第298回 “ミラクル・メッツ”はプレーオフの舞台に戻ってくるか

<最近の数年は誰よりも、このチームを取材してきた日本人記者として、筆者はここで断言したい。長期的視野で少しずつ前に進んできて、ついに機は熟した。2015年、メッツはプレーオフの舞台に戻ってくる。(中略)ナショナルズに誤算が続出した場合、2006年以来となる地区優勝に向かって突き進むこともあり得ない話ではない>

岡崎、“得点特化型”認めてもらえる好環境

 そのスタイルがいよいよゲルト・ミュラー的になってきた、と書いたのはちょうど1年ほど前のことである。ほぼ時を同じくして、ドイツのメディアにも同様の記事が目立つようになった。高くもなければ強くもなく、速くもなければ巧みなドリブルがあるわけでもないのに、なぜかゴールは量産する。確かに、マインツでの岡崎は“爆撃機”と呼ばれた男のスタイルを彷彿させるものだった。

第167回「誰のため、何のため? ~新国立競技場をめぐる問題に思う事~」

 この建物は「誰のため、何のためなのか?」そんな視点が欠けている。一連の騒動を見ていて、そんな印象を強く持った。  安倍晋三首相は7月17日、2020年東京五輪・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場の建設計画について、「白紙に戻す。ゼロベースで計画を見直す決断をした」と述べ、デザインを変更する方針を明言した。

第94回 海外サッカーへの憧憬 〜松原良香Vol.2〜

 2010年10月、ぼくはブラジルのグアラチンゲタという街で松原良香と知り合うことになった。数日後、グアラチンゲタでの練習を切り上げた松原がサンパウロへやってきた。  サンパウロにはリベルダージという東洋人街がある。そこにある居酒屋で松原と食事をすることになった。

“新国立議論”に感じられない「お・も・て・な・し」

 心底呆れ、かつ、ガッカリした。東アジア杯のことではない。あれはせいぜい「軽い失望」ぐらいなもの。国内でプレーする選手たちの意地や下克上へかける思いといったものがあまり感じられなかったのは残念だが、この時期、この大会のために必死になれと言われても、選手としては難しかったのかもしれない。大丈夫。きみたちができなかったことは、海外組がやってくれるとも。

第297回 メイウェザーはなぜアンドレ・ベルトを対戦相手に選んだのか

 当初は誰もがジョークだと思ったカードが本当に実現することになった。  9月12日にラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで予定されている次戦で、無敗の5階級制覇王者フロイド・メイウェザーはWBA世界ウェルター級暫定王者アンドレ・ベルトと対戦する。これまで48戦全勝の現役最強と呼ばれるボクサーにとって、これがShowtime/CBSとの6戦契約の最後の1戦となる。ただ……残念ながら、この試合の挙行にエキサイトしているファン、関係者はほとんどいないのが現実だ。

勝敗はどうでもいい。チームの哲学が見えない

 目の覚めるような一撃、という表現があるが、山口の同点弾ぐらい、この表現にふさわしい一撃はなかった。言うまでもなく素晴らしいシュートではあったが、それ以前に、試合が信じられないほどに退屈だったからである。あのシュートが決まるまで、視聴者が闘っていたのは韓国ではなく睡魔だったのではないか。少なくとも、わたしに関してはそうだった。

第222回「ライブ」 〜松山中央商店街土曜夜市での告知活動〜

 その日、松山中央商店街は、あふれるほどの人々で賑わっていた。  7月25日(土)、松山市の中心街となる「大街道」と「銀天街」、並びに「まつちかTOWN」では、毎年恒例となっている土曜夜市が開催されていた(今年の開催日は、6月20日〜8月1日の間の土曜日)。

第104回 鹿島・石井新監督への大きな期待

 ファーストステージではJ1リーグ8位と振るわなかった鹿島アントラーズを石井正忠新監督が率いることになりました。石井監督は住友金属工業、鹿島でともにプレーした仲。現役時代から自分の役割を精一杯果たし、汗をかいてくれる存在でした。きちんとしたビジョンを持って実践してくれる指揮官だとみています。

早実、なでしこ……「物語」持つチームは強い

 7月下旬の10日間、高校野球の地方予選を取材した。フリーのライターになって20年、甲子園で取材をしたことはあっても、地方大会を1回戦から取材するとなるとさすがに初めてのこと。頭では理解しているつもりだった、この国における高校野球というものの存在の重さを、改めて実感させられた10日間でもあった。

移籍決定

 このたび新しくプレーするクラブが決まりました。香港プレミアリーグに参入するドリームメトロギャラリーです。もともと2部リーグにいたメトロギャラリーというクラブに、プレミアリーグに所属するイースタンのオーナーが出資してでき […]

第296回 トラウト、ハーパーは新時代を開くか 〜2015年MLB前半戦個人賞〜

 2015年のMLBもオールスターブレイクを終え、後半戦が始まった。今季は多くのチームがプレーオフ進出の可能性を残しており、今後も激しいペナントレースが続きそう。そして、ここまでの戦いの中で、25歳以下のスター候補が数多く躍動するフレッシュなシーズンとなっている。今回は、そんな前半戦を振り返りながら、“MVP”“サイ・ヤング賞”“新人王”“カムバック賞”を独自に制定し、後半戦の行方を占っていきたい。

第166回「波乱スタートのツール・ド・フランス」

 世界最大のサイクルロードレース「ツール・ド・フランス」が今年も始まった。3週間にわたってフランス国内を中心に3000?以上を走る自転車レース。自転車に興味がない人でさえ、このレース知っているほど有名で、動く人もお金も他のレースとは比べ物にならない。今月4日から開幕したツールの1週目で、なにやら波乱が……。

第93回 ブラジルの小さなクラブでの出会い 〜松原良香Vol.1〜

 今年は武藤嘉紀がドイツのマインツへと移籍した。欧州の移籍市場が開くたび、日本の有能なサッカー選手が動くことはもはや年中行事となった。UEFA主催のチャンピオンズリーグに繫がった欧州の主要リーグのクラブは、Jリーグと比べてレベルが高いだけでなく、資金も潤沢である。日本以上の好条件を提示されて欧州に向かうことは、プロのアスリートとしては極めて理に適っている。

Back to TOP TOP