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二宮清純「唯我独論」

第1098回 シフトを考える者、破る者“いたちごっこ”も醍醐味

 MLB機構は今季から極端な守備シフトを禁止する。目的は試合時間の短縮だ。これまで左のプルヒッターが打席に入ると、一、二塁間に3人の内野手が集まるのが常だった。この移動時間がもったいない、というわけで
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二宮清純「唯我独論」

第1097回 “名将の系譜”イタリア系捕手・ピアザ監督に侍要注意

 WBCでアズーリ旋風を巻き起こしているイタリア代表のマイク・ピアザ監督は、ドジャース時代、よくスタンドから「ピッツァ!」とやじられていた。やじといっても耳を覆うような悪質なものではない。親しみを込め
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二宮清純「スポーツのツボ」

第243回 野村克也と森保一“メモ魔”の采配力

 現役時代、“メモ魔”と呼ばれたプロ野球選手がいる。南海などでキャッチャーとして26年間プレーした野村克也だ。名選手にして名伯楽でもあった。 ノムさんの実績については、あらためて説明の必要もあるまい。
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二宮清純「唯我独論」

第1096回 オフト・ジャパンに始まった「代表」ブーム

 連日にわたって1面を独占する大谷翔平にとって、日の丸のユニフォームを着てWBCに出場することは、「野球人生の中で叶えたい目標のひとつ」(侍ジャパン公式サイト)だという。大谷のコメントを持ち出すまでも
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二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

「鶴翼の陣」の知将 森保一

<この原稿は2013年3月5日号『ビッグコミックオリジナル』(小学館)に掲載されたものです> 昨年、広島に行くたびに目にしたポスターがある。<おしい! 広島県> 地元出身のタレント有吉弘行がメインキャ
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二宮清純「唯我独論」

第1095回 江川の衝撃から「たかが50年、されど50年」

 あの衝撃の春から、ちょうど50年が経つ。1973年3月27日は、歌人の俵万智風に言えば「エガワ記念日」である。 ところで半世紀前の経済状況は、恐ろしいほど現在と似ている。第4次中東戦争に端を発した石
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二宮清純「スポーツのツボ」

第242回 三笘薫は天才か!? 芸術的決勝ゴール

 続投が決まったサッカー日本代表監督の森保一は慎重な物言いで知られる。 かつて第74代総理大臣の竹下登は、誠実な受け答えながら、明言を避けることから「言語明瞭、意味不明」と揶揄された。 しかし、それは
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