独立リーグ

苦難の6年目も、豊富な注目株 〜アイランドリーグ〜

 四国・九州アイランドリーグは昨オフから大きく揺れている。まず昨年11月、福岡レッドワーブラーズが経営立て直しのため、リーグ戦不参加を表明した。さらに今年に入り、徳島インディゴソックスが累積で1億5000万円の赤字を計上し、親会社が撤退。今季に限ってリーグが経営を肩代わりする形でチームの存続が決まった。また長崎セインツも現時点では1年間の運営を維持する資金が賄えず、募金を呼び掛けている。経営面では苦境が続くとはいえ、育成面では過去5年間で20名のNPB選手を輩出し、アイランドリーグは確かな実績を残してきた。そして今季も各球団に磨けば光る原石が散らばっている。5球団の戦力を分析する。

第70回 石川・森慎二監督「3連敗も不安はなし!」

 4月3日にBCリーグが開幕しました。石川ミリオンスターズは石川県立野球場で福井ミラクルエレファンツと対戦し、2−1と1点差を守り抜き、白星スタートを飾ることができました。僅差での苦しい試合となりましたが、大輔(七尾工業高−三菱ふそう川崎−横浜)、山崎猛志(洲本実業高−甲賀健康医療専門学校−シダックス−西濃運輸)、南和彰(神港学園高−福井工業大−巨人−カルガリーパイパース)の継投でなんとか逃げ切りました。チームが目指す「必死にボールにくらいつき、1点を取り、1点を守り抜く」ゲームができたと思います。

求められる草の根からの認知 〜関西独立リーグ、JFBL〜

 近畿圏を拠点とする独立リーグである関西独立リーグ、ジャパン・フューチャーリーグ(JFBL)がそれぞれ開幕を迎えた。もともとは昨年発足した関西独立リーグが球団数を拡張していく予定だったが、旧運営会社の撤退や経営難などで方針が分かれ、三重スリーアローズと大阪ゴールドビリケーンズがリーグを脱退。新たにJFBLを立ち上げた。関西独立リーグも韓国人選手を中心とするコリア・ヘチを新球団に迎えて昨季と同じ4球団制を維持したが、リーグの目玉となっていた女子選手の吉田えり(元神戸9クルーズ)は退団し、米独立リーグ挑戦のため合意していた三重への入団もなくなった。現状では両リーグとも開幕からの観客動員は決して芳しくない。野球では阪神の人気が根強い土壌で、いかに草の根から認知度を高めていくかが大きな課題となっている。各球団の横顔を紹介したい。

徳島、オリックス2軍に追い上げ及ばず敗れる

 四国・九州アイランドリーグの徳島インディゴソックスは13日、神戸総合運動公園サブ球場でオリックス2軍と交流試合を行った。徳島は初回、2回と1点ずつを奪って先行したが、4回以降、毎回失点を重ね、逆転を許す。7回には迎祐一郎、一輝の連続ホームランも飛び出し、リードを広げられた。徳島は最終回に3点をあげて反撃したものの、5−8で敗れた。

ヤクルト・三輪(元香川)、初スタメンで2安打

 四国・九州アイランドリーグの香川から東京ヤクルトに入団した三輪正義内野手が、9日の阪神戦(甲子園)に「1番・レフト」で出場。1軍初スタメンを果たした。これまで1軍で打席の経験もなかった三輪は初回の第1打席、阪神先発・安藤優也のスライダーをとらえ、センター前へ。プロ初打席で初ヒットをマークした。この出塁を足がかりにヤクルトは1点を奪い、三輪は先制のホームを駆け抜ける。

第99回 長崎・長冨浩志「今年のチームは86年Vのカープ?」

 佐世保での高知との開幕2連戦は連敗スタート。2−3、1−3といずれも接戦を落としてしまいました。打線が機能しなかった最大の要因は実戦不足。新チームになってから雨にたたられ、オープン戦が3試合しかできなかった影響が出ています。開幕シリーズではバントや走塁など細かい攻撃でのミスが目立ち、チャンスを自らつぶしてしまいました。

第4の独立リーグ、JFBLが開幕! アイランドリーグ、BCリーグも開幕

 日本で4番目となる野球独立リーグ、ジャパン・フューチャーベースボールリーグ(JFBL)が3日、開幕した。同リーグは昨季、関西独立リーグで前後期を制覇した大阪ゴールドビリケーンズと新規参入の三重スリーアローズによる2球団で構成され、直接対決24試合と、四国・九州アイランドリーグの5球団との交流戦30試合を含めた54試合のリーグ戦で優勝を争う。津市営球場で開催された記念すべき開幕戦は7−4で三重が大阪を破った。また同日はアイランドリーグ、BCリーグも同時に開幕した。

関西独立リーグ、2年目の開幕

 2シーズン目を迎える関西独立リーグが28日、開幕した。今季は昨年の前後期覇者・大阪が離脱し、ジャパン・フューチャーベースボールリーグへ移籍したが、韓国人主体による新球団コリア・ヘチが参入した。紀州、神戸、明石、コリアの4球団で初年度同様、前後期各36試合によるリーグ戦を展開する。開幕戦は神戸と紀州が勝利し、新規参入のコリアは敗れた。

