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二宮清純「唯我独論」

第1149回 過去の宝にも光当てるドジャース大谷効果

 大谷翔平には、未来を切り拓くだけではなく、過去の宝を発掘する力もあるようだ。旧知の古書店の店主と話していて、不意にそんな思いにとらわれた。 店主によると大谷がエンゼルスからドジャースに移籍したのを機
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二宮清純「スポーツのツボ」

第267回 スーツで猪木登場 馬場救出事件の謎

 この1月31日は、“東洋の巨人”というニックネームで一世を風靡したジャイアント馬場(本名・馬場正平)の25回目の命日だった。 力道山の弟子である馬場、アントニオ猪木といえば、我々の世代からすれば、プ
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二宮清純「唯我独論」

第1148回 “低反発バット”ゆえの工夫こそ高校野球の本道

 今月18日に開幕するセンバツは、ロースコアのゲームが増えると見られている。高野連は2年前、打球による受傷事故防止を目的に“低反発バット”の導入を決めた。移行期間を経て今春から新基準の金属バットに統一
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二宮清純「プロ野球の時間」

第785回 岡田阪神、連覇の先にあるもの

「今年は『アレ』を言わずに、連覇。連覇を第一目標に戦っていきたいと思います」<この原稿は2024年3月4日号『週刊大衆』に掲載されたものです> キャンプインするにあたり阪神・岡田彰布監督は、球団史上初
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二宮清純「唯我独論」

第1147回 奥行き計り知れない「ネクスト・モンスター」中谷潤人のボクシング

 ボクサーにとって、リーチ差はともかく、身長差は必ずしも競争優位性を保証しない。短駆のボクサーが貝のようにガードを固め、低い姿勢を保った場合、攻め口を見つけるのは難しい。 たとえば1970年代後半から
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二宮清純「スポーツのツボ」

第266回 エディーが説く「孫子の兵法書」

 1月にラグビー日本代表ヘッドコーチ(HC)に再就任したエディー・ジョーンズが記者会見やトークショーのたびに気の利いたことを言うのは昔からだ。 1月15日のメディアブリーフィングでは、ゴリラを持ち出し
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二宮清純「唯我独論」

第1146回 麟太郎 名門スタンフォードで“文武二刀流”の挑戦

 ある大手出版社の編集者から、翻訳本の解説文を依頼されたのは2003年の秋のことだ。本のタイトルは『マネー・ボール』。主人公はビリー・ビーンというMLBアスレチックスのGMで、セイバーメトリクスと呼ば
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二宮清純「唯我独論」

第1145回 新背番号「5」門脇 巨人「正遊撃手」表徴の道

 巨人のV9は1965年から73年にかけてだ。内野のレギュラーは一塁・王貞治、二塁・土井正三、三塁・長嶋茂雄、ショート黒江透修。背番号は順に「1」「6」「3」「5」。この中で、最も後発のレギュラーは黒
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