23日、日本ハムの糸井嘉男外野手、八木智哉投手の2選手と、オリックスの木佐貫洋投手、大引啓次内野手、赤田将吾外野手の3選手との交換トレードが成立し、両球団から発表された。糸井は3番打者として昨季のリーグ優勝にも貢献。ベストナインに輝き、3月に開催されるWBCの日本代表候補にも選ばれている。一方、木佐貫はローテーション投手で、大引はショートのレギュラー。チームの中心とも言える選手を互いに交換する近年では異例の大型トレードとなった。
現時点では日本人ショート、最後の砦と言っていいかもしれない。今季、埼玉西武からオークランド・アスレチックスに移籍する中島裕之だ。この10年、松井稼頭央、西岡剛、川崎宗則と日本を代表するショートストップが次々と海を渡ったが、メジャーリーグの厚い壁に跳ね返されてきた。中島に関しても米国で成功できるか懐疑的な声も少なくない。しかし、当の本人は至って自然体だ。「メジャーに行くからと言って、特別なことは何もしていない」「今までと同じようにやるだけ」と、ひょうひょうと語る中島に二宮清純が渡米前の思いを訊いた。
チームの顔だった中島裕之がオークランド・アスレチックスに移籍し、今季の埼玉西武はその穴をいかに埋められるかがひとつのポイントとなる。そんな中、名実ともに中心選手として一層の活躍を期待されるのがキャプテンの栗山巧だ。昨季は8月に死球を受け、左尺骨を骨折。フルイニング出場が390試合で途絶え、残りのシーズンを棒に振った。勝負どころでチームに貢献できなかった悔しさを胸に秘め、5年ぶりのV奪回へ挑む背番号1を二宮清純がインタビューした。
北海道出身の鍵谷陽平にとって、地元球団からの指名は最高の結果だった。北海道日本ハムが東京から札幌へと本拠地を移したのは、鍵谷が中学生の時。今やファンの熱狂ぶりは12球団の中でも1、2位を争うほどの、“おらが町の球団”となった日本ハム。鍵谷もまたファンを大切にする同球団に憧れを抱いていたという。その一員となることが、鍵谷にとって何よりの喜びである。今度は自らが地元ファンを笑顔にするつもりだ。
「和製ノーラン・ライアン」がプロの世界に飛び込む――。東京ヤクルトから2位指名を受けた小川泰弘は、元メジャーリーグの速球王、ノーラン・ライアン(現レンジャーズ球団社長)を彷彿とさせるピッチングフォームで、結果を残してきた。東京新大学リーグでは通算46試合に登板し、36勝3敗。特筆すべきは防御率0.60で「ドクターゼロ」の異名をとった。左足を高く上げる現在のフォームはいつ、どのように出来上がったものなのか。
社会人3年目までは思うような成績を残すことができずにいた井納翔一。自らも「4年目はないかもしれない」とクビを覚悟したという。そんな井納に転機が訪れたのは、ちょうど1年前のオフだった。188センチの長身から投げ下ろすストレートとスプリットが自慢の大型右腕。その井納に何があったのか。そして彼のピッチングを変えたものとは――。
28日、松井秀喜がニューヨークで会見を行ない、現役を引退することを発表した。「命がけでプレーし、メジャーで力を発揮するという気持ちでやってきた結果が出なくなった。命がけのプレーも終わりを迎えた」と語った松井。日米合わせて20年間に及ぶ現役生活に終止符を打つことを決意した。日本で復帰しない理由については「ファンは10年前のイメージのままでいる。その姿に戻れると強く思えなかった」と述べた。
プロで2年半ぶりに本職にチャレンジしようとしているのが、杉山翔大だ。彼は高校時代に内野手から捕手に転向。甲子園には出場しなかったものの、強肩強打の捕手として当時からプロのスカウトに注目されていた。だが、早大時代には大きな壁にぶつかり、2年秋からは内野手へのコンバートを命じられ、結局最後まで捕手に戻ることはできなかった。一時は腐りかけたという杉山。その彼を救ったものとは。そして2年半、離れてもなお「好き」と言う捕手というポジションの魅力とは――。
宮敏郎、24歳。早い始動で一本足で立つ独特なバッティングフォームから繰り出す鋭い打球は、見る者を魅了する。身長171センチと決して体格には恵まれていないが、鍛え抜かれた下半身の強さが勝負強いバッティングにつながっている。大学で投手から野手に転向した宮。果たして、現在のバッティングはどうつくりあげられてきたものなのか。
