(写真:クリチコがフューリーに敗れたことは紛れもなく今年度は代表する”事件”だった Photo By Kotaro Ohashi) 2015年のボクシング界は、さまざまなドラマと波乱に満ちていた。3月にはアル・ヘイモンが […]
(写真:ウォリアーズのエース、カリーは3点シュート成功数のシーズン記録を軽々と更新するペースで決め続けている Photo By Gemini Keez) NBAの2015-16シーズンは早くも最初の1カ月強が終了した。各 […]
(写真:試合直前、三浦、バルガスは精悍な表情で健闘を誓い合った Photo By Kotaro Ohashi)11月21日 ラスベガス マンダレイベイ・イベンツセンターWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ  […]
(写真:コリンズ監督とキャプテンのライトを中心に、予想を覆し続けた充実のシーズンが終わった Photo By Kotaro Ohashi)“レッツゴー・メッツ!”“サンキュー・メッツ!” 11月1日、シティ・フィールドで […]
アメリカンリーグ ロイヤルズ(シーズン95勝67敗)対ブルージェイズ(同93勝69敗) (写真:2015年のプレーオフも大詰め。ワールドシリーズ進出を目指した戦いが始まる) 2カードともに一時は下位シードのチ […]
「選手たちは幸福そうに、(クラブハウスで)子どもみたいに飛び回っているよ。監督として彼らが喜んでいる姿が見たいもの。プレーオフ進出はとても難しいんだ。162試合を戦って、プレーオフに出れるのは10チーム、1/3だけなんだ […]
――時代の終焉――。9月12日のアンドレ・ベルト戦で判定勝ちを収めたフロイド・メイウェザーは、試合後に改めて現役引退を発表した。 ボクサーの引退発表ほど信用できないものはなく、メイウェザーも来春にも復帰を表明する可能性は否定できない。ただ、いずれにしても、このスピードスターの時代が終焉に近づいているのは事実だろう。
無敗の5階級制覇、フロイド・メイウェザーの次戦が約1週間後に迫ったが、アメリカ国内にも独特のBuzzは漂っていない。対戦相手が格下のアンドレ・ベルトとあれば、それも仕方ないのだろう。しかし、メイウェザーが今戦後の引退を表明していることもあり(ほとんど誰も信じていないのが事実ではあるが)、ファイトウィークに入ればそれなりに盛り上がるのではないか。
<最近の数年は誰よりも、このチームを取材してきた日本人記者として、筆者はここで断言したい。長期的視野で少しずつ前に進んできて、ついに機は熟した。2015年、メッツはプレーオフの舞台に戻ってくる。(中略)ナショナルズに誤算が続出した場合、2006年以来となる地区優勝に向かって突き進むこともあり得ない話ではない>
当初は誰もがジョークだと思ったカードが本当に実現することになった。 9月12日にラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで予定されている次戦で、無敗の5階級制覇王者フロイド・メイウェザーはWBA世界ウェルター級暫定王者アンドレ・ベルトと対戦する。これまで48戦全勝の現役最強と呼ばれるボクサーにとって、これがShowtime/CBSとの6戦契約の最後の1戦となる。ただ……残念ながら、この試合の挙行にエキサイトしているファン、関係者はほとんどいないのが現実だ。
2015年のMLBもオールスターブレイクを終え、後半戦が始まった。今季は多くのチームがプレーオフ進出の可能性を残しており、今後も激しいペナントレースが続きそう。そして、ここまでの戦いの中で、25歳以下のスター候補が数多く躍動するフレッシュなシーズンとなっている。今回は、そんな前半戦を振り返りながら、“MVP”“サイ・ヤング賞”“新人王”“カムバック賞”を独自に制定し、後半戦の行方を占っていきたい。
7月に入って最初のゲームを勝ち、ヤンキースはア・リーグ東地区でオリオールズと同率首位に立っている(2日現在)。今季開幕前の前評判を考えれば、シーズンもほぼ半ばのところでそんな位置にいることは上々の結果と言えるかもしれない。
全世界を惹きつけた5月2日のフロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオは興行的な意味では大成功に終わった。 ペイパービューの購買数はなんと約440万件以上に達し、イベント全体の総収益は5億ドル超。結果として、メイウェザーは2億ドル以上のファイトマネーを受け取ることになった。試合自体が山場に欠けたのは残念ではあったが、それでも現代の“世紀の一戦”は今後も永く語り継がれていくに違いない。
6月4日にオークランドで行なわれた今季のNBA ファイナル第1戦は、オーバータイム(延長戦)にもつれ込む大接戦の末に108−100でゴールデンステイト・ウォリアーズが先勝した。 クリーブランド・キャバリアーズ(キャブズ)の大黒柱、レブロン・ジェームスは44得点と大爆発。それでも敵地での勝利を手に入れられなかったことは、キャブズにとって痛恨だったと言ってよい。
