ソフトボール
(写真:立ち上がりは「緊張もあった」というアボットだが、ほぼ危なげなかった) 26日、第49回日本女子ソフトボールリーグ決勝トーナメント初日が東京・神宮球場で行われた。第1試合はリーグ戦1位のトヨタ自動車レッドテリアーズ […]
日本女子ソフトボールリーグで、トヨタ自動車レッドテリアーズが連勝街道をひた走っている。トヨタ自動車は今シーズン開幕から18戦全勝とトップを独走中だ。総失点はわずか22。盤石の投手陣を支えているのが、絶対的エースのモニカ […]
(写真:6番・山崎<背番号27>の3ランに沸くトヨタ自動車のメンバー。どこからも点を取れる打線が強みである) 10日、第49回日本女子ソフトボールリーグ第8節神奈川大会3日目がサーティフォー保土ケ谷球場で行われた。前日に […]
(写真:完全試合を達成し、抱き合って喜ぶアボット〈左〉と峰) 9日、第49回日本女子ソフトボールリーグ第8節神奈川大会2日目がサーティフォー保土ケ谷球場で行われた。トヨタ自動車レッドテリアーズは、Honda Revert […]
日本女子ソフトボールリーグ1部で戦う伊予銀行ヴェールズの後半戦(第6節~)がスタートした。伊予銀行は第7節終了時点で4勝11敗。戸田中央総合病院Medics、シオノギ製薬ポポンギャルズと並んで9位となった。2部降格争い […]
3日(日本時間4日)、国際オリンピック委員会(IOC)総会がブラジル・リオデジャネイロで行われた。2020年東京五輪で開催地が追加提案していた野球・ソフトボール、空手、サーフィン、スポーツクライミング、スケートボードの […]
(写真:開幕戦でのベンチ前。秋元監督<左>と殖栗トレーナー) 日本女子ソフトボールリーグ1部で戦う伊予銀行ヴェールズは、前半戦(第5節)を終えて3勝8敗の8位タイにつけている。第5節終了時点で2勝9敗の昨季と比べれば、ま […]
泉礼花の実業団公式戦初登板は、ホロ苦いデビューに終わった。ルーキーながら日本リーグの開幕投手に指名された泉は、“自分のチェンジアップは打たれない”と自信満々でマウンドに上がったものの、ゲーム開始早々に2ランを浴びた。4 […]
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」。これは泉礼花が高校時代の恩師から言われたことわざである。泉は香川県立高松南高を卒業してから6年経った今でも、試合で勝つたびにこの言葉を思い出している。 泉が2007年に入学した […]
小学1年生の時にソフトボールを始めた泉礼花は、父・満のスパルタ指導のもとで日々、練習に明け暮れた。毎日のトレーニングは、親が愛娘に課すメニューとは思えないほど厳しい内容だった。だが、負けん気の強い泉はへこたれなかった。 […]
今季の日本女子ソフトボールリーグ1部は、日立サンディーバ(昨季5位)と豊田自動織機シャイニングベガ(同3位)が開幕カードの第1試合を飾った。サンディーバの先発マウンドに立ったのは、エースの背番号「11」を付けた泉礼花で […]
(写真:USAワールドカップに出場する選手も含めたメンバーが出席した) 2日、日本ソフトボール協会は「第15回世界女子ソフトボール選手権大会」(カナダ・サレー、15~24日)の日本代表結団式・壮行会を東京都内のホテルで開 […]
(写真:試合前の練習でノックをする秋元監督<中央>) 日本女子ソフトボールリーグが16日、千葉・QVCマリンフィールドで開幕した。1部復帰3年目、秋元理紗監督体制で2年目となる伊予銀行ヴェールズは、若手選手の活躍でシオノ […]
(写真:勝利を喜ぶトヨタ自動車バッテリー) 16日、第49回日本女子ソフトボールリーグが千葉・QVCマリンフィールドで開幕した。昨季2位のトヨタ自動車レッドテリアーズは、同6位のデンソーブライトペガサスと対戦。トヨタ自動 […]
(写真:記者発表に出席した全12チームの代表選手たち) 14日、千葉・QVCマリンフィールドで「第49回日本女子ソフトボールリーグ」の開幕記者発表会が行われた。会見には1部に所属する全12チームの監督、代表選手が出席し、 […]
日本リーグ開幕まで、約2週間と迫った。秋元理紗監督体制2年目の今季も1部リーグに参戦する伊予銀行女子ソフトボール部は、目標の10勝(22試合中)に向けて準備を進めている。今年から「伊予銀行ヴェールズ」の愛称でリーグに登 […]
充実の1年へ基礎固めだ。 今季も1部リーグ参戦する伊予銀行女子ソフトボール部は、この冬場、体力づくりに励んでいる。新たにトレーニングコーチとして四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスの殖栗正登トレーナーを […]
(写真:延長タイブレークの末、決勝を制したソフトボール少年男子) 2015年も多くのスポーツシーンが人々の心を動かした。愛媛県では、「2015紀の国わかやま国体」で1203.5点を獲得。天皇杯(男女総合)順位で13位に入 […]
(写真:「集中力を切らさずに丁寧に投げられた」と好投した上野) 1日、日本女子ソフトボールリーグの決勝がナゴヤドームで行われ、ビックカメラ高崎(リーグ2位)がトヨタ自動車レッドテリアーズ(同1位)を1-0で破った。ビック […]
伊予銀行女子ソフトボール部は、1部リーグでの今季の戦いを5勝17敗で終えた。1部残留を決めたとはいえ、順位は昨季と変わらない10位だ。 「最低でも順位をひとつは上げたかった」 今季より指揮を執った […]
昨季からは一歩前進だ。 1部リーグで戦う伊予銀行女子ソフトボール部はシーズン前半を終え、3勝10敗の10位。昨季の同時期が2勝11敗だったことを考えれば、確かな成長を示す結果を残している。とはいえ、2部降格、入れ替え戦の対象となる下位2チーム(11位、12位)に転落する危険性から抜け出せているわけではない。9月からスタートするシーズン後半戦が彼女たちにとって本当の戦いになる。
2013年4月、日本リーグ開幕節。4連覇を狙うトヨタ自動車レッドテリアーズは、毎年優勝争うライバルのルネサスエレクトロニクス高崎と対戦した。長望未は3番センターでスターティングメンバーに名を連ねた。 最初の打席でいきなりチャンスはやってきた。顔には出さないが、胸中には期するところがあったのだろう。バッターボックスに入る長の眼光は鋭かった。一方で打撃フォームから力みは感じられず、悠然とした佇まいを見せていた。「勇気がなかった」という前年の彼女の姿は、そこにはなかった。
「10年にひとりいるかどうかの逸材」。京都西山高校で3年間、長望未を指導した吉田茂樹(現龍谷大監督)は彼女をそう絶賛する。「運動能力が高く、バッティングは器用で何でもできた。打撃に関しては、天性のものを持っていました。タイプは違いますが、同じ左バッターだったら狩野亜由美(現豊田自動織機シャイニングベガ)も並のセンスじゃなかった。そんな彼女よりも上だと思います」。同校のOGであり、日本代表の1番打者として、北京五輪の金メダル獲得に貢献した狩野を凌ぐほどのセンスだったという。高校時代、長はその類稀なる才能を如何なく発揮した。
人生には幾つもの分岐点がある。長望未はこれまで自らの直感を信じて歩んできた。小学3年でソフトボールを始めたのは、彼女にとって“これだ”と思える何かを感じたからだ。長はそれまで小学1年からの2年間、バレーボールをやっており、監督やコーチから「筋がいいね」と褒められるほどだった。だが、バレーボールが彼女の心を打つことはなかった。長がソフトボールに惹かれた理由は、やはりバッティングだった。
バッターボックスに立つ前、トヨタ自動車レッドテリアーズの長崎望未は自軍のベンチを見つめていた。自らの呼吸を聞きながら、集中力を研ぎ澄ましていたのだ。 昨年11月、日本リーグ決勝トーナメント。前年度覇者のルネサスエレクトロニクス高崎との決勝、相手の先発マウンドには上野由岐子が立っていた。北京五輪や世界選手権など数々の国際大会で日本に金メダルをもたらしてきた日本の大黒柱である。 1回裏、1死三塁の場面、先制のチャンスで3番・長の打順は巡ってきた。いつも通りのルーティンをこなす。土埃のついたバットに息を吹きかけ、「頼むよ」と“相棒”に気持ちをこめた。