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金子達仁「春夏シュート」

苦さが残るU-23GK小久保の極端な時間稼ぎ

 前半の早い段階で退場者を出し、絶体絶命の状況に追い込まれた日本を救ったのが、GK小久保だったことに疑いの余地はない。特に、後半開始早々に訪れた1対1でのストップは、まさにビッグセーブだった。彼の活躍
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金子達仁「春夏シュート」

サッカーが聖域ではなくなった苦みと五輪世代への期待

 サッカーだけは大丈夫、と無邪気に信じていた時代があった。 72年のミュンヘン五輪。パレスチナ過激派のテロにより、イスラエルの選手11人が殺害された。2年後、W杯西ドイツ大会でテロは起きなかった。 8
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金子達仁「春夏シュート」

41歳川島の存在感が磐田に与えるプラス効果

 1年前までアマチュアだった選手たちが、立場をプロと変えただけで見違えるようなプレーをするようになったのが、Jリーグ初年度だった。大観衆に見守られ、自分たちだけでなく、ファンもが勝敗にこだわるようにな
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金子達仁「春夏シュート」

伊東の疑惑が晴れた時、協会は特別な対応が必要

 どれほど仲のいい、あるいは付き合いの長い友人であっても、好きな映画や音楽が完全に一致することなどありえない。なので、代表監督が誰を選ぼうが、その選考に異をはさもうとは、基本的に思わない。あいつは俺の
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金子達仁「春夏シュート」

森保監督が守田に直接問うべき「指示して」発言真意

 キロガ、クビヤス、そして超新星と期待されたウリベ。80年代のペルー代表を特集したYouTubeを見ていたら、監督が「DT」と表記されていた。 DT。ディレクトール。日本語に訳すと、指揮者、指導者、映
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金子達仁「春夏シュート」

町田は荒々しく挑戦的な「メタル・フットボール」

“シャンパン・サッカー”。誰が言い出したのかはわからない。初めて聞いたのは、たぶん、わたしが10代の終わりにさしかかったころだったと思う。入手できる映像はほとんどなく、そもそもシャンパーニュ自体を味わ
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金子達仁「春夏シュート」

女子サッカーが滅びる恐怖に打ち勝った

 苦しい、苦しすぎる90分とアディショナルタイム5分だった。 前半を終えた段階で、日本の選手たちには余裕めいた感触があったはずだ。相手にほぼ攻撃の形を作らせず、終了直前の決定機にはGK山下が“山下の4
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金子達仁「春夏シュート」

なでしこに得策ではない北朝鮮との憤りぶつけあい

 前代未聞、言語道断というしかない。五輪出場をかけた一大決戦の会場が決まらない。平壌で戦う心づもりをしていたら大連かも、という情報が流れ、開催まで5日を切った段階でジッダに決まった。「あってはならない
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金子達仁「春夏シュート」

森保体制でファンの不満鎮めるカギは川崎F?

 奥寺康彦をケルンに引っ張ったことでも知られるバイスバイラーは、元来、小さな田舎クラブにすぎなかったボルシアMGを、魅力的な攻撃サッカーで欧州屈指の強豪に育て上げたドイツ屈指の名伯楽である。 国を越え
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金子達仁「春夏シュート」

それでも森保監督で行くべきか迷う

 極論すれば、“監督論”なるものは、好き嫌いということに落ち着く。その人のサッカーが好き。または、嫌い。 わたしは、サンフレッチェ時代に森保監督のやっていたサッカーが好きだった。だから、代表監督になっ
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