「カーテンコールで迎えてもらえる日々なんて、もうとっくの昔に終わったと思っていた。素晴らしかったよ。僕にとってのエネルギーになる」 5月7日のオリオールズ戦で今季7号本塁打を打った試合後、ヤンキースのアレックス・ロドリゲスは晴れやかな表情でそう語った。
いよいよ世紀の一戦は目前――。全世界待望のフロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオ戦が5月2日に迫り、ラスベガスは未曾有の熱気に包まれている。両者のファイトマネーにして100億円以上が確実な空前絶後の一戦は、どんな展開になり、どちらが勝ち残るのか。筆者が独自の予想を展開した先月のコラムに続き、今回は現地の声を集めてみた。
「ハッピー・ハービー・デイ!」 4月14日のメッツ対フィリーズ戦の開始前、ソーシャルメディア上でも、スタジアムでも、メッツファンは口々にそう言い合った。 この日、一昨年秋に右肘のトミー・ジョン手術を受けたメッツのエース、マット・ハービーが復帰後初の地元マウンドに登場。待ちに待ったエースのカムバックに、シティフィールドは、まるでプレーオフのような雰囲気となった。
史上空前のメガファイトまであと1カ月――。5月2日にラスベガスで行なわれるフロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオ戦へのカウントダウンが始まり、アメリカでもボクシングの枠を越えた報道合戦が続いている。 PPVの購買数は史上最高を記録することが濃厚、両者のファイトマネーは揃って1億ドル突破が有力、そして定価1500〜10000ドルのチケットはブローカー間で異常な高値が付けられ……すでに破天荒なエピソードが次々と生まれ、興行的な意味では間違いなく歴史に刻まれる一戦となるだろう。
「このサイズで、これだけの動きができる日本人選手がいるのか……」 今季の米大学バスケットボールシーズン開幕直後、渡邊雄太を初めて観たとき、そのプレーの質に少なからず驚かされることになった。身長203cmという長身ながら、スムーズに左右に動き、シュート力、スキルまで備えている。そんなジャパニーズには、これまでほとんどお目にかかったことがなかったのだ。
NBAの2014-15シーズンも終盤を迎え、プレーオフに向けてシード順が気になる季節に差しかかっている。 例年、この時期には強力な本命、対抗馬が浮上しているのが通常だが、今季は特に群雄割拠のウェスタン・カンファレンスには複数の優勝候補が存在すると評判高い。そんな中で、今回は筆者が独断で優勝の可能性がある4チームを選出してみた。“4強”の戦力と不安材料を検証し、大混戦の争いを抜け出すポイントを探っていきたい。
2015年も球春間近――。間もなくフロリダ、アリゾナで春季キャンプが始まり、メジャーリーガーたちは開幕に向けて本格的な準備を開始する。 2年連続でプレーオフ逸という屈辱を味わったヤンキースも、逆襲に向けて再スタートを切る。ただ、前評判は必ずしも芳しくない。チームの象徴だったデレク・ジーターも引退し、オフにも大掛かりな補強は行なわなかった。
2月4日、マディソン・スクウェア・ガーデン(MSG)で次期防衛戦の発表会見に臨んだWBA、IBF、WBO世界ヘビー級王者ウラディミール・クリチコ(ウクライナ)は、周囲の誰もが驚くほどに上機嫌だった。壇上では常に笑顔を浮かべ、ついにはフランク・シナトラの有名曲「ニューヨーク・ニューヨーク」の歌詞まで口をついて出たほど。 「“ニューヨークでやれるなら、どこでもやっていける”。この場所で再び戦うことができてとても幸せだ」
アメリカでは近年、ケーブルテレビ限定のコンテンツとなっていたボクシングが、地上波に戻ってくる。1月14日、ニューヨークのNBCオフィスビルにおいて、新テレビシリーズ「プレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)」の開始が発表された。
昨今のニューヨーク・スポーツ界が“暗黒の時代”を迎えているのは否定できない事実なのだろう。 MLBのヤンキース、メッツはともに過去2年連続でプレーオフを逃し(メッツは8年連続)、NFLのジャイアンツ、ジェッツも今季の成績はどちらも負け越しで終わった。シーズン中盤を迎えたNBAでもニックス、ネッツが勝率5割以下で低迷し、プレーオフ上位進出はあり得そうもない。
2014年は歴史に残るようなビッグファイトは行なわれず、ボクシング界全体がやや盛り上がりに欠けた感は否めなかった。現役最強を欲しいままにするフロイド・メイウェザーも、マルコス・マイダナとの2度の対戦では衰えを隠し切れなかった。ただ、そんな1年の中でも、特筆すべき実績を残した王者、知名度を一気にアップさせたライジングスターは存在する。