身長188センチ、体重91キロと恵まれた体格の持ち主である赤堀大智。50メートル6秒ジャストと足もあり、俊敏な動きで守備にも定評がある。赤堀自身が最も自信を持っているのは肩の強さで、走攻守に高い身体能力を持っている。そんな赤堀も大学時代には挫折を味わったという。小学2年から野球一筋で来た過去を振り返りながら、プロとしての意気込みを訊いた。
この10年で最下位5度、8回の監督交代……低迷が続くオリックスの再建を託されたのが、来季から指揮を執る森脇浩司である。現役時代は内野のユーティリティープレーヤーとして3球団を渡り歩いた。指導者になってからは長く内野守備走塁コーチなどを務めた。これまでの野球人生、決してスポットライトを浴びる場所にいたわけではない。ただ、西本幸雄、古葉竹識、王貞治らの下で野球を学び、その中で培われた指導哲学は卓越したものがある。組織改革に乗り出した新指揮官は名将たちから、どんな影響を受けてきたのか。二宮清純が訊いた。
東洋大学125周年を迎えた2012年、同大野球部は東都リーグ6連覇、全日本大学選手権3連覇がかかっていた。その大事な年に主将に任命されたのが、緒方凌介だ。ドラフトの候補にも挙げられていた緒方にとって、まさに大一番。ところが――。野球の神様は、緒方に最大の試練を与えた。
埼玉西武からFA権を行使して、メジャーリーグ移籍を希望していた中島裕之が現地時間18日、オークランド・アスレチックスと2年契約を結んだ。背番号は西武時代と同じ「3」。総額は650万ドル(約5億5000万円)で、3年目の契約は球団が選択権を持つ。中島は昨季、ポスティングシステムでのメジャー行きを目指したが、交渉権を落札したニューヨーク・ヤンキースとの条件が折り合わず、西武に残留した。今回は自らが移籍先を選べるFA権を得て、2年越しで夢を実現させた。
MVP、正力松太郎賞、首位打者(打率.340)、打点王(104打点)、最高出塁率(.429)、ベストナイン、最優秀バッテリー賞(内海哲也との受賞)……。7つのタイトルを獲得した阿部慎之助の存在を抜きに、今季の巨人の“5冠”(交流戦、レギュラーシーズン、クライマックスシリーズ、日本シリーズ、アジアシリーズ)は語れない。原辰徳監督が「慎之助のチーム」と認めるように、まさに攻守にわたる扇の要だ。日本代表・山本浩二監督からの信頼も厚く、来春のWBCでは侍ジャパンの主将にも任命されている。大黒柱としてチームを支える心境を二宮清純が訊いた。
ニューヨーク・ヤンキースをFAになっていたイチローが現地時間14日、2年契約で残留することで同意した。総額は米メディアは1300万ドル(約10億9000万円)と報じている。今季途中、11年半在籍したシアトル・マリナーズからヤンキースに電撃移籍したイチローは、約2カ月間で打率.322、5本塁打、14盗塁を残し、地区優勝に貢献。チームはリーグチャンピオンシップで敗退したが、同シリーズで打率.353をマークするなどひとり気を吐いた。
今オフ、メジャーリーグに再挑戦する中島裕之(埼玉西武)の後釜として期待されているのが、ドラフト3位で指名された金子侑司だ。50メートル5秒7の俊足と強肩の持ち主で、バットコントロールにも定評がある。まさに“走攻守三拍子そろった”プレーヤーだ。球団からの期待の声も大きい金子に現在の心境、そして野球観を訊いた。
テキサス・レンジャーズからFAとなっていた上原浩治がボストン・レッドソックスと1年契約で合意した。複数の米メディアが報じており、年俸は425万ドル(約3億5000万円)。身体検査を経て正式に入団が決定する見込みだ。昨季途中にレンジャーズへ移籍した上原は、今季も右の中継ぎとして活躍し、37試合に登板して0勝0敗1S7ホールドだった。レンジャーズが残留に乗り出していたほか、古巣のボルチモア・オリオールズなども争奪戦に加わっていた。だが、現地時間の6日まで行われたウィンターミーティングで、ア・リーグ東地区最下位からの巻き返しを図るレッドソックスが獲得に成功した。
来年3月のWBCに臨む日本代表候補34名が4日、発表された。選出されたのは主将に指名された阿部慎之助(巨人)、チーム最年長(40歳)の稲葉篤紀(北海道日本ハム)、代表になれば3大会連続となる杉内俊哉(巨人)ら。11月のキューバ戦の代表からは角中勝也(千葉ロッテ)、今村猛(広島)など15名が選ばれた。34名はすべて国内組で、今季、日本一の巨人からは最多の8名が候補入りした一方、横浜DeNAとオリックスからの選出はなかった。都内で会見に臨んだ山本浩二監督は「強い決意をもって招集に応えてくれた心意気に感謝している。日本野球の力を見せて戦いたい」と大会への意気込みを語った。