第69回 富山・進藤達哉コーチ「ボールは“100万円のクリスタル”」

 はじめまして。今シーズンから富山サンダーバーズのコーチに就任した進藤達哉です。3月1日からキャンプがスタートし、開幕に向けて選手は皆、頑張って練習しています。しかし、今年は天候になかなか恵まれません。この時期になってもまだ雪が降っているのですから、富山出身の私ですら驚いている状態です。天候が悪いと特に困るのが守備練習。ピッチングやバッティングは室内でも十分にできますが、守備だけはそうはいきません。守備コーチとしては頭の痛い日々を送っています。

第98回 高知・定岡智秋「本気のソフトバンクから何を学ぶか」

 今日16日は、アイランドリーグ選抜チームの監督として福岡に来ています。福岡ソフトバンクとの交流試合がヤフードームで組まれているためです。パ・リーグは20日に開幕しますから、ソフトバンクにとってはシーズン前最後の実戦。総仕上げの相手として我々を選んでいただいたことは光栄ですが、指揮官としては楽しみよりも不安がいっぱいです。

第68回 福井・野田征稔監督「3年目の開花」

 いよいよ開幕まで残り約3週間となりました。今月1日からはBCリーグ6球団がいっせいにキャンプインし、実戦モードに突入しています。我々福井ミラクルエレファンツも1日に三国球場でキャンプがスタートしました。しかし、天候に恵まれておらず、なかなかグラウンドで思いっきり練習することができません。狭い室内練習場を使っての練習となっていますが、それでも選手たちは元気いっぱいです。

第97回 香川・天野浩一「元オリックス・前川の課題」

 2月27日、28日には阪神2軍と交流試合を行いました。27日は香川が単独で、28日はアイランドリーグ選抜チームで挑んだのですが、結果は2連敗。特に27日の試合では四死球やエラーからの失点が多く、反省材料の多い試合となりました。2月の自主トレスタートから1カ月。新人や若手はまず、この試合に向けて調整をしてほしかったのですが、どうしても仕上がりは実績のある投手のほうが良く、経験のない選手に機会を与えられなかった点は残念でした。

第67回 群馬・新井潔コーチ「苦しみを乗り越えてこその真の楽しさ」

 今シーズンより群馬ダイヤモンドペガサスの野手コーチに就任した新井潔です。就任するにあたり、球団からは「選手から嫌われるコーチになって欲しい」という要望を受けました。僕自身、社会人のコーチ時代からの厳しい指導を変えるつもりはありません。特に独立リーグというのは、甘いところではないはずだからです。僕はヤクルト時代、1年間米国留学の経験があります。その時に見た1Aや2Aの厳しさは半端ではありませんでした。シーズン中でも結果が出なければクビになる選手も少なくありません。それでも彼らはメジャー昇格を目指して必死になってやっているのです。メジャーの傘下リーグでもそうなのですから、独立リーグであれば、なおさらです。

第96回 愛媛・沖泰司「史上最強チーム、誕生!」

 2月8日から1週間行った今治キャンプは非常に充実した時間を過ごせました。何より、今年のチームは昨年までとはムードが一変しています。選手個々が高いレベルでレギュラー争いを繰り広げ、こちらがあれこれ言わなくても自主的に練習に取り組む姿があちこちで見受けられました。チーム全体でも守備の連係などは例年になく完成度が高い。ここまでは「ベリーグッド」と評価してもよいのではないでしょうか。

第66回 信濃・佐野嘉幸監督「決して諦めない活気あるチームへ」

 今シーズンより信濃グランセローズ監督に就任した佐野嘉幸です。私は現役引退後ずっとNPBや韓国でコーチや二軍監督、一時はMLB(サンディエゴ・パドレス)のスカウトを行なってきましたが、昨年は初めてどこにも所属せず、時折少年野球で指導する程度の生活をしていました。そんな私に信濃の三沢今朝治球団社長から電話がかかってきたのは昨年11月のことでした。もちろん、断る理由などありません。しかも聞けば、信濃は2年連続で地区最下位とチームが低迷している。これまでの経験をいかし、なんとか再建したいという思いで、監督を引き受けました。

第95回 徳島・堀江賢治「今季こそ優勝を」

 シーズンを前にうれしいニュースが飛び込んできました。昨シーズンの後期に活躍したゲレロが広島の育成選手になったのです。彼の成長については前回もご紹介しましたが、非常にまじめな性格ですから、NPBの恵まれた環境でさらに伸びる可能性は大です。広島はエース格だったルイスが抜け、新しい外国人投手は未知数。最初は2軍スタートですが、しっかりアピールして早く支配下登録を勝ち取ってほしいものです。

第65回 新潟・芦沢真矢監督「一瞬懸命で優勝を狙う!」

 新たな年がスタートしました。今シーズンのチームスローガンは「一瞬懸命(いっしゅんけんめい)」です。実はこれは私のモットーである「この瞬間を生きる」という言葉から考えたものです。いくら後悔しても過去を変えることはできません。そしていくら心配しても未来はどうなるかわかりません。それならば今、この瞬間を大事にしよう、一生懸命生きようという意味です。選手たちにも思いっきり野球ができる今を大事にしてほしいとの願いからチームスローガンに決めました。

第94回 長崎・長冨浩志「元ロッテ・小林、獲得の理由」

 今季、長崎は新たに9名の選手が入団します。オフのトライアウトなどを通じて考えていた補強ポイントは2つ。ひとつは右打者を増やすこと、もうひとつは東北楽天に育成指名を受けた松井宏次の穴埋めです。その目的はほぼ達成できたのではないでしょうか。

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