高校時代から“怪物”の異名をほしいままにした江川卓という投手には、なぜか“悲運”の2文字が付きまとう。 甲子園には作新学院3年時に出場し、春は大会記録となる60三振を奪いながら、準決勝で広島商に惜敗した […]
西本幸雄さんが“悲運の名将”と呼ばれるのは、大毎で1回、阪急で5回、近鉄で2回、計8回もチームをパ・リーグ優勝に導きながら、日本シリーズで1度も勝てなかったからである。 西本さんが日本シリーズで喫した3 […]
ロックバンドのベーシストからプロレスラーに転じたハルク・ホーガン氏のリングネームは、米国の人気アニメ『超人ハルク』にちなむ。身長201センチ、体重137キロの巨躯。リング上でトレードマークの黄色のTシャツを、丸太のよう […]
日本人ボクサーの前に、またしても「ウエルターの壁」が立ち塞がった。 さる6月19日、WBO世界ウエルター級2位の佐々木尽が、同級王者ブライアン・ノーマン(米国)に挑んだが、計3度のダウンを奪われ、5回4 […]
もう時効だから書いてもいいだろう。1995年7月10日(現地時間)夜、私が宿泊していたダラス市内のホテルに、ヒューストン日本国総領事館に勤務する外交官を名乗る人物から電話がかかってきた。要件はこうだった。「明日のMLB […]
Ⅴ9巨人を牽引した両雄・王貞治と長嶋茂雄の最大の相違点は、ストライクゾーンに対する考え方だったように思う。 長嶋は、審判が決めた<ストライクゾーンを踏襲しなければならない理由はない>(自著『ネバーギブア […]
沖縄出身のボクシング世界チャンピオンは9人もいる。人口約147万人ながら47都道府県で最多だ。 具志堅用高(WBAライトフライ級)、上原康恒(WBAスーパーフェザー級)、渡嘉敷勝男(WBAライトフライ級 […]
今から50年前の1975年、“セ・リーグのお荷物”と揶揄された広島カープが、球団創設26年目にして初優勝を遂げた。 広島の悲願達成には、東海道新幹線の延伸が寄与したと言われる。開幕前の3月 […]
プロ野球の世界で、6月3日に逝去した長嶋茂雄さん(巨人軍終身名誉監督)ほど“顧客ファースト”に徹した人はいなかった。 テレビのインタビューでは「空振りし、ヘルメットをどこに落 […]
東西の両横綱が、千秋楽に賜杯をかけて激突してこそ大相撲は盛り上がる。 夏場所で2場所連続4度目の優勝を遂げた大関・大の里が横綱(第75代)に昇進したことで、7月 […]
1960年代後半から70年代中盤にかけて“日本人キラー”の異名をほしいままにした韓国人ボクサーがいた。OPBF東洋太平洋の前身OBF東洋フェザー級王者のハーバート康(康春植=カン・チョンシク)だ。 &nb […]
5月24日の北海道日本ハム戦(楽天モバイルパーク宮城)で、平成生まれとしては、初の2000安打を達成した東北楽天の浅村栄斗が、お立ち台で男泣きした。 「泣くなんて想像していなか […]
ただ倒すのではなく、相手にも一度見せ場を用意してやるのだから、やはり千両役者である。 さる5月4日(米国時間)、米ラスベガス。世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥は、挑戦者のWB […]
ゲームはシーソーのように読売ジャイアンツに傾いたり、大阪タイガースに傾いたりしながら、ついに9回裏まできた。スコアは4対4。タイガースのマウンドには7回途中からルーキーの村山実さんが立っていた。 &nbs […]
自分に近い考え方を持つ者、自分に利益を与える者は優遇し、そうじゃない者は徹底して排除する――。民主主義国家を標榜する米国において、ドナルド・トランプ大統領の政治手法は、「縁故主義」(ネポティズム)と呼ばれるもので、きわ […]
少子化で、どの競技団体も普及に四苦八苦している中、“ひとり勝ち”の様相を呈しているのがダンスである。 一般社団法人ストリートダンス協会の調査によると、国内の推計競技人口は2015年の時点で […]
多くのプロ野球関係者が「飛距離は天性のもの」と口を揃える。努力にも限りがあるということか。 ソフトバンクから巨人に移籍したリチャ―ドの打席は、見ているだけでワクワクする。ついでに言えば、ドキドキとハラハラも伴う。打球 […]
生前、野村克也に「現役時代に対戦して最もコントロールのよかったピッチャーは?」と訊ねたことがある。 返ってきた言葉は「小山正明と稲尾和久」というものだった。 「 […]
「オレはバイ(1対1)に強いんだ」 参議院議員になった頃、アントニオ猪木はよくそう語っていた。 理由を訊ねると、プロレスラーとして、長年1対1の勝負を演じてきたから、「相手が […]
1948年といえば、国連で世界人権宣言が採択された年である。第1条に「全ての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である」と謳われている。 この年の6月25日、ボクシングのヘビー級王者ジ […]
昨季、セ・リーグで最も得点の少なかった球団が中日(373)、下から2番目が広島(415)だった。 その両チームが対戦するのだから、今季初の3連戦はロースコアのゲームが予想された。3試合とも […]
ドナルド・トランプ米国大統領の2期目就任から4月29日(日本時間30日)で、ちょうど100日を迎えた。政権スタート直後の100日は「ハネムーン期間」と呼ばれ、支持率は概ね維持傾向にあるのが相場だが、トランプ政権は2月の […]
ひと足早く、埼玉に桜が咲いた。 さる3月20日、埼玉スタジアムでサッカー日本代表はバーレーン代表を2対0で破り、8大会連続8度目のW杯出場を決めた。 「試合内容 […]
6年前に他界した無頼派作家の安部譲二さんは、高校野球の指導者がしばしば口にする「野球は教育の一環」という言葉を忌み嫌っていた。古い取材ノートに、独特のダミ声が聞こえてきそうな“安部節”の一部が残されていた。 「野球用語 […]
阪神世界一。 このワードがSNSのトレンド1位になったのは3月16日、エキシビションゲーム(東京ドーム)で、阪神がドジャースを3対0で破った直後である。 言うまでもなくドジ […]