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カープ・アイ

西本恵「カープの考古学」第28回 カープ誕生前夜・選手集めに苦難の日々その八 苦肉の選手集め。策士・石本の生んだ”幽霊選手”

 プロ野球が2リーグとなり、セントラルリーグへの加盟が決まりながらも、新球団のカープは選手集めに苦労していた。それは資金難によるところが大きいのは、前回までで述べてきた。この時、球団に唯一あったものは
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西本恵「カープの考古学」第27回 カープ誕生前夜・選手集めに苦難の日々その七 獲得資金は自治体予算。”暁の超特急”に認められた男

 カープが選手集めに苦労したのは、原爆から立ち直る復興期に、カープを単独で支える企業が広島に存在しなかったことが大きい。いわゆる資金難であった。ならば県民待望のプロ野球チームの設立はどうしたのか……と
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西本恵「カープの考古学」第26回 カープ誕生前夜・選手集めに苦難の日々その六 勝つことこそ生きる道 長谷川良平獲得秘話・番外編

 誕生して間もないカープが幾多の存続の危機に立たされることがあっても、初代エースの長谷川良平は決して逃げることなく、「勝つ」ことだけを使命としてマウンドを守り続けた。ときには自らのバッティングと俊足を
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二宮清純「進化と革新のカープ平成史」(後編)

 社会現象にもなった「カープ女子」なる言葉を耳にするようになったのはカープが16年ぶりにAクラス入りした平成25年あたりからだ。赤いユニホームに身を包んだ若い女性の一団が新市民球場のみならずビジターの
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西本恵「カープの考古学」第25回 カープ誕生前夜・選手集めに苦難の日々その五 のちのエースが無印だった理由 長谷川良平獲得秘話後編

 広島カープが結成され、プロ野球セ・パ2リーグ元年となる昭和25年。チーム数が既存の8チームから15チームに膨れあがるとあって、プロ野球選手は引く手あまたで、24年オフ、球界は大混乱と化した。あっちか
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二宮清純「進化と革新のカープ平成史」(前編)

 広島に本拠地を置く地方球団ながら、今やマツダスタジアムのみならずビジター球場でさえ、数多くのファンが詰めかけるほどの人気球団となった広島東洋カープ。平成28年から30年にかけて3連覇を成し遂げたチー
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RCC坂上アナの最新刊 『「育てて勝つ」はカープの流儀』発売中!

 RCC(中国放送)の坂上俊次アナウンサーの新刊<「育てて勝つ」はカープの流儀>(株式会社カンゼン/定価:1600円+税)が3月9日に発売された。 坂上アナといえばカープ戦実況歴20年を数える実力派ア
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西本恵「カープの考古学」第24回 カープ誕生前夜・選手集めに苦難の日々その四 無名投手からエースへ。長谷川良平獲得秘話 前編

 昭和25年1月、広島にカープの誕生が広く伝えられ、広島の町はこの話題で持ち切りだった。その喧騒を横目に初代監督の石本秀一は選手集めに奔走し、その中で白石敏男(後に勝巳)という大スターを巨人から譲り受
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西本恵「カープの考古学」第23回 カープ誕生前夜・選手集めに苦難の日々その三 助監督も務めた白石敏男の物語

 昭和24年の年末のことだ。広島カープ最初のシーズンに入る前にファンに朗報が届いた。巨人軍の主力選手であり、逆シングルの名手・白石敏男(のちに勝巳)がカープに移籍するというのだ。カープ誕生前夜ともいえ
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西本恵「カープの考古学」第22回 カープ誕生前夜・選手集めに苦難の日々その二 チーム二冠王の発掘

 球団創設初年度の開幕に向け、昭和24年オフ、カープ初代監督・石本秀一の熱心な選手集めが続いていた。 自治体からのわずかながらの出資金を獲得資金とし、さらに自身の人脈もフルに活用した。戦前の職業野球時
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