プロ野球

第316回 不出世のスラッガー・王貞治の極意を球界に有効活用せよ!

 NHKが先頃放送した「プロ魂〜王監督のメッセージ」という番組は、本人自らの言葉や関係者の証言を通して王貞治という人物の内面に迫る、見応えのある番組だった。  巨人V9時代の同僚で、王より6つ年上の国松彰がこんな証言をしていた。

第47回 WBCを真の世界一決定戦にせよ!

 早いもので、今年も残るはあと数日となってしまいました。北京五輪をはじめ、今年はスポーツに沸いた1年でしたね。野球界でも様々な出来事がありました。埼玉西武の日本一や万年最下位だったレイズのワールドシリーズ初出場、さらには新日本石油ENEOSの田澤純一投手がドラフト指名を回避してまでのメジャー挑戦を表明しました。そのメジャーへの道を切り拓いた野茂英雄、日本球界を代表とするスラッガー清原和博が現役生活に別れを告げたのも記憶に新しいことでしょう。  果たして2009年はどんな1年となるのでしょうか。今からとても楽しみです。

第315回 「記憶」を残した男が韓国で伝える勝負勘 三星ライオンズコーチ・長嶋清幸氏

 韓国の三星ライオンズが2009シーズン、前中日作戦兼外野守備走塁コーチの長嶋清幸を打撃コーチとして迎えることになった。  三星はこの3年間、打撃不振に悩まされてきた。06年は2年連続で韓国王者になったにもかかわらず、チーム打率は2割5分5厘と低迷した。

第314回 渡辺監督・名将の風格

 日本シリーズ最終戦、スタメン9選手の年俸総額は巨人17億250万円、埼玉西武5億5500万円(いずれも推定)。西武は巨人のおよそ3分の1。巨人・李承の年俸が6億円だから、彼ひとりの年俸で西武のスタメン9人が雇える計算になる。  しかも勝ったのは西武だった。就任1年目の渡辺久信監督の采配が節目節目で的中した。最終戦、同点のホームを踏んだ片岡易之は死球で出るなる2盗を決め、中島裕之のボテボテの3塁ゴロの間にホームベースを駆け抜けた。  試合後、殊勲の片岡は「このシリーズ、待てのサインは一度もなかった」と語った。

第313回 寄らば……でなく打倒大樹で「筋を通す男」 横浜・三浦大輔投手

 関西のスポーツ紙は勝とうが負けようが、雨が降ろうが雪が降ろうが、一面は阪神ネタと相場が決まっている。  と言えば少々オーバーかもしれないが、少なくとも東京のスポーツ紙が一面に巨人ネタを持ってくる割合と比較すると、これはもう倍以上の差があるのではないか。

第312回 日本球界に求められるアジアでの役割

 日本シリーズ終了直後に行なわれるアジアシリーズは、どことなく“付け足し”のイメージがある。メディアの扱いもWBCや日本シリーズに比べれば、格段に小さい。日本、韓国、台湾、中国のチャンピオンが集まり、アジアナンバーワンのチームを決める大会であるにもかかわらず……。

第46回 野茂、現役復帰もある…!?

 今年7月に現役を引退した野茂英雄がオリックスの秋季キャンプで3日間限りの臨時コーチを務めました。野茂をひと目見ようと、キャンプ地には連日、大勢のファンが詰め掛けたようですね。日本人メジャーリーガーのパイオニアとして活躍した野茂への人気は、国内でもまだまだ熱いということを改めて感じました。

第309回 いま再び「野茂教室」が日本球界を変える オリックス臨時コーチ・野茂英雄氏

 今年7月、現役引退を表明した野茂英雄が、11月12日から3日間限定でオリックスの臨時投手コーチを引き受けることになった。  野茂に臨時コーチを依頼したのは近鉄時代の先輩である大石大二郎監督。野茂は今でも近鉄時代の元チームメイトたちと良好な関係を保っている。