阪神からFA宣言していた藤川球児が現地時間1日、シカゴ・カブスと2年契約を結んだ。年俸は2年総額で950万ドル(約7億8000万円)。3年目は球団が契約の選択権を保有する。藤川は99年に高知商から阪神入り。2005年にセットアッパーとして当時の日本記録となる80試合に登板してリーグ優勝に貢献する。抑えに転向した07年には日本タイ記録となる46セーブをあげた。NPBでの通算成績は562試合42勝25敗220セーブ、防御率1.77。06年、09年のWBC、08年の北京五輪では日本代表に選ばれている。
下水流昂は、これまで常に全国レベルの中でプレーしてきた。「全国制覇」も2度経験している。1度目は小学6年の時、緑中央リトルシニアで「ジャイアンツカップ全国少年野球大会」を制した。主将の下水流は決勝で2死満塁から走者一掃の逆転タイムリーを放っている。2度目は横浜高3年時のセンバツ。準決勝、決勝では4番を任せられるなど主力として活躍し、打率3割5分3厘、8打点をマークした。卒業後は東都リーグの青山学院大、そして昨年からは社会人野球の強豪・Hondaでプレーした。まさにエリート街道を走ってきたと言っても過言ではない。だが、そんな下水流にも野球を続けることを諦めそうになった時期もあったと言う。果たして、どんな試練を乗り越えてきたのか。
来春のWBCに向けた日本代表のスタッフ会議が28日、都内で行われ、大会に臨む代表候補メンバーが決定した。会議後、山本浩二監督は「名前はまだ言えない」と選手名は公表しなかったが、「完全に国内の選手で行きます」と、既に辞退を表明しているイチロー(ヤンキースFA)やダルビッシュ有(レンジャーズ)らも含めてメジャーリーガーはWBCに招集しないことを明言した。また当初は12月1日に大会本部へ提出する28名の予備登録メンバーに5名を追加し、33選手を候補とする予定だったが、「故障者でどうかなという選手もいる。ひとり、ふたりは増えるかもしれない」と人数が追加される可能性を明かした。候補メンバーには今後、山本監督が直接連絡をとり、4日に正式発表される。
まさに“ポスト宮本慎也”にふさわしい選手だ。中学、高校、大学とキャプテンを務め、堅実な守備を誇る谷内亮太。“走攻守” 三拍子そろっていることがウリだが、なかでも最もこだわっているのは守備だという。目標とするタイトルはゴールデングラブ賞だ。大学時代にはレベルの高い東都リーグで優勝を経験。一方で2部降格という屈辱も味わった。その中で「精神面で学ぶことが多かった」という大学4年間を振り返るとともに、プロの道に導いた転機に迫った。
来春のWBCに出場する日本代表の候補選手は28日のスタッフ会議で33名に絞り込まれる見込みだ。その中から28名が予備登録メンバーとして12月1日までに大会主催者に提出される。イチローやダルビッシュ有をはじめ、メジャーリーガーが相次いで辞退を表明した中、国内組のみでどんなチーム編成を行うのか。舵取りを任された山本浩二監督にとって最初の難関が待ち構えている。3連覇へ向けて濃霧の中の船出となった新生・侍ジャパンを二宮清純が取材した。
四国アイランドリーグPlusの2013シーズンの新入団選手採用を目的とした合同トライアウトは23日、埼玉県のヤクルト戸田球場で1次テストが行われた。11月10日の大阪開催に続く首都圏での実施となったこの日は計75名の応募があり、そのうち投手20名、野手37名が夢への第一歩となるテストへチャレンジした。この中から同会場での特別合格者(リーグ入り内定)と2次テスト(12月9日、高知球場)に進出する合格者が決定し、27日に発表される。
“チームのために尽くし、見る人の胸を熱くするベストプレー”に贈られる「ジョージア魂」賞の年間大賞表彰式が22日、都内ホテルで開催された。この賞は缶コーヒーブランド「ジョージア」がプロ野球12球団と提携、さらにNPBパートナー契約を締結して2010年に創設された。今季、12回に渡ってファン投票で選ばれた「ジョージア魂」賞受賞プレーの中から、さらにファンの支持を集めたものが年間大賞に輝いた。栄えある今年度の年間大賞は坂本勇人内野手(巨人)が7月7日(対阪神戦)にみせた、同点のピンチを救った遊撃守備に決まった。また当HP編集長・二宮清純ら6名の選考委員によって「ジョージア魂」賞選考委員特別賞も決まり、こちらは前田健太投手が4月6日(対横浜DeNA戦)に達成したプロ野球6年ぶりのノーヒットノーランが選ばれた。