ進出の条件となる3位以内も十分、射程の範囲だ。  カープ躍進の立役者が4番・新井貴浩である。現在、14本塁打、36打点。これはセ・リーグでは中日のタイロン・ウッズに次ぐ数字。4月後半には2割5分を切っていた打率も2割8分9厘にまで上昇してきた。

第232回 上原「抑え」転向の本当のメリット

 開幕ダッシュに成功し、最大時で14もあった貯金が終わって見れば借金14の4位。昨季、巨人が坂道を転がり落ちていった背景にはイチにもニにも抑えの弱さがあった。  締めくくり役がしっかりしないことには安定した成績は残せないのだが、巨人は同じ轍を踏んできた。自前で抑えを育てられないから外国人やFA選手に頼らざるをえなかったのだ。

第231回 「3番」の経験が“ポストイチロー”に近づくはず ヤクルト・青木宣親

 スタートダッシュに失敗したチームの中で、この男だけは開幕から絶好調だ。  スワローズ青木宣親のバットから快音が止まらない。4月26日現在、打率3割9厘7厘はダントツのリーグトップ。イチローを超える2回目のシーズン200安打達成へ視界は良好だ。

松坂は面白い

 年年歳歳花相い似たり、歳歳年年人同じからず――ちょっと気どってエッセイでも書こうかというとき、これほど便利に、頻繁に引用されてきた言葉もあるまい。これが出てくるだけで凡庸でステレオタイプな文章と断じてもいいくらいだが、恥ずかしながら、つい使ってしまいました。世の中は毎年何も変わらないように見えるけれども、人って結構変わるもんだ、ということですよね。よく知らないが。  そう。人は変わらないようで変わるものなのである。

第28回 松坂、井川のほろ苦デビューの所以

 日本人選手の新人としては新記録となる9試合連続安打をマークした岩村明憲選手(デビルレイズ)。20日(現地時間)のヤンキース戦でメジャー初のセーブポイントを挙げた岡島秀樹投手(レッドソックス)。こうした日本人選手の活躍ぶりを耳にするのは、同じ野球人として本当に嬉しいものです。

第228回 “鈍感力”も大事だが、彼に伝えたいことがある ヤンキース・井川慶投手

「For Iggy, Bomber debut comes up no Dice」(井川は松坂ではなかった)  試合翌日の『デイリー・ニューズ紙』の見出しがこれだ。  オリオールズ相手に5回を8安打7失点。井川慶(ヤンキース)のメジャーデビューは散々だった。変化球が決まらず、苦し紛れに投げたストレートがことごとく打ち返された。

第227回 「希望枠」は撤廃されたものの……

 スッタモンダの末に今秋のドラフトから裏金の温床とみなされてきた「希望枠」が撤廃されることになった。  多くのメディアは「一歩前進」と評していたが、果たしてそうか。下位チームから順番に指名する完全ウエーバー制を導入しない限り、不正は後を絶たないだろう。

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