代表監督問題が訴えかけるもの

 日本シリーズをごらんになっているだろうか。実は、あまり熱心に見ていない。こんなこと、ものごころついて以来、初めてかもしれない。  理由ははっきりしている。要するに、観る側が間延びしてしまったのである。クライマックスシリーズの2位と3位のプレーオフがあって、それから何日かあいて、その勝者(今年は両リーグとも3位チーム)と1位の決戦。それからまた、しばらく日があいて、ようやく日本シリーズである。始まったときは、すでに11月だよ。白けることおびただしい。11月は、野球シーズンではありません。10月がポストシーズンの月です。  せっかく、首尾よく両リーグの優勝チームの対戦という日本シリーズ本来の形になったのに、なんだか待ちくたびれて気勢をそがれてしまった。明らかに、クライマックスシリーズといういびつなプレーオフ制度の弊害である。

第45回 「1番・岩村」、メジャーに旋風!

 メジャーリーグでは23日にワールドシリーズが開幕し、フィラデルフィア・フィリーズとタンパベイ・レイズとの熱戦が繰り広げられています。24日現在、1勝1敗と勝負はこれからとなっています。フィリーズが優勝すれば、80年以来28年ぶり2度目。一方、レイズが優勝すれば、創立11年目にして初の栄冠となります。特にレイズは昨季までは万年地区最下位チームだっただけに、ワールドチャンピオンともなれば大きな賞賛の声が寄せられることでしょう。

第305回 満を持して「日の丸」を背負う安打製造機 横浜・内川聖一内野手

 これまで、プロ野球における右打者の最高打率は1999年、横浜のロバート・ローズが記録した3割6分9厘。それを超えての首位打者獲得がほぼ確実になった。  横浜の内川聖一が打ちまくっている。10月8日現在、132試合に出場して打率3割7分8厘。打率に加え、安打数(185本)、得点圏打率(4割5分)もリーグ最高。打ち出の小槌を持っているようなものだ。

クライマックスシリーズの功罪

「自分の力不足。(略)相手より自分の力がなかった」 「失敗したらどうしようって…。失敗するわけないんですけどね」  このふたつの言葉は、わずか一カ月ほどの時をへだてて、同じ投手から発せられたコメントである。前者は朝日新聞8月23日付、後者は、日刊スポーツ9月26日付からの引用である。正確には、(略)の部分には「韓国は強い。」が入る。後者の言葉の前には「(巨人の戦況はマウンドに上がったとき)頭にある。」という前段がついている。

第44回 “カリスマ”よりも“アニキ”の必要性

 プロ野球も佳境に入り、セ・パ両リーグともにクライマックスシリーズ出場をかけて熾烈な争いが繰り広げられています。しかも、今季は後半に入って長年Bクラスだったチームがグングンと順位を上げ、大混戦に。特に3位争いは最後まで目を離せそうにありませんね。

第301回 「日米摩擦」まで引き起こすアマ最強右腕 新日本石油・田澤純一投手

「日米の国交は断絶だ。日本のメジャーリーガーは全員引き揚げさせる」  いやはや凄まじい怒りだ。  今秋のドラフトの超目玉で、アマチュア球界ナンバーワン右腕といわれる田澤純一(新日本石油ENEOS)がボストン・レッドソックスに狙われていると知った巨人・滝鼻貞雄オーナーのセリフだ。

第300回 甲子園の有望株は?

 今夏の甲子園は大阪桐蔭(北大阪代表)の17年ぶり2度目の優勝で幕を閉じた。決勝で常葉学園菊川(静岡)戦は21安打で17点を奪った。ここの打線は火がついたら止められない。中田翔(北海道日本ハム)がいた昨年はチームのスケールは大きかったが脆さも同居していた。今年はどこからでも点の取れる打線に成長していた。エースの福島由登を中心に守りもしっかりとしていた。

Back to TOP TOP