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マイナースポーツのヒーローたち

中出将男(車椅子卓球)「幕が開けたリオへの挑戦」

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 2012年7月、車椅子卓球・中出将男は眠れない夜を過ごしていた。その日、海の向こうではロンドンパラリンピックの代表選手の選出が行なわれていたのだ。ロンドンへの切符は20枚。当時の中出の世界ランキング
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田中蕗菜(セパタクロー)<後編>「悔しさが促したレベルアップ」

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 田中蕗菜は2010年、同年のアジア競技大会の代表候補に選ばれた。しかし、選考後に発表された代表9名のなかに、彼女の名はなかった。アジア大会はセパタクロー界において、キングスカップと並ぶ最高峰の大会。
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田中蕗菜(セパタクロー)<前編>「運命的な出合いと再会」

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「なんだ、この競技は!?」 小学6年だった田中(旧姓=増田)蕗菜は、偶然テレビで見た球技に目を奪われた。小さなボールを、猛烈なスピードで蹴り合っている。画面の向こうで行われていたのは、セパタクローだっ
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Little Tiger(ムエタイ)「タイガーマスクの継承者、新たな伝説へ」

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 ジャッジを待つ間、王者は下を向き、挑戦者は力強く前を見据えていた。どちらが勝者かは一目瞭然だった。3−0の判定で新チャンピオンが誕生した。9月15日、東京・ディファ有明でムエタイファイターのLitt
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高橋みなと(プロサーファー)<後編>「見る人を魅了するライディング」

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「今日は海に入らなくてもいいかな……」 2011年3月11日、高校2年だった高橋みなとはその日、朝起きるといつものように波をチェックした。仙台新港から臨む海は、不気味なほど静かだった。比較的近い福島県
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高橋みなと(プロサーファー)<前編>「必然だったサーファーへの道」

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「毎日、海にいるのが当たり前でした」 プロサーファー・高橋みなとが初めて海を訪れたのは生後2週間の時だ。サーファーである父とウインドサーファーの母との間に生まれた。名前の「みなと」は、故郷でありホーム
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NO EXCUSE(車椅子バスケットボール)<後編>「言い訳のないチャレンジ」

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「今回の選手権では2人の若手に注目してください」 5月に行なわれた内閣総理大臣杯争奪第41回日本車椅子バスケットボール選手権大会の直前、チームのみどころを訊くと、及川晋平ヘッドコーチからは2人の名前が
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NO EXCUSE(車椅子バスケットボール)<前編>「2年連続準優勝がもたらす光」

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<これは失敗ではなく負けだ。失敗はしていない。失ったものはないと思う。> 2013年5月5日。内閣総理大臣杯争奪第41回日本車椅子バスケットボール選手権大会・決勝。2年連続で準優勝となったNO EXC
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山本祐揮(アームレスリング)<後編>「世界最強の腕力へ」

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「明日、世界タイトルを獲るよ」 世界大会(2010年12月)の前日、山本祐揮は開催地のウクライナから静岡の自宅で待つ妻に電話でこう約束した。出発前は「どこまでやれるか」というまさに腕試しに行く気持ちだ
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山本祐揮(アームレスリング)<前編>「“一瞬の美”に魅せられて」

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 アームレスリングは競技台を挟んで2人の選手が対峙し、互いに腕1本のみで勝負をつける。究極の力比べともいえるだろう。そんなアームレスリング界で、最強への道をひた走るのが山本祐揮だ。その柔和な笑顔とは